2006年05月06日(土)...虚ろ
ビジネス街に程近い享楽街のスターバックスは閑散としていて、異国のカップルが1組細やかな日常を送っているだけだった。ウィンドウのすぐ傍を車が足早に通り過ぎてゆく。 興奮が過ぎ去った後のがらんとした空気に、住み分け、という言葉が浮かんだ。其処には持ち場に戻った男女の、劣情を白々しく見遣るような否定と繕いが伺えて、少しだけ可笑しい。この降り注ぐ陽射しを窖で遣り過ごすひゅうひゅう、とした気持ちが其処彼処に漂って、ぐらぐらと引き込まれていた。
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