☆空想代理日記☆
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かつて免許証の更新を忘れてしまって免許を失った不逞者、久々にドライブという青春が間近に感じられることを楽しんだ。
しかし昨日は運悪く天候が優れなかった。が、助手席の窓枠に手をのせて、初めて外の世界にふれるごっこをしたのだった。
ドライブはなかなか楽しいものだと思ったが、ドライブしているのは運転手であって、助手席でチュッパチャプスを舐めながら景色を視ている不逞者は参加してないのかもしれないと考えられた。
ドライブ中ずっと隣の車のホイールを眺めるために横を向いていたせいか、少しだけ気持ち悪くなってしまった。それにホイールは逆回転しているようにも視えたし、仮面ライダーの変身ベルトのようでもあった。
ドライブの感想を書こうと頭をひねっているのであるが、頭蓋骨が邪魔してうまくひねれないのだった。
ともかく不逞者、自動車のなかに隔離されているように思った。駐車場へ入って停車した時は、自動車というカプセルに閉じこめられて、見物人たちに果実などを与えられて笑顔をみせなければムチで叩かれたりするのではないかと心中穏やかでなかった。
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