2005年07月02日(土)...見たくない

 目玉をいっそ潰して仕舞おうかと思った。躊躇いはなんとなくで、代わりにサラダボールに転がるプチトマトに思い切りフォークを突き立ててみる。
 張りのある表面から一瞬の抵抗を受けた末に、心地よい音と共に包まれた種が辺りに飛び散る。頬に付着したそれがつーっ、と流れて、唇の上で止まった。

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