待ちぼうけ日記。

2014年10月30日(木) 何もしませんから。

水曜日。

月末近くになると
わりと会えることが多いので、
2日続けて会えるかも・・・。

待ち伏せしていたら
よく見える場所に座れると思って、
1本早めの電車に乗ってみた。

あの人の駅で一度降りて
トイレに寄ろうと思ったので
いつもより3両前寄りの車両に乗ったのに、
窓の日よけ越しにホームを見ていたら
あの人が立っていた。

えー、早いじゃない。
しかも私、3両も前に乗ってしまったし。
諦めようか・・・。
でも最近あんまり会えないし
諦めるのはもったいない。

3両後ろまで、ふらつきながら電車の中を歩いた。

いつもの車両まで来たけど、
あの人がどこにいるのかわからない。
きょろきょろするわけにもいかなくて、
適当な場所につり革を持って立って
本を読んでいた。

途中で空いた席に座ってから
少し周りを見回してみたら、
向かい側のドアの窓ガラスに
あの人が映っていた。

乗っていたのは区間快速なので、
途中で快速に乗り換えなくても
かなり早く着いてしまう・・・。
そうだ。
せっかくだからもうちょっとついて行こう。

電車を降りてゆっくりめに歩いていると
あの人が追い越して行ったので、
その後ろについて行って
私もC線に乗った。

やっぱり
黒のジャケットが似合う。
薄手のコーデュロイで
黒というか、ほとんど黒に近い濃いグレー。
多分、一番似合ってますよ、
その色。と、その襟の形・・・。


きのうもすぐ隣に立ってたし、
ここで何か勘づかれたら困る。
と、余計な心配をした私は、
ターミナル駅に着くと
あの人よりも先にさっさと降りて
振り向かず
あの人と反対方向にさっさと歩いて
人ごみに紛れた。


毎月、25日以降は
わりと会えることが多いような気がする。
それ以外は
早めの電車に乗っても
まったく会わないことが多いのに。

毎日同じ電車に乗ってくれませんかねえ。
別に何もしませんから・・・。


何だろ・・・。
ちょっと、
井上荒野の小説が読みたくなってきた。


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