けろよんの日記
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2005年05月26日(木) いっちょんまえ

 昨日をひきずりつつ、朝どんどん不機嫌になっていくわたくし。
6時過ぎには起きているのに気が付くともう8時。
ノルマときめた日課がまるで消化出来たためしがなく、
こなみが行く手を遮る人にしか見えない。
 言うこと聞かないこなみさんにぷりぷりぷりぷりして、
かなり八つ当たり気味に雷を3連発。
「ままなんでそんなにおこんのー。もうままきらい」
とぷんぷんして、洗面所の鍵をしめて出て行ってしまう。
いえ、内からあくんですけど。
なんかここらへんいっちょんまえの女の子の会話って感じ。
相手が3歳児ということを一瞬忘れマジギレする
オバカな30代の母であった。
しかし成長しました。3歳5ヶ月児。


2005年05月25日(水) チク


 すっかり忘れてましたが昨日はこなみの保育所の保育参観でした。
もともと参加には積極的な方ではなく、
更に今週から1人だから当然のように欠席した。
こなみさんは他の子のお母さんにもうベタベタと甘えまくっていたらしく、
担任の先生にも、同じクラスの子のお母さんにも聞かされた。
 正門でそのおかーさんに聞いた話。
で、1人最近下に妹が出来た子がいて、タダでさえ情緒不安定。
そこにこなみがまつわりついていったので、
「○○ちゃんのおかーさんやもん」と
ちょっとバトっちゃって泣かせてしまったっていう話を聞き。
別に悪気あるわけじゃなく明るくいわれたんだけど、
「じゃあ次からいかんとなー」というと「そうしたって」って。
大してたことじゃないんだけどチクっと痛かった。

 こどもが苦手。相手するのも苦手。
他所のお母さんだと気を使って相手してくれるから
そうやって甘えていくのだろうか。
気がつけばつまらないことできゃんきゃんきゃんきゃん
こなみを叱り続ける自分の姿がある。
余裕のない、ちっとも優しくない、こどもと向き合ってない母親の姿。


2005年05月23日(月) 大雨

 帰宅途中丁度駅についてさあ保育所に向かうという頃に
雨が降り出し、保育所到着ー自宅までが一番夕立の雨脚が強い
時間帯になった。
 もうこなみと2人してびっちょびちょのぐちょぐちょ。
即、風呂場に直行。濡れた服を洗濯機につっこむ。
そういえば、最近掃除・洗濯はすっかり夫が主任担当者になった
なあと思う。
掃除も多少の片付けくらいはしないでもないが、やはり
率先して掃除機のホースを握るのは夫である。
昨日など下駄箱の上の模様替えをしたよ〜というと
指ですっと上をなぞり「でも埃が取れてない。フッ」と
実際姑(義母)ですらしたことのない古典的所作を見せられた。
 
 こなみにもそう刷り込まれているようで、
先日、リヴィングにこなみを置いて洗濯機のそばでごそごそ
作業をしていたらつつつと彼女が寄ってきて
「まま、こっちきて。せんたくぱぱがかえってからするの」
と拉致された。
「洗濯=パパの仕事」と刷り込まれているようだ。
よしっ。

そして、夜は夜で「エンジン」の男運の悪い母親とつまんない
ワカゾーに夢中になっちゃった娘を見ながらソファーの隣に
座る娘に「なーちゃんはねーパパみたいな人を見つけるんだよ〜」と
(それぞれ別の思惑を持ちつつ)刷り込む父と母であった。


2005年05月19日(木) もーど@うつ

 もう1人残っていた派遣会社の女性が別の部に異動することになり、
もう一度、業務見直しということで、東京より別の一般職(独身)の
女性が1泊2日で出張に来た。
 前述の後輩がしていた仕事はほぼ全て彼女が引き継いでいる。
お昼を部の皆で一緒したが、毎日忙しいことや、月見草氏が
「月1程度2泊3日で出張してくれたらいいのに」という言葉に
チクンと胸が痛む。
 どうしても戦力でありえない自分というものを再認識させられる。
気がつくとごく狭い限られた業務のみ与えられ、今後も仕事の
幅出しは期待出来そうもない。先日の面談では他部署に関連する
業務のベースも押えておくべきという課長の言葉を思い出す。
 流れ流れてここまで来た。「仕方ないやん」という思いが
よぎるが今までどうにも出来なかったことを開き直りつつ、
後悔に似たものが募る。
 何時でも何処でも3番手以下。しょぼい。しょぼすぎる。 


