2006年06月25日(日)...泣き顔

 愛していると告げる口元が歪んでゆくのを、不思議な気持ちで眺めて居た。滴る水分が透明で、毎日そんな風に涙してくれるのならば、傍に置いても良いとすら思えた。拭いもせず嗚咽を堪えたまま、静かに佇むその様子に少し、魔が差したのかもしれない。跳ね除けようと思えば直ぐにでも引き剥がしてしまえる距離をただ縋るような拒否で受け入れる姿に、徐々に力の篭る指が肩に食い込んでゆくのを感じながら見蕩れていた。

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