公園のそばを通りかかったら、柵の向こうにきれいな黒猫の後ろ姿が見えたので、寄っていって「ちっちっ」と呼んでみたら、振り返ってくれた。でもその顔に「なんだ!胡散臭い奴め!」…と、書いてあった。本当に・・・。
「えーと、えーと、胡散臭いのは野良猫(たぶん)の貴方のほうであって、私は胡散臭くないもん!」…と、むきになっている私が脳内にいた。でも、胡散臭いと思われる理由について心当たりがある。
はるか昔子どもの頃は、野良猫さんだってためらいもせずハグしたものだけど、大人になってしまうと、「バイキンが…」等と考えてしまって、やたらに手が出せなくなっている。本当はさわりたいのに、仲良くしたいのに…でもすぐに手を洗えないし…でもなでなでしたいのに…でも…でも…
十分胡散臭い奴じゃないか?…私。
|