Stand by me,please my friend
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岡山、西大寺からバスで30分強。宝伝港から船で15分。人口50人程の犬島にあるアートプロジェクトを観に行った。
の、前に昼ごはんを『trees』で。柔らかい鶏肉と野菜と玄米のカレーは美味しく、店員さんはイケメンだった…。
プロジェクト名は『精錬所』。その名のとおり、過去に銅の精錬所があった場所。その遺構をそのまま利用して作られたアートは、無骨なようで緻密に計算され尽くした素晴らしいもので、一度で気に入ってしまった。特に、最後の部屋は文学部生ならにやりとしてしまうものだった。
最後のレストコーナーにいたおばあさんは地元の方で、この遺構を遊び場として育った方だった。昔の犬島がどんな場所だったか、山はどんな様子だったか、色々と話してくれた。今はこうやって観光客が訪れる場所になったけれど、過去には間違いなく公害や色々な社会的な歪が生まれていたであろうこの土地で育ったこのおばあさん。ただ地元の雇用を生むだけじゃなく、語り部としての役割も担ってもらっているんだろう。
船の時間までチケットセンターのカフェで時間つぶし。地元の柑橘類を使ったジャムと蒸しケーキ。精錬所で作られた柑橘類を使っているそう。
高速艇で1時間で直島へ。この旅2つ目の目的、つつじ荘のパオで宿泊。モンゴルのパオを移築しているそうで、部屋の中はエスニックな雰囲気。ストーブを炊けば暖かいし、非日常感が増してとても良かった。
カオリ
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