書くのやめたい。
DiaryINDEX|past|will
ただいま
今日も雨が降ったり止んだりの一日 店は天候に関係なく忙しい
雨が降るのは良いけど 俺が通勤してる時間だけは降らないでくれ
自分勝手だな
近所の焼肉屋に白菜の配達に行った
近いので台車に乗せて持っていったのだが 店を出た途端に雨が土砂降りになる
信号も俺が辿り着いた途端に赤に変わる負けっぷり
雨に濡れながら信号待ちしていると いきなり傘を差し伸べられた
さっき店でメロンの件で話をしていたお客様だった
「 たいへんねぇ どこまで行くの? 」
そこの焼肉屋まで行く答えると 俺に傘を差し伸べてくれたままついてきてくれた
ありがたい こういう人に会うと接客の仕事をしていて良かったと思う
接客とは人と人との心のぶつかり合い
言葉先だけのテクニックだけではなく 自分の発する言葉に気持ちが篭っているかどうか
前記したお客様は お母さんに食べさせるので、なるべく熟したものをと 俺のところに来た人だった
俺がメロンを選んでいると そのメロンを食べるお母さんはもう90歳になるとかで メロンが大好物で、買って帰ってくるのを待っているという話をされた
90歳を超えるお婆さんがメロンを食べる姿を想像し なんとなくほのぼのとしてしまった俺は いつもよりも丁寧に品物を選んだのだ
口先だけでも渡れてしまうのがこの業界
だけど 今日の出来事は俺に14年前にこの業界に入った頃の事を 思い出させる一件でした
八百屋はお客様の数が多いので、接客も雑になりがち
これからは気をつけよう 初心を忘れちゃいけないよな
|