2005年05月18日(水) 夢見

夢をよく見る。
今朝の夢はすっごいリアルで妊婦の私が赤ちゃんを
出産する夢。ありえないが小さい手が股間からにゅっと
出ている感触もリアルだった。
 とみるみるうちに赤ちゃんを出産。ものすごーい安産。
こなみは実際は帝王切開だったので経産婦といっても
一般的?な生みの苦しみは経験にない。
そんなに赤ちゃんが欲しいのか>ぢぶん<先日の植物園での
ピクニックで姉妹がいるといいなぁとよっぽど強く思ったらしい。

 朝夫を見送ろうとしたら、ベッドルームから「ぱぁぱあ」の声。
起きているときは必ずパパのお見送りをしたいこなみさん。
抱っこして玄関まで連れていくと、パパにちゅっとして、
それから手をふって「いってらっしゃーい、はよかえってね
きぃつけてね、こけやんようにね」と声を掛ける。
舌足らずなのにいっちょん前のことをいうのがあいらしく可笑しい。


2005年05月17日(火) バカチンIN赤毛のアン

西原理恵子「毎日かあさん」が巷のWMの間で大評判。
勿論従前からサイバラファンのけろよん。
押えております。2巻も買ってます。
そこで息子さんのバカチン具合がメインのネタです。
男の子のおかーさんって大変そう。
と友人の4歳児男子母を思い浮かべたりします。
(母同士同じ年、子供同士同じ学年なのでつい比較対照してしまふ)

※ちなみにバカチンとはけろよんの所属する働く母の会の
 会員さんのネーミングです。

ででで、ふと思い出したのですが、
「アンの青春」でアンとマリラが遠くの親戚(姻戚?)の
双子ちゃんデイヴィーとドラを引き取ったときのこと。
次から次に新しいいたずらを繰り広げるデイヴィーに
厳格なマリラや、新任教師のアンのため息と脱力の日々。
これを昔読んでいたときはデイヴィーって特別イタズラな
男の子だという印象がありましたが、今毎日かあさんを読むと
ハタとひざを打ちます。
そうかぁー、デイヴィーも普通の男の子。
興味の赴くままに行動しているだけで
ふつーのバカチンの男の子だったんだねー。
納得。


2005年05月15日(日) SWING GIRLS!

夕飯の後、こなみがばったりと眠ってしまったので
夫が借りてきた「SWING GIRLS」のビデオを見る。


2005年05月13日(金) 太平燕

綱渡り出張スタート
 7:25 タクシーが玄関までお迎え。
     (お迎え料金がかからないのはありがたいー)
 7:33 こなみを保育所に落とし最寄駅までGO
     タクシーの運ちゃんは珍しく20代青年。
     割りのよくない予約を押し付けられたか?と邪推。
 7:44 無事駅到着。乗りたい便は行ってしまったが、
     最終には間に合う。
 8:15 空港到着。チケットレスだったのでカードで発券。
     またしてもお店見学ならずチェックイン&手荷物検査。
 8:50 慌てて来たのにまだ出発しないー。
 9:10 20分も遅れて空港に到着。当然乗り継ぎしようと思っていた
      特急には間に合わない。予約しないでおいてよかった。
12:30 無事目的地到着ー。
17:00 お土産買ってリムジンに乗り込む。
18:00 友人と何年ぶりの邂逅。30分のために空港までこさせて
      ごめんよー。
18:30 慌てて手荷物検査通るがまたしても遅れる飛行機。
21:00 祖母宅に到着。曾祖母&シッターさんに囲まれて元気な
      こなみの姿。

というわけで熊本市滞在4時間半。
かっつかつのスケジュールですが、きっちり太平燕(タイピーエン)
戴きました。
 熊本では中華料理店にデフォルトの春雨料理(ちゃんぽん春雨版?
揚げ卵と野菜が入っていて見かけよりはぐっとあっさりです。)
何でも熊本県人にはごくごく当たり前の料理で県を出るまではこれが
県独自の料理だとは知らない!というものだそうです。
たまったま、先日読んだクッキング・パパに紹介されておりましたので、
これは熊本で食べねばならぬと心に決めていたら。
有名店が市役所のすぐ近くにありました。ラッキ。
名前の由来はなんだったっけ?春雨を燕の巣に見立ててだっけ?
とかく縁起物だそうで。

