2014年10月02日(木) |
56、わたしのこころの虚構 |
一 AKIちゃん、元気にしてるかい。 いま、どこに、住んでいるの。 家族は、元気かい。
一 世間の噂で、 福岡教育大を出て、 高校教師になり、 校長先生に、なったという。
一 きみが、校長なんて。 わたしのこころの中では、 おさげの少女のままだ。 瞼を閉じると、 端麗な容姿が、目に浮かぶ。 少女でありながら、 キリリとしている。 「−−過ぎる」と、何度か、諭してくれた。
一 中2のときに、人格障害に、なっていた。 わたしは、「悲の詩集」を、書いた。 もう、その文集は、わたしの手にない。 きっと、きみの手にも、ないだろう。 そこには、生の悲劇性を書いた。 生きる悲しさ・愛する苦しさが、書かれていた。
一 半年の文通のすえ、 半年で、こころを閉じた。
一 AKIちゃん、元気にしてるかい。 いま、どこに、いるの。
→文集/「生きていることの哀感」 2014・06・13〜10・03〜 にほんブログ村→ポエム→詩集
|