お湯の中ぐんと手足をのばしたらつま先からするり抜けてく一日がパソコンの前で集めた言葉たち道草のとちゅうふうと舞い飛ぶそう夜の空にも雲があんなにねベランダで月と会話する帰り道夜空に白いわたぐもが昼間のままにあんなにたくさん耳たぶにしいんと独りが染みてくる扉がパタンと小さく鳴ってそんなこと気にしない人になりたい気付かぬふりか出来れば笑顔