2006年05月21日(日)_
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第3回時空の路ヒルクライムin会津
いつものように、レースの朝は早い。眠たい目を擦りながら5時半に起床。6時に朝食をとり、6時半頃には宿を出た。思ったより気温が低く、肌寒い。でも天気はすごくいい。今年も晴れ男が来ているのだろうか。
大内宿からレースコースを逆走して車で会場へ向かう。結局、今年も町役場の駐車場はとれなかった。みんな来るの早いねぇ。第2駐車場もけっこう車が埋まっていた。空きスペースを見つけると、さっそく準備にとりかかった。
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例年ならレーパン・レージャーで十分なくらいの気温になるのだが、今年はやけに寒い。アームウォーマーとレッグウォーマーを着込むが、まだ寒かったのでウィンドブレーカーまで着た。
まだスタートまではかなり時間がある。まずはレースコースの平坦部分を走ってアップすることにした。去年は向かい風できつかったが、今年は追い風が吹いていた。これは助かる。
アップしながら、自分の体の衰え、調整不足をひしひしと感じる。同じ速度で走っていても、明らかに他の人より苦しい。ある程度わかっていたとはいえ、改めてこうして実感すると不安も多少でてくる。
まぁ、ここまできたら、とにかく今の自分の力を出し尽くすのみなので、あまり気負いとかはないんだけど。この半年の状況を考えれば、去年や一昨年よりいいタイムを出すのは無理なのだ。走ってないのにタイムアップするわけがない。今は、とにかくレースを楽しむことに専念する。
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開会式の後、チャンピオンクラスから順次スタート。おれは年齢別(男子15歳〜29歳)の部の第2グループで走り屋さんと共にスタートした(忍者麺は去年の入賞者なので第1グループスタート)。スタートと同時に、アドレナリン全開。今年初レースがついに始まった。
去年の失敗を教訓に、序盤の平坦区間で無茶しないように走った。自分にちょうどいい速度の人・グループの後ろに付き、脚を使いすぎないように心がける。遅いグループは抜き、速いグループに抜かれても自分のペースを維持。
平坦区間が終わると、いよいよ上りが始まる。去年は平坦区間で燃え尽きてしまい、この時点ですでに脚がパンパンになって、後はほんと地獄だった。今年は大丈夫だ。
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上りでは個人の力の差がハッキリと出る。平地で人についていけても、上りになると遅れだした。今の脚の状態では、皆のペースにはついていけないようだ。後ろから来る速い人達にどんどん抜かれていく。一昨年は逆の立場だった。悔しいけど、しょうがない。
前から落ちてきた人が、並んだときに話しかけてきた。初めて参加したらしく、コースもよくわからないからとにかく最初の平地で全開で飛ばしたら力を使い果たしたとか。去年のおれみたいだ…。
3年目ともなると、コースもだいぶ覚えている。それは初めて参加する人よりアドバンテージになるが、結局は自分の脚がすべて。全然ペースを上げられない。力を平均的に使うように多少抑え気味にしているけど、それにしても以前と比べると明らかに遅いと感じる。
このところ全然走っていなかったのに急にレースなんか走るものだから、抑え気味のつもりなのにHRは180越え。それでも、ギリギリのところでちょうどいいペースを維持しつつ走って行けた。
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残り3kmの看板が見え、この時点で30分。1km3分くらいなら40分くらいだけど…(後から考えたらそれは20km/hペースが必要)。残り距離が分かるのは助かるが、これがやたら長く感じる。
後半は勾配が緩くなることはないので、どこまでも楽にならない。1kmがとにかく長い。きつい。なんでこんなきつい事をやっているのか。これを乗り越えた先にある何かを掴むためだろうか。今は、それは順位ではない。
最後まで諦めずに走りきる事。手を抜かず、自分の持つ全ての力を出し切る事。そういったことを乗り越えた先に待つ達成感、またその経験から得られる強さや仲間との連帯感など、様々なことがゴールで待っている。
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見覚えがあるカーブに差し掛かった。ゴールは近い。もう脚はいっぱいいっぱいだが、最後の力を振り絞り、ダンシングでスパートをかけた。残り500mの看板が見えた。
ちょっと早すぎたか。途中で限界になって腰を降ろしたが、再びダンシング。去年はこのスパートをかける脚が残っていなかったから、不完全燃焼だった。脚が攣りそうになっていないのも、脚を溜めつつ走ってきたおかげだ。
全ての力を出し切り、ゴールラインを越えた。もう去年より大幅に遅れていることは、S720iのタイム表示を見てわかっている。それでも、全ての力を出し切って走りきった後の、心地よい疲労感と達成感がある。
S720iのデータを見ると、最初の平坦区間で前の人から千切れそうになって必死で追いかけたときと、最後のダンシングスパートのところで最大心拍数の195を記録していた。
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氷玉トンネルを抜けて大内ダムの集合場所に着くと、走り屋さんがいた。恒例の地元名産の食べ物(しんごろう、じゅうねんアイス、饅頭)やスポーツドリンクなどを受け取りると、忍者麺を見つけて座って休憩、雑談など。
忍者麺がスタート前に知り合ったTさんを含む4人で、しばしまったりと休んだ。このレース後の時間がまた楽しい。しばらくした後、下山。平坦なところまで下ると、風が強くなってきた。
行きでは追い風だったが、今度は向かい風。一人だと凄まじい風圧を受けてしまうので、グループの後ろに付いて走って行った。今年は風がとくに強く、うっかりしているとハンドルをとられてしまうほど。
会場に戻ると、おやきや豚汁をもらい、プチ昼食。その後抽選結果を見に行くと、なんと酒が当たっていた。毎年、うちらのうち誰かが当たっている。かなり相性がいいみたい。
レースの結果は44分26秒でカテゴリー34位。年々、順調に別の意味でタイムアップしている(笑)。今年は特に走れていなかったから当然の結果なんだけど。忍者麺は全然走っていなかったと言っていた割にはしっかり入賞していた。さすがだ…。
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レースの結果については、もちろん満足いく結果ではなかったけど、予想通りでもあった。でも、今の体の状態なりにはいい感じに走れたので、そこはよかったかな。
まだまだ仕事が忙しいけど、この結果を起爆剤にして、なんとか走る機会を増やしていき、少しでもいい走りができるようにしていきたい。次は6月のMt.富士ヒルクライム、そしてツール・ド・美ヶ原。楽しみだ。
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