2013年12月14日(土)
毎年恒例の忘年会でした。
恒例だけど、かつてのように一芸を披露する人はほとんどいません。 毎年思うけど、ちょっと(かなり)寂しいけれど、仕方がないのでしょう。 あの、誰かが何かをしなければいけない使命感。 誰かが何かをすることで、あの場所をみんなで支えてきたと思っていたけれど、私の錯覚だったのでしょう。
錯覚だったとはいえ、私は唄いました。 毎年変わらずしていることを、今年から変えるということをしたくなかったからです。
とはいえ、私も変わりました。 みんなの一芸を一生懸命に見ていられなくなりました。 会場はつねに子どもがうろうろしてざわめき、私は私で自分の子のことで手がいっぱい。 そんなに広い会場ではないのに、前でしゃべっている人の声が届きません。 だから、一芸披露する人が減ってきたのかな……。
といっても、私の一芸は宛先の決まっている手紙なので、極端な話、誰も聞いていなくてもいいのです。 手紙が無事に宛先に届けばいいのですから。
今年の歌は「子守唄」にしました。 十数年前に、旅人宿のオーナーが歌った曲に歌詞を与えなおしたものです。 おそらく誰もわからなかったと思うけど、よくできた歌詞になったな、と思います。
来年も唄います。 そして、来年も同じ思いをするのでしょう。 それでも、私は唄います。 自分のために。
おやすみ。
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