悩みは人生を充実させる/文集「人生の時」

2014年04月03日(木) 7、人生の所感(2)

一、孤独な人に
1、孤独に育った人は、やがて我欲と渇愛に、苦しむ。
  それを満たそうとするのが、自己承認の欲求だ。
2、自己の良い所を並びたてて、かえって疎まれる。
  人格障害者として、疎まれる。
  なぜなら、人は、自己の為にならない者を、受け入れないからだ。

二、愛の欠如
1、人は、両親から愛されないと、我欲と渇愛に苦しむ。
  我欲は、自己愛に似ているが、
  自己中心性や自己本位を、持っている。
  渇愛は、自己承認の欲求を生む。
  自分や自分の世界を美化したり、
  必要以上に、自分の長所を並びたてる。
  その結果、他から疎んじられて、社会的疎外に苦しむ。
2、あなたの詩は、自他に対する、稚出な説得にすぎない。

三、付き合い
1、コミュニケーションと、付き合いは違う。
  その人の付き合いは、作戦と常識を使う。
  常識の範囲を越えないから、
  作戦であることに、気付かれない、見破られない。
2、しかし、本心を話さないから、その人は孤独だ。
  しかし、それを好む。
3、同情を求めないかわり、同情もしない。
  助けを求めない代わり、助けもしない。
  その人にとって、それが当然なのだ。

四、人との付き合い方
1、相手への心使いを、忘れない。
  人の運命・生き方/性格・意見を、責めない。

五、ちょうどいいくらいの不幸
  私は、正直いって、苦しい人生だけど、
  かといって、幸福は物足りない。
  しかし、苦しいのは嫌だ。
  ちょうどいいくらいの、苦しさを望む。

六、善の実現
  行き過ぎた、個人の自由と欲望によって、
  善や善良が、踏みじられている現代を、
  批判するのは、
  人類の究極の目的が、善の実現だと思うからです。

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