日帰り出張、特に遠方はスケジュールに追われハラハラドキドキ
なのですが、こういう名物料理やお土産に触れる楽しみがあり
堪えられません。
(ちなみに今日のお土産は夫リクエストの熊本ラーメンと香梅の金つば
 地元産の西瓜や塩トマトも欲しかったけれど…)
本日は、飛行機、JR、モノレール、市電、タクシー、リムジンバスと
乗物乗りまくり。結構疲れたのですがやはり楽しい。
ワタシは鉄ちゃんではないと思ってるけど結構素質あるかも
自分のお出かけ好きを再確認してしまいました。

こなみはお迎えの段から、ニコニコと初対面のシッターさんをお迎え、
帰り間際には自分から首に抱きつくという大サービスぶりでした。
(ご本人もお孫さんがいるというシッターさんでしたが、若々しくて
 ちょっと見にはおばーちゃんには見えません。)
でも「また来てもらう?」の質問には「ままといっしょに(だったらいい)」
というお答えで嬉しいんだか嬉しくないんだか。
料金は後日その月分をまとめて請求とのこと。連絡ノートもありましたが、
保育所ほどは細かくなかったです。


2005年05月12日(木) 手配各所

明日、日帰り出張の予定。
飛行機の便の都合でどうしてもお迎えには間に合いそうもない。
頼みの義母は明後日法事でお出かけと聞いたので、
懸案のベビーシッターを頼んでみることにした。
保育所に拾いに行ってもらってそのまま祖母宅に直行。
そこで遊んでもらって、夜夫か私のどちらか早い方がお迎えに行く。
祖母宅ということで夫も納得するし、こなみもシッターさんと1:1
より安心。後は明日のお迎えがママじゃない別のお姉さん(?)
ということを伝えておかなくては。

関係各所に手配ほぼ完了。
それにしても、飛行機の切符。
予約から決裁まで会社のPCで(出張だから大手を振ってやってます)
手配できるなんて、、、チケットレスにしたら割引もしてもらえるし
便利になったものよのお。
この調子で来月の旅行の手配も全部してしまえたらいいな。


2005年05月10日(火) 受け答え

父方祖父母に電話。
まずじーちゃんとそれからばーちゃんと
電話でお話。
いつの間にか電話であれをした、これをしたと
説明できるようになっており、一応「会話」になっているということに
ほおおおぉと驚く祖父母&母。
今更ながら。


2005年05月09日(月) 丸3年

 あろうことかGW明けの昨夜より、急性アレルギー性鼻炎+(多分風邪)
を起こし、残っていた薬で宥めながらの出社。
そういえば、4ヶ月そこそこのこなみを預け復帰したのは
今を去ること3年前。
 その時も風邪で発熱しながらも復帰したばかりで休めず、
悪寒に震えながら1日机に座っていたなと思う。
半年持ったらええほう。嫌になったら即辞めようと思いつつ
3年。
実績は上げていないが。。。。。
3年。
丸3年が経過したです。


2005年05月07日(土) 今さらですが韓国ドラマ

 実家のかーちゃんが昨秋より韓国ドラマにはまり、
「真実」のラストを見損ねたのが残念ということで
初めてTUTAYAに入会し、DVDを借りてきました。
 あまりそういうことに熱中しているのを見たことがないので
「へーほーふーん」と横目で見ていたらいつの間にか一緒になって
深夜3時とかまで見てしまっているじゃありませんか自分。
冬ソナでも見なかったのにこうして韓国ドラマデビューを
果たしちゃいました。

 なるほど面白いものですね。友人のとーこさんに言わせると
トレンディドラマみたいなもんだからということですが、
DVDで深夜に見たってのもはまる一因でしょう。
CMも登ってくる子供もいませんのでじっくり見られるし。
けどなんでかしら。ちょっと考えて見ました。

理由� Д劵蹈ぅ鵑氾�役の実力が拮抗していてシーソーゲーム
のような展開だから。ヒロインが一方的にやられっぱなしで
耐え続けるってのはどうも我慢できません。

ヒロインのジャヨンはとかくよく泣いてますけど、
冷静に考えるとそう無茶苦茶不幸ってわけじゃありません。
本人は才色兼備。両親は揃ってるし、(母親は少々業突く張りだが)
兄も大ボケで妹に迷惑カケマクリながら愛情深い。
彼氏に一度は振られるけど振られてよかったじゃんの相手。
しかもその次の彼氏が財閥の息子で、性格も頭も愛想もよく彼女に夢中。
(かーちゃんはこのリュ・シウォン君をかなり気に入ってます。
好きなタイプらしい。)
叔父さんにも親友にも恵まれてます。
(ワタシはこの2人がとても好き。親友とジャヨンのにーちゃんの掛け合いが
また面白い)

 敵役のシニは顔は安室ちゃんに激似ながら運転免許の試験に
何度も落ちてしまうオバカさんという設定。
体面と自分の政治生命ばかり気にするパパに盲目過ぎて
誤った方向に誘導するママ、ヒロインと共にコンプレックスを
刺激する妹。
多少えぇーそれはかなり強引な展開では?という設定もありますけど
出演者の裏設定がきっちり出来ていてその行動にいちいち納得がいくのです。

理由��背景に見える韓国の生活習慣。
同じだなーと思う部分とちょっと違うなーと思う部分がとても新鮮です。
母に言わせれば彼氏とつきあい始めたジャヨンがなかなか相手との
電話が切れず「あなたが切って」と譲り合うシーンなどは
日本でも韓国でも変わりないわね。と笑っておりました。
(↑ほんの15年くらい前そういうことを夫とやっていたけろよん)
このドラマではよくも悪くも家族が集まって語り合うシーンが
沢山入っていて、血や家族を大切にする韓国人っていう
印象を再度受けました。日本のドラマも今クールは暖かさとか
触合いをモチーフにしたものがいくつか出ていますが、
既成の家族の概念が崩壊した後で第三者と新しい関係を築くとか、
本物の家族でも再構築するといったアプローチが多く、
ここらへんはちょっと違うかも。と思いました。
といっても、「真実」自体も今年の作品ではないでしょうが。

理由�F佑湛�みどころ
お約束の強引な展開に突っ込む楽しみってのがありますね。
「交通事故・記憶喪失・自殺」韓国ドラマはこの3題話の
バリエーションかってくらい必ずついてまわるらしいですが。w。
この「真実」でも不正な手立てを使って名門大学に入学したシニちゃん。
運転免許も一発合格不可なのになんで留年とか落第とか
しないのかしらーとか、検視はどうなってんだよ(怒)。とか。
これは1人で見るより皆でみて突っ込む方が面白そうですね。
韓国ドラマ鑑賞ホームパーティーとか面白いかもー。


2005年05月06日(金) こなみ語録

おねだりパターン。

1.品物を手にもって
  A.なーちゃんねー、これ好きなん。
  B.なーちゃんのおうちにこれある?

2.何かをして欲しいとき
  (主としてトイレについていって欲しいとき、ミルクが欲しいとき)
  やや弱弱しい声で
  まぁまぁ。

2はかなえられます。1はお菓子・おもちゃじゃなければ
大抵かなえられます。品物があるときは
「うん?あーそれあるある。」と足早にその場を去る母です。
概ねデパートよりスーパーの方がよい子。
デパート(大体お菓子売場)は魅惑的なお菓子が多すぎて
やはし引力も強いようです。
先日はグラマシーニューヨークの苺のホールケーキが
欲しくてショーケースの前に座り込んでしまいました。
無理矢理抱っこして引き剥がしたところ、ふぅもう大丈夫と
降ろした瞬間ダッシュでそのお店まで戻り、再び座り込んで
大泣きでした。その足の速いこと速いこと。
3歳児の瞬発力ってすごーい!と怒りながら感心してしまいました。
しかし、意外にストレートに「欲しい」っていいません。
やはり駄目!って言われると思ってるんでしょうか。


2005年05月04日(水) 城址に故郷を思う

 朝食後皆でお散歩がてらロイネット http://www.roynet.co.jp/まで。
あふれるほどの人という分けには行かず、やはりちょっと寂しい感じは
否めない。
 お城・市役所も近く一昔前なら一等地も一等地だが、
ドーナツ化が進む地方都市でこの場所では時代に逆行していると
しか思えない。何故今ここに?というのが疑問だ。
 テナントの誘致にもなかなか苦労したらしく、
これという目玉は見受けられない。
大規模書店が入っているのは嬉しいが、
その後一緒に買って帰りたいようなスイーツの店などはない。

 4階のホールからは新緑に囲まれる和歌山城が真正面に見えて
とても美しい。
 宴会場も和歌山城を背景にした部屋が一番人気とのことでさもありなん。
テナント収入はそう期待出来ないであろうから、せいぜい宴会・ホテルで
儲けてくれ。
 とはいうものの、お昼はどのお店も行列で直ぐには無理そうなので
そのまま歩いて久々のパデラ http://www.wakayama.tv/01/pickup/christmas2003/padella/index.html
に向かう。しばらくぶりの訪問だが味が以前より洗練されていたような
気がする。この春には黒柳徹子さんが訪れたらしく絵皿が飾ってあった。

 その後、こなみさん自分で髪の毛切るのとお隣の螺旋階段
(2階は美容室)をとっとことっとこと登る。
Yちゃんというご近所さんのお孫さん(こなみと1月も生まれ月が
変わらない)が髪の毛を切ったのよ〜と聞いて俄然目覚めたようだ。
おりこうさんに座り可愛いおかっぱにしてもらった。
で、綺麗になったところで、やはり新しい複合施設
ガーデンパーク http://www.okuwa.net/gardenpark/に向かう。
こちらはかなりの賑わいを見せていたが、
平日はイマイチらしいとは父の談。

 後日、商店街の方にも出かけたがますますシャッターが
閉まった店が増えその衰えぶりばかりが目につき気が滅入る。
故郷が衰退していくのを見るのは辛い。
時代の流れとはいえ、この20年の変化は急激すぎる。


2005年05月03日(火) 対岸の彼女

「対岸の彼女」(マルコさんどうもありがとう!)
読んでると途中で痛くなって読んでは止め、読んでは止めした本。
実は一番共感したのが、「葵の母」だった!というのは冗談にしても
「いったいどうすればあんたは満足なの?」という叫びは
困ったちゃんの3歳児を前にして毎日。
子を思う気持ちはあるものの、全くズレた方向に努力を重ねる母に
哀憐を覚えます。
母はどうして葵の気持ちに沿うことが出来ないのか?
葵はどうして中学で浮いちゃったのか?
「この人には想像力というものがないのか?」という小夜子の思いが
その答えなのかもしれません。

 カテゴリーが同じ人の方が親しくなるきっかけ、話の話題は多いけれど、
結局最後に残るというか、本当に友人になれるというのは人生のスタンス、
基本姿勢が同じ方向性を持つかどうかということではないかと最近考えて
います。
 それ以外については多少付帯条件が違おうが、所属カテゴリーが違おうが
さほど問題ではない。後は自然に集合の輪っかの一部が重なってくるか、
あるいは実は結構な部分が重なっていたことに気づくことが多いように
思います。
 但し、カテゴリーが違うと触れ合う機会が少なくなることもあるので
そういうことに気づく機会がないとか、基本姿勢が違うのでカテゴリーが
ちょっとズレてきちゃった。なんてことはあるでしょうけれど。

 なので、自分の中では小夜子と葵は会うべくしてあった人達という
印象が強くて、ハードルを乗り越えて邂逅した2人という観点では
捉えられなかった。
 が、実際小夜子がいくつものハードルを越えて葵に出会ったのは
間違いなく。
 ぱっと読んだところ弱々しい印象を持つ小夜子ですが、
これではいけないと一発奮起して仕事を探し出す件では、
「草花が太陽の光を求めて茎を伸ばすような健全さ」が感じられ
その清潔な印象とともに好感を持ってしまいます。
 本人にしてはもうせっぱつまってニッチもサッチもいかない中での
唯一の突破口なんでしょうけれども自分の人生に足りないものを
感じ取ってそれでを遮二無二掴もうとする。いい感じです。

 葵にはその見かけと裏腹に弱々しさばかり感じてしまい。
旅行先で一度騙されてそれから後は人を兎に角信じようと決めた
ところなど、盲目的に宗教を信仰する人のような危うさを感じました。
どうしても性善説派になってしまう人とはちょっと違うっていうか。
1人出会えたそれだけでいいという人(=小夜子)を見つけるまでの
護符だったのかな。

 あるところは扉をがーっと開き、あるところは扉を閉めざるを得ず。
皆と仲良くとは無理ですが、自分の思い込みだけで相手を締め出さずに
まずお付き合いしてみましょうという話ですね。
(つきあっても駄目なら諦めてもいいんだよね?と件の後輩を思う。)

 ところでこちら白泉社のシルキーで漫画化されて現在発売中だす。
画は我孫子美和(@みかん絵日記)で読む前はうーんどうだかなあ?
と思っていましたが意外にいい感じです。
小説だと重くてどもならんとこが軽減されてるというか。
 
 しっかし、小夜子の旦那ヤな感じですがどこがよくて結婚したのだろう…

ま、最後の方は頼めば素直に刺身買いに出てましたが。
共働きでもきっちりお掃除して、出来合いの惣菜は食卓にのせず、
プリーツの一本一本にキチンとアイロンをかける小夜子さんが
その結婚生活でスポイルしちゃった部分なんてのもあるのかも知れません。
 
 我が家のある日の夕食。
ごはん。(無洗米)、ほうれん草とちりめんじゃこの胡麻和え
(前日分持越し)、味噌汁(出汁の基使用)、海老蒸春巻(冷凍)、
ニラとモヤシの炒