2004年08月01日(日)...試験中

 雲の流れが速い、と思った。窓紗越しの煌きはひらひらと零れて、無造作に広げられたプリントに停まる。文字と文字の隙間に諦めを見出した後は、蝉の声に後押しされる様にふらり空想へと入っていった。
 窓の外には鉄棒と螺旋階段、喚起される躍動。

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