2009年07月27日(月)
十年以上使ってきたサザビーのシステム手帳とそろそろお別れみたいです。 誕生日にこのシステム手帳をもらったとき、はっきりいって「厄介な物をもらったな」と思いました。 それまで、手帳は毎年新しい物を買っていて、それが年末の楽しみのひとつでした。 だから、なんだか私の楽しみを奪われたような感じがして、素直に「ありがとう」と言えなかったことを覚えています。 小さくて薄い手帳を好んでいた私は、この皮でできた大きめのちょっと遣いにくいシステム手帳をどうも好きになれませんでした。
それでもせっかくプレゼントしてくれたのだからと、いやいやながらも使い始めたシステム手帳。 予備のコンタクトレンズを入れていたり、取材先でメモ帳を忘れたときに活躍したり、バンドエイドやプリクラ、ちょっとした手紙、新宿中央公園でもらったモミジの葉っぱ。 いつしかその手帳は、私の思い出帳となり、そして私のトレードマークになっていました。
それでも、そろそろお別れです。
最初、紺色だった皮は時を経るに連れて緑を帯びてきて、縫製がゆるみ、ほころんできています。 今は3センチほどの穴。 これ以上大きくなると、今までためてきた思い出がぽろぽろ、ぽろぽろとこぼれ落ちそうです。
さぁ、次はどうしましょう。 新しいシステム手帳を買うか、それとも今、あまたの人がしているようにケータイに予定を入れていくか。 昔に戻って、毎年、手帳を買い換えるか。
まだ手帳が壊れてしまうまでに少しは時間があるようです。 もう少し、迷うとしましょうか。
おやすみ。
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