一、過去
1、過去は実在しない 化石が残存しているから しかし、過去は人の記憶のなかに、 存在します 一人一人の魂のなかに、 一つ一つの異なる過去、 つまり、そのひとの時間と空間の痕跡が、 存在します
2、ある時は、悲惨な戦争体験として ある時は、初恋の甘い想い出として
3、このことは、認識論と存在論、 あるいは、観念論と唯物論を、理解するための、 カギになるかもしれない
二、過去
現在は過去を包容している 現在とは別に、 恐竜の生きている世界があるわけではなく、 現在の地層のなかに、 化石として骨が残っている 過去は記憶や推測などの、 想像の世界であり、 実体のない世界である
三、生
それらは私のために死んだのだ 死んだから食べたのではなく、 食べるために殺されたのだ 私の生は毎日毎日、 それらの犠牲の上に成り立っている 私の一つの命のために、 数多くの生命が消費されている 生は他の生を犠牲にしなければ、 存在できない 私の生は多くの死によって、 支えられている
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