「ベイビーを抱くと、腹を蹴ってくる。」
「急所を心得ているな。」
※妻、虫垂炎の手術をして退院したばかり。
「なんと!出産してすぐ体重は元に戻っていたのに、入院してたら さらに4キロも減ってしまいました。顔がふっくらしてるから わからないでしょ。」
「いやぁ、スリムだ・・・」
(会社の何かの催しで最後の締めの挨拶をしたという夫。まさか アドリブですらすら話せたとは思えず、問うたところ)
「原稿に全部書いて、それを読んだんだ。」
「船場吉兆のおかみ!」
(病院に面会に来てくれた夫に)
「火曜日になんとかかんとかガスが出てから、ずいぶん楽になったよ。」
「『ナントカカントカ・ガス』って何?」
「そういえば昨日の検診で、男の子なのにフガフガ泣いてる子がいて、 母と『え?マックスの泣き声でこんなもん?』って驚いたよ。」
「ウチのベイビーのパワーはすごいからな。」
(義母とベイビーの一ヶ月検診に行ってきた報告を受けた後)
「周りの子と比べてどうだった?」
「ウチの子が一番かわいかった。」
(7月19日明け方にものすごい腹痛に見舞われ、一日苦しみ、 病院も行ったり来たり、消化器内科やら婦人科やらで検査され、 深夜外科手術を受ける。結局、腹膜炎を起こした虫垂炎だった。)
「人が苦しんでるのに、Youが『一晩様子を見て』とか、 『最近食べすぎで』とか『何かあたったんじゃ』とか医者に 言ってたのは信じられなかった。」
「オレも飲まず食わずで一日、ベイビーを見ながら 病院にいて大変だったんだから。」
「ベイビーの両方の手のひらに、むけた皮みたいなのがずっとあって 今日よく見たらゴミだった。」
「産まれて3週間ずっとゴミをにぎっていたのか。」
「ベイビーは自分の髪をひっぱって、痛くて泣くことがあるんだ。」
「・・・アホな子?」
(出産後、我が家に私の母が手伝いに来てくれているのだが)
「母が来てから、ドライヤーが壊れ、トイレのカランが壊れ、 フローリングがみしみし言うようになり、うちわも壊れた。」
「破壊王っ!」
「ミルクを飲み終えたベイビーはまるで、 酔っ払いのオヤジみたいだな。」
「うぃ〜。もう飲めん〜。」
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