2013年04月12日(金) |
日記:心にわだかまる |
取り立てて書くことはないのだけど、時々ふっと訪れて心にぽつっとシミを残していく何者か…。ちょうど今日そやつが訪れて私の心にツンと冷たい足跡を残していったのだ。
近々着物を着てちょっとがんばった所へ出かけるので、ここ何日か着付けのお稽古に精を出している。当日ちゃっちゃと着付けるためにはもう慣れるしかないのでそこはまぁ、がんばっているのだが、着て行く着物について考えると心のシミがじわっと大きくなりそうで、何も考えないようにするのがせつなかったりするのだ。
自分で縫えば着物も安く手に入るだろうと思って始めた和裁だったけど、安く手に入るものは、たいてい安っぽかったりするわけで、今回は遙か昔、嫁に来る時に親が持たせてくれた中の一つを引っ張り出して着るので、あの時にはきっと安くはなかっただろうけど、さすがに今この年で…と思うと、せつなくなってしまうのだ。
何も考えないというのは難しい。
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