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安定した生活のこと。 - 2012年09月27日(木)

入社以来、初めて深夜残業というものをした。

それまでは大晦日に22時くらいまで残って仕事をしたり
というのはあったが、今回のように深夜の2時まで残業を
したのは初めてのことだった。

とは言えども、私自身はそれほど役には立てず、上長の
指示通りに動くのがメインで、作業サポートをしたりと
そういった雑用・庶務仕事しかしていなかったけれど。

それでも、こうして遅くまで働くというのは新鮮だった。
翌日(すでに当日だったが)も、早朝出社し、お客様と
打ち合わせをしたりして、働いている実感が持てた。

やっと社会人らしい時間の過ごし方(ただしそれが良いか
悪いかは別として)が出来て、少し嬉しかった。
やはり、同年代の知り合いなんかが「遅くまで残業した」
という話を聞くと羨ましかった。
それは残業代が弾んで懐が豊かになる、というのもあるが
それ以上に仕事にどっぷり浸かる生活に憧れたからだ。
自分の職場には、そこまでの繁忙は、今のところ無いから。

ただ、いざ自分がそこまで浸かってみるとさすがに疲れる。
でも、悪い気はしない。若いときはこうあるべきだと思う。

今の自分の環境を羨ましがる人は多いかもしれないが、
若いのにこんなにまったりぬるま湯に浸かっているのも、
とても怖いものがある。とは言え、じゃあそこから抜け出て
お前に何が出来るかと言われても、何も出来ない気もする。

何が言いたいかというと、もっと働きたい。

***

実は今回、異動が出て上司が変わった。
今まで結構理解のある上司だったが、今度の方はどうだろう。

***

この前、恋人と就職活動時代の話をしてみた。

正解だったのだろうか。
たくさん会社を見た中で、ここを選んだ自分は。

選ばれる。選ぶ。そんなのはどうだっていい。
結局は、その先なんだろうな、と思った。
ある一点で人生が決まるわけじゃない。けれどもその一点は
確実に人生を構成しているし、構成していく。

***

すこし、涼しくなってきた。

窓を開けて網戸にしてベッドに寝転んだ部屋は、心地良い。
少しだけだが、安定した生活、だと思った。

求めるべきは、安定した生活。
給料が安定している、というよりは、精神の安定。

そんなことを、ふと、思った。

***

結局。深夜残業をしてろくすっぽ睡眠時間も取れない、
そんな、傍から見たら散々な誕生日だったが、それでも
自分に勝手に課した使命みたいなのは、心地よかった。

誰かがやらねば。自分がやってみればいい。
できるかわからないけれど。それでも。

***

新しい上司が嫌だったら、それを理由に転職を考えたい。
弱い心です。

***

2012/09/27 22:28


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