私が読んでいる本を、母親が「うわー、つまんなそうな本!」と言った。 信じられない。 他人が好んで読んでいる本のタイトルを見ただけでそんなことを言うなんて、人としてどうかしている。 どうして、思ったことを心に留めておけないのだろう。
別件。 両親は互いを長年「お父さん」「お母さん」と呼んでいる。 ところが、数日前から急に母親が名前で呼び合おうと言い出した。 相変わらず「お母さん」と呼ぶ父親に向かって、母が「(名前で呼んでと)何回言えば分かるの!」と強く言った。 「何回言えば」って、たった数日で何を言ってるんだか。 こっちは33年以上も父親から性被害に遭ってきて、「嫌だ」「やめて」を何百回、何千回言ったか分からない。それでも父はまったく意に介さずやめなかった。 何回言っても伝わらない、分からない、理解しようとしないのが父なのだ。 母もそのことを知っているのに、私がいるところで、互いの呼び方などというどうでもいいことでそんなことを言うなんて、本当に無神経だし、父の私に対する長年の性加害を軽く考えているか、忘れているのだろう。
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