舌の色はピンク
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2005年07月26日(火) マザーファッカー

僕はここ10年ほど唾を吐き捨てていない。
幼きころ母親に教育されたからだ。
「環境破壊だ」と。
純粋な児童にとって母親の説く道義は絶対だ。
以来、唾を吐くことは地球にとって悪であると
僕の中でかなり強めの道徳精神が確立されてしまい、
いまだに ペッ ができない。
タンとかも。カァー ペッ なんて悪魔の所業に近い。

「コーラを飲むと骨が溶ける」
「ハンバーガーを食べると内臓が腐る」
「カップメンを食べると死ぬ」
も強敵だった。
だけど乗り越えられた。明らかに世界中の皆が飲み食いしてるからだ。

およそ中学くらいになると各種の知恵もついてくるし
反抗期的なこともあって母親の物言いに抗弁を垂れるのが
世の一般男子の正常なアクションだけど、
そこで一切の論理を排した母親のヒスを喰らうのも割とありがちだろう。
論争に完璧に勝利したと思いきや
「うるさい!」の一言でひっくり返される逆転劇。
なんなんだろう、あのパワー。

キレイな根拠は無いけど、こういう母親の息子って
30年経っても反抗期な気がする。
親へも世間へも。


れどれ |MAIL