☆空想代理日記☆
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昨日は、全身のありとあらゆるところをリンスinシャンプーで洗うような意気込みで、いつもの弁当屋へ行くことにした。
雨が降ってきたから近所にあるローソンへ行くつもりだったのであるが、なぜか閉店するため品物が全然なかった。せめて閉店する最後の日まできちんと営業するべきではないのか、と人差し指を店長に向けて言うつもりが下を向いたまま引き返す。
ということで仕方なく、いつもの弁当屋に行くことになったのだ。
相変わらず自動ドアの調子は悪く、全力でぶつかる事故も当然のようにおこなった。
店内はカレーの香りで充満していた。膝をパシンと鳴らしてカレーを注文したのだった。
不逞者、膝をパシンと鳴らす癖があるのである。
かなり素晴らしい音色だった。膝太鼓の神様が初めて微笑んでくれたと勘違いできるほどであった。なので、勘違いをしておくことにしたのだった。
初めて注文したカレーは思いのほか辛く、唇まで喰べられそうなくらい腫れてしまった。嘘である。
カレーが辛かったので、なぜか急に出前一丁の味がするタバコでも探しに行きたくなった。
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