『念ずれば花開く』
念ずれば花ひらく
苦しいとき
母がいつも口にしていた
このことばを
わたしもいつのころからか
となえるようになった
そうしてそのたび
わたしの花がふしぎと
ひとつひとつ
ひらいていった
〜坂村真民 仏教詩人〜
上記の詩は、坂村真民さんが46歳の時、片方の目が見えなくなり絶望の中でうまれた詩であるといわれています。
そしてこの詩は日本全国各地の600の石碑に刻まれている誌でもあります。
この中の「念ずれば花ひらく」という言葉は真民さんが幼いころに夫(父親)に先立たれたお母さんが苦しい生活の中で己を励ますようにいつも言っていた言葉だという事でした。
坂村真民さんは、後書きに「念ずるというのは、前向きに生きようとすることであって、希望なのである。どん底に落ちても、念じながら這い上がってくる不屈の魂である。」と書いています。
連休も終わり日常生活が始まり、今、心が折れてしまいそうになっていたり…自分自身、進んでいる道が信じられなくなってしまったり、自分の事ではない家族や大切な人の事で悩んでいたり…生きていれば様々な悩みや苦しみがあるでしょう。 でも、どんなに経済的にめぐまれている人でも、社会的に認められている人でも、他の人からみれば幸せにみえている人でも、皆それぞれ何かしら抱えているものです。
念ずれば花ひらくという言葉は、ただただ「願う」という意味ではありません。
「きっと道は開ける」と貴方が信じ諦めずに、何事に対しても精一杯努力をすることで”花ひらく(道が開ける)”という意味だと私は思います。
今、貴方が出来ることをコツコツと努力すること… 面倒だな、やりたくないなと投げ出しそうになる自分と向き合いながら、投げ出さないで「今」やる事が貴方の夢や目標の実現につながるのです。
『念ずれば花ひらく』 貴方が諦めなければ必ず道は開けます。
私は貴方の努力を信じています。
杏珠
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