誰にも言えない

2025年03月26日(水) 嫌味ったらしい

週に一度ガイドヘルパーを頼んで障害者向けのスポーツセンターに行っている。
今日はいつものヘルパーが休みで、代わりにサービス提供責任者が来た。
スポーツセンターの前に図書館に寄りたかったので、その旨をあらかじめメールでサ責に伝えておいた。
現われたサ責は、足の骨折が治りかけとかで、松葉杖を一本だけ突いていた。足を怪我したことを私はまったく聞いていなかった。
図書館へ行っても大丈夫かと確認したところ、大丈夫だとのことだった。実際、歩くのはほぼ問題ないようだった。

夜、母親が「ヘルパーさん(サ責のこと)、スポーツセンターだけ行けばいいと思ってたら図書館まで行かされて大変ね」と言ってきた。
図書館へ行きたいことは事前に伝えていたとい言っても母親は引き下がらず、「でも、大変だったでしょ」と繰り返す。

ふざけんなよ、クソが!

本当に嫌味ったらしい。
怪我のことを私は知らなかったし、図書館に行きたいとメールしたときも、今日も、無理だとは言われなかった。
もし、サ責が内心は大変だったとしても、第三者に「大変だったと思うわ」と話すならまだしも、なぜ当事者である私にそんな嫌味を言わなければならないのだろう。
家に着たサ責を見て初めて怪我のことを知り、その場で「やっぱり図書館は行かなくていいです」とでも言えば良かったのだろうか。そんなことを言っても「いえいえ、大丈夫ですよ」と返されるだけだろうし、あらかじめ予定を伝えてあって断られてもいないのに、客である私がそこまで気を遣わなければならないのはおかしい。
歩くのに問題はないとはいえ、あまり速くなると悪いだろうと思って車椅子の速度を調整した。こちらは十分気を遣っている。気を遣ってゆっくり歩かなければならなくて、迷惑なくらいだ。

それなのに、怪我の当事者でない母になぜそんなことを言われなければならないのか。
あまりに腹が立ってブチ切れたが、母は私がなぜそんなに怒るのか理解できないようだった。
そもそも、人の介助がなければ生きられない煩わしさと腹立たしさを母は分かっていないのだろう。
本当は他人と関わる煩わしさなしに、どこへでも独りで気ままに行きたいが、それが叶わないのでこんな人生を我慢し、そのうえ、介助者に気を遣わなければならないし実際気を遣っている。
そういう日々の煩わしさ、腹立たしさを分かっていないから、気軽に嫌味が言えるのだろう。

普通、介助される当事者に向かってそんなこと言わないだろう。
本当に、神経が理解できない。

報復を考えねばならない。
どんな報復がいいだろうか。


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憂鬱天使

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