舌の色はピンク
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2004年06月16日(水) ぼんやりとした不安

トイレで気張ってるときに地震に見舞われて、
「終わった」 「世界は悲劇で満ちている」
と一瞬厭世主義に陥った。
あのまま家が崩れて、僕の恥辱にまみれた死体が発見されたならば…。
ありえるストーリーを0.5秒で想定してみると、
昨日のうちに自殺しなかった自分が恨めしく思われた。
"排泄している人間が深刻な危機に襲われたならば、
彼は刹那のペシミストとして全てを呪い、
恥が死に勝る恐怖であることを悟るのだ"とか頭に浮かんだ。
擬似哲学者。似非アフォリズム。
世界を見渡せば、あるいは歴史を振り返れば、
かなり恥辱極まる状態で死期を迎えた人がいるんだろうけど、
考えただけで身の毛もよだつ。
いっそこの場で安らかに永眠してしまいたくなる。


れどれ |MAIL