今朝 四つ角で立ち止まりさてさてこれから どうしよう風が背中を押す方向へそのまま歩いてきたものだから風が止まれば立ち止まるころころころがる 百日紅桃色の花は 風に流され石段の下で ひとかたまりに私も その桃色にすんなり隠れてしまいたいもう風は吹かないような気がするのと 百日紅それなら 自分で方向を決めるより仕方ないと八月の早すぎる秋の気配が鼻先で笑う