そこにある時間
「出逢うのが遅すぎた」
絶対にそんな事は思わない。この人生で出逢えたこと自体が奇跡だもの。
「あの人」と過ごした今までの「時間」、そしてこれから過ごせるはずの「時間」を自分のための思いでとして綴っていこうと思います。
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2008年03月02日(日) |
20071102の記憶「湿気た足の臭い」 |
今日朝、とっちゃんを迎えに空港まで行った。
飛行機の到着が遅れ、結局到着出口から出てきたのは7時過ぎ。
飛行機の中で少し眠っていたから
と、なんだか逆にハイテンションで話すとっちゃん。
どうしたのかなぁ・・・・?
そう思っていたら、その理由を話してくれた。
大きな荷物を持って帰ろうとしたとっちゃん。おかげでタイ空港でひと悶着、そしてあわや・・・だったみたい。
とっちゃんらしくない行動だった。
家に帰るには早い…ということで、珈琲館でアイスコーヒーを飲むことになった。
この時点で時間はすでに7時50分。
会社遅刻決定
とっちゃんとの時間が大切な私に、とっちゃんとのせっかくのコーヒータイムの時間を断る事なんてできない。
たっぷり1時間。
ずっと私はとっちゃん話をニコニコ聞いていた。
それだけで幸せだったの。
8時50分くらいに「あの人」を家の前で下ろす。そしてまた夕方逢うことを約束した。
私も来週、上海に出張に行くから、とっちゃんにコロコロのついたカバンを貸してもらう約束をした。
そして今日はいつもの時間より30分早い、5時半。
とっちゃんはすでに車の中で待っていた。
私は早速とっちゃんの車に乗り込んだら、なんだか眠そうなとっちゃん。
どうやら昼間仕事に行って寝ていないらしい。
「足裏マッサージしてあげるから、30分ほど寝たら?」
と、とっちゃんに言ってみた。すると
「ほな、ちょっと寝ようかな」
と言ったそばからすぐ寝息を立て始めた。
よっぽど疲れていたんだろうな。
・・・まぁ、とっちゃんを迎えるために4時に起きた私も相当眠いけどね。
とっちゃんが寝ていた30分間、私はずっとだまってマッサージをしていた。
安心してぐっずり眠るとっちゃんの寝息を聞いているだけで嬉しかった。
とっちゃんの湿気た足の臭いにはこの頃慣れた。
慣れた・・・のもあるけど、安心感を覚えていた私自身もどうかな?と思ったり。
慣れというのはなんとも恐ろしいものだと改めて思った。
きっかり30分後、とっちゃんを起こした。
そして
「奉仕の時間やで」
ととっちゃんが一言。
そして
私は目に涙をためて、無言になった。
のどの奥まで、「とっちゃん」を含み涙がこみ上げてきた。 だけど、とっちゃんはとても気持ちよさそうな声を出すから、私は涙を我慢し、そしてとっちゃんを含み続けた。
時刻は6時半。とっちゃんが家に帰る時間になった。
帰り際、とっちゃんが言った珍しいセリフ
「土日おまえ時間あるか?」
とっちゃんから私のフリータイムの時間を聞くことなんてめったにない。
逆にあると言えば、私でなければできない用事がある時、こんなきき方をしてくるとっちゃん。
さて、どうなることやら・・・。
Toっちゃん
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