はーと&ダイアリィ
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2009年03月02日(月) |
コミュニケーションについての講演会 |
松山の先輩カウンセラーS.Kさん(カウンセラー歴、約10年)の講演会に行って来た。 私とこの先輩カウンセラーS.Kさんとの関係は、日頃から何かとお世話になっている間柄であり、S.Kさんはカウンセラーとしての才能もかなり優れており素晴らしい方なので、私の中で信頼と尊敬を重ねているのだ。
講演会の内容は他者とのかかわり方、そしてコミュニケーションについてのことだった。その中で、「やっぱり!」と思えることが多々あり、私の中で共感と感銘を受けながらS.Kさんの話に心を研ぎ澄ませて聴入れていた。 一番印象に残った言葉は、「人というものは、人との関わりの中で成長するものだ」という一見当たり前のようだが、これがなかなか難しい課題だそうだ。
ましてや今は昔と違って、携帯電話やパソコンなどの過大な普及による影響に依るメールでのコミュニケーションが著しく多いというが、これでは「人との関わりの中で・・・」といっても相手の表情や言動を読み取れない為、 いろんな誤解も招きやすいというのも当たり前のことなのではないかと思う。 人というものは言葉よりも、顔の表情や態度(行動)の方を重要視して 相手に伝わってしまうというのが正解なのだから。
そういった事から考えても、自分の気持ちを言葉にして相手に伝える という大切な意思表示も 今の現代人には上手くできない人が多いという原因も、 ここら辺から来ていることだろうと思った。 このことは以前に、私とカウンセラーのS.Kさんとの間でもよく話題にしていたことだった。 これは講演会の中でもお話されていましたが、人との関係は苦手だと自分の中で決め付けてしまって、 わざと避けたり、逃げてること自体が大きな誤りだと話されていた。 確かに、人との繋がりの中で時には傷つくこともあります。 でも、そういったようなことに決して怖がらないことが大切なことで 傷ついたり悩んだりしながら 人は多くのことを学んでいくものだと話されていました。 それを聴いていた私自身も同じようにそう思いました。
まぁ簡単に言えば、生きている上で友人であれ知人であれ 何であれ 自分の人生の中でいかに多くの人達と知り合うことができて ある程度の深い関わり方を築きながら対話を一番に重点に置くことが、 人としての成長への早道なのであろうと常に私の中でそう感じていたからだ。
人との上手なかかわり方で一番の根本は、自分という人間を 自分自身が知ることだと思う。 これは私達カウンセラーの間でも大切なテーマの一つだ。 そこが解っていないと、いろんな問題が起きても空回りするだけで 解決の道がないというのが本音なのだ。
ここら辺も、子供時代にいかに多くの友達(親友)と遊んだり話をしてきたかによって、友達を通して自分という人間を知ることができると言える。 そういったことで大人になってからも友達を作るということは、このような意味が含まれているからなのでしょう。
友人や恋人(夫婦)など、近い関係なほどお互いに対等な関係作りをしていかないと上手くはいかないものです。 それには常に、自分の本音というものを素直に表現していくことが要だと言えますね。 上手に表現ができる人とは、人間関係の上でも上手く潤滑できる人なのでしょう。 これもまた「人とのかかわり方」の重要な要素の一つとして、教育カウンセラーの間では大切なテーマになっています。
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