価値を生み出すということ。 - 2013年10月23日(水) 先日、とある用事で帰省したときのこと。 結構年の離れた従兄がこんな話をしていた。 「ここは、こんな田舎だけど、こんなビジネスをしたい」 冗談半分かもしれないが、面白い発想だった。 そのとき、従兄は私にこう言った。 「お前は東京で働いていてこういう仕事をしてる。 だから、田舎でもしこの商売をしたら、きっとお前の 今の仕事は、こうやって活かせるだろうな」 けど、まったく私には自信がなかった。 それは謙遜ではなく、本当に自信がなかった。 何を言いたいかというと、自分の価値が無い気がした。 私はこの数年間、社会人として東京に出てきて働いて。 そうして身につけてきたものはなんだろうと考えてみた。 しかし、何も身につけていない。そう思った。 対人能力? たかだか社内で別部署の関係者とメールや電話する、 それで「対人能力に自信あります」と言えるか?言えない。 じゃあ営業力は?技術力は?事務は? 経理や総務の本部作業・管理作業は? 何も身につけていなかった。何も誇れるものがなかった。 そういう会社なんだから仕方ないよと、会社を責める前に まず自分が変えなきゃいけないような気もする。 「社外に出たときに、自分に何ができるか」を考える。 自分なりには、そういうことをしてきたつもりだけど、 全然できていなかった。 働くということは、価値を生み出すこと。 でもその価値は、どこで通用するものなのか。 東京でこんな小難しいような仕事してます、っつっても 会社の外の人たちにとっては何の役にも立たないことだ。 役職や年次が上がるにつれ、お金の計算や、経営計画の より漠然とした資料作成ばかりをするオジサンたちを 見て、「自分もこのままでは、こうなる」と不安を抱く。 数年経っても何もできない自分に愕然とするけれど、 それを受け入れねば、前に進めないようにも思う。 *** 2013/10/24 04:57 ...
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