世田谷日記 〜 「ハトマメ。」改称☆不定期更新
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2013年02月23日(土) 風のたてる音

 
明治神宮へ行った時のことで、絶対書こうと思っていたのに忘れてしまった
ことがあった。
帰り道、西参道を参宮橋方面へ歩いているときに、急に聞き慣れない音が
して、びっくりして飛び上がりそうになったのだった。


前にも後ろにも誰も歩いていない。細い砂利道にひとりきり。
道の左手に大きな熊笹が何メートルも続いてはえている場所で、突然の風に
その大きな葉が重なり合いながら揺れる音だと気付いたのは数秒の後だった。


カラカラ、というような音だっただろうか。
とにかく植物のたてる音とは思えなくて、冗談ではなく、軽く身構えながら
まわりを見回したくらいだ。
熊笹の葉だ、と気付いてからは、しばらく立ち止まってその音に耳を澄ませ
た。


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そうそう。今年も御神籤(明治神宮では大御心という)を引いた。
私の命数(占いでいうライフナンバー)は五。なので寝かせて持った六角柱
の木の箱を五回転させてから細長い木の棒を振り出した。
「五とか、五の倍数だったりして」と思った瞬間に、十五番と書かれた棒が
飛び出してきた。 以下、抜粋。


  (十五)心
  いかならむことある時もうつせみの
  人の心よゆたかならなむ


  およそ人の一生には、個人の上でも、社会の上でも、思いがけぬ
  事件が、大小となく起るものです。そんな時、うろたえさわぐよ
  うでは駄目です。日常から常に泰然自若として、不動の心を養い
  ましょう。
  (いつも落ちついて、心は広く豊かに持ちましょう)



やっぱり五の倍数だけのことはあるね。
いまやわたくし消去法により、不動の心でいる以外に致し方のない状況なの
さ。でも、こういうのって「ほかに仕様がない」状態にならないと悟ることの
難しい心境かも。必要なことだけが起こるってのは本当かもねぇ。


赤字で「今日の参拝の記念に大切に保存しましょう」と書いてあったので、
ポケットダイアリーの透明カバーの折り返しに挟んで、大切に持ち歩いて
いる。















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