書くのやめたい。
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2007年07月12日(木) 接客業一筋14年

ただいま

今日も雨が降ったり止んだりの一日
店は天候に関係なく忙しい

雨が降るのは良いけど
俺が通勤してる時間だけは降らないでくれ

自分勝手だな



近所の焼肉屋に白菜の配達に行った

近いので台車に乗せて持っていったのだが
店を出た途端に雨が土砂降りになる

信号も俺が辿り着いた途端に赤に変わる負けっぷり

雨に濡れながら信号待ちしていると
いきなり傘を差し伸べられた

さっき店でメロンの件で話をしていたお客様だった

「 たいへんねぇ どこまで行くの? 」

そこの焼肉屋まで行く答えると
俺に傘を差し伸べてくれたままついてきてくれた

ありがたい
こういう人に会うと接客の仕事をしていて良かったと思う


接客とは人と人との心のぶつかり合い

言葉先だけのテクニックだけではなく
自分の発する言葉に気持ちが篭っているかどうか

前記したお客様は
お母さんに食べさせるので、なるべく熟したものをと
俺のところに来た人だった

俺がメロンを選んでいると
そのメロンを食べるお母さんはもう90歳になるとかで
メロンが大好物で、買って帰ってくるのを待っているという話をされた

90歳を超えるお婆さんがメロンを食べる姿を想像し
なんとなくほのぼのとしてしまった俺は
いつもよりも丁寧に品物を選んだのだ


口先だけでも渡れてしまうのがこの業界


だけど
今日の出来事は俺に14年前にこの業界に入った頃の事を
思い出させる一件でした


八百屋はお客様の数が多いので、接客も雑になりがち

これからは気をつけよう
初心を忘れちゃいけないよな



にくじゃが |MAIL

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