☆空想代理日記☆
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昨日のことを思いだすだけでも指が溶けてしまいそうなくらい暑い1日だった。暑いうえに湿度もあり、したには何もない。
ここ不逞者が住んでいる地域のそばには餃子専門店があって、そこへ行ったというのがだいたいの出来事だった。
というより、それしかしなかった。逆に殺人的なスケジュールでもあった。何もしないことは、何かをさせられるよりも大変だとわかった。
とてつもなくヒマだったので、アフリカから餃子を喰べに行くといった物語を想像した。こんなどうしようもないことを考えてしまえるほどヒマだった。
そして餃子専門店では、安っぽい店なのに禁煙になっていた。下唇を喰べてしまいそうなほど立腹。
それに注文した品物が、あとに注文した人が喰べ終わるまでこなかった。どういうことなのか店員さんに訊ねようとしたら無視された。
もしかしたら他人からは不逞者の姿が視えていないのかと不安になってしまった。隣席の少年に、「ワッターシノ姿ガ、ミエテマースカッ!」と訊いてみた。無視。やはり視えていないようだった。
餃子専門店に行ったのは妄想なのだろうか。
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