書くのやめたい。
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今日の早朝3時 親戚より連絡が来た
お袋の兄弟の長男が亡くなったとの事
俺がとてもお世話になった人だ 成人した日に、幕張のホテルで この世のものとは思えないディナーを食わせてもらったり
たぶん俺の親戚の中で誰よりも 俺の事をかわいがってくれた人だ
食道ガンねぇ・・・ うちの親戚は皆、ガンにかかると食道ガンなんだよな
早朝6時に家を出て静岡へ
親戚の家に到着すると 総出でお出迎えしてくれた
うちの親族は女系なので男が殆ど居ないんだよな ぶっちゃけ苦手なんだよね
出る話題は決まって 「 いつになったら結婚するのー? 」 「 彼女はいるんでしょ? どんな娘? 」
・・・ 俺の事はどーでもいいだろうよ 鬱陶しいな いてまうどー
おじさんの死に顔は 決して安らかな死に顔には見えなかった
まだ何か遣り残した事があったのだろうか
3人の娘と たくさんの孫 ひ孫も来ていた
たくさんの人達に囲まれて 皆に悲しんでもらって おじさんは満足してなかったのかな 不思議とそう思えてならなかったんだよね
その事をおじさんの娘さん達に話すと 3人とも口を揃えて
「 ガンだとわかったその日から、口にすることは あなたの事ばかりだったのよ? 」
俺の妹は5年前に結婚 その時におじさんに会ったのが最後で 俺に言ってたのは
「 早くお前の嫁さんと子供を見せてくれよ 」
おじさんは俺の幸せになった姿を見るのを ずっと楽しみにしていたんだね
ご祝儀袋を手渡されました
「 これは、にくじゃが君が結婚するときに父が渡すつもりで 準備していたお金なの 」
もうダメだ・・・ 「 俺、泣かせてもらってもいいですか? 」
なんとなく無念そうに見えたのは 俺のせいだったのかよ
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい・・・
俺以外の人達は口を揃えて 安らかな死に顔だと言っていたから 良かったけれど
俺にもし嫁さんと子供ができたら 必ず墓前にご報告に行かせてもらいます
あなたが生まれた時、
あなたは泣いて、
周りは笑っていたでしょう。
だからあなたが死ぬ時は
周りが泣いて
あなたが笑っているような
人生を歩みなさい。
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