初恋
一 AKIちゃん/君の名を/呼んでいいかい 空には/空の高さがあり/ 海には/海の深さがある わたしの初恋も同じだ 君への思いを/大空に届けたくて/ 君への思いを/深海に沈めたくて 君は/わたしの知らない場所に/ 存在している あるいは/一番近い所/ 記憶の痕跡として/ 実在している
一 君を忘れたことはない わたしの利己で/壊した恋 しかしこれほど/ 清くて/正直な恋は/なかった 君だけが/わたしのことを/ [ ]とよんでくれた 君は/とても/聡明な妹だった 恋ではなく/一番の友でもあった 43年間も/心の中に抱いている/わたしを/ 君たちは/きっと/笑うだろう すべては/過ぎ去ったこと 記憶の痕跡に/すぎぬ 君が/どこに/存在しようとも/ 私の心の中に/実在している それだけは/確かだ
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