長い孤独を癒す恋の発見と驚き、愛の成就が人生をどれだけ輝かせるかを訴えつつ、やがて訪れる愛の喪失が及ぼす実存への影響を、冷徹に見つめる著者の眼差しが強い印象を残す。
十、愛の完結
1、人間愛の根源は 生命体の尊厳と それに対する愛情からである
2、人間愛 人を憎んではいけない
3、彼にとって幻想と現実は等しく 苦しみを乗り越えた しずかさと 命の透明感に溢れていた
4、かなしみとくるしみを乗り越えた 逆境と試練のなかでしか 人間の絆は立証されない
5、一人の人を一生愛し続ける大事さは 運命の人と出会えた幸運ゆえ
6、一人の人を真に理解する大切さは 真に愛するために必要な動機になる
7、恋のくるしみ・かなしみがないのは 人間愛ゆえ 運命と戦うためである
8、きみを妻として苦楽を共にし 生きるよろこびを分かち合う こうして人は 運命を克服し愛を完結する
9、恐れることはない 過去から未来まで 生命は連続する
にほんブログ村
|