書くのやめたい。
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2007年06月02日(土) ごめんなさい・・・

今日の早朝3時
親戚より連絡が来た

お袋の兄弟の長男が亡くなったとの事


俺がとてもお世話になった人だ
成人した日に、幕張のホテルで
この世のものとは思えないディナーを食わせてもらったり

たぶん俺の親戚の中で誰よりも
俺の事をかわいがってくれた人だ

食道ガンねぇ・・・
うちの親戚は皆、ガンにかかると食道ガンなんだよな


早朝6時に家を出て静岡へ

親戚の家に到着すると
総出でお出迎えしてくれた

うちの親族は女系なので男が殆ど居ないんだよな
ぶっちゃけ苦手なんだよね

出る話題は決まって
「 いつになったら結婚するのー? 」
「 彼女はいるんでしょ? どんな娘? 」

・・・
俺の事はどーでもいいだろうよ
鬱陶しいな いてまうどー



おじさんの死に顔は
決して安らかな死に顔には見えなかった

まだ何か遣り残した事があったのだろうか

3人の娘と
たくさんの孫
ひ孫も来ていた

たくさんの人達に囲まれて
皆に悲しんでもらって
おじさんは満足してなかったのかな
不思議とそう思えてならなかったんだよね


その事をおじさんの娘さん達に話すと
3人とも口を揃えて

「 ガンだとわかったその日から、口にすることは
あなたの事ばかりだったのよ? 」

俺の妹は5年前に結婚
その時におじさんに会ったのが最後で
俺に言ってたのは

「 早くお前の嫁さんと子供を見せてくれよ 」

おじさんは俺の幸せになった姿を見るのを
ずっと楽しみにしていたんだね


ご祝儀袋を手渡されました

「 これは、にくじゃが君が結婚するときに父が渡すつもりで
準備していたお金なの 」

もうダメだ・・・
「 俺、泣かせてもらってもいいですか? 」


なんとなく無念そうに見えたのは
俺のせいだったのかよ


ごめんなさい

ごめんなさい

ごめんなさい・・・


俺以外の人達は口を揃えて
安らかな死に顔だと言っていたから
良かったけれど


俺にもし嫁さんと子供ができたら
必ず墓前にご報告に行かせてもらいます



あなたが生まれた時、

あなたは泣いて、

周りは笑っていたでしょう。

だからあなたが死ぬ時は

周りが泣いて

あなたが笑っているような

人生を歩みなさい。


にくじゃが |MAIL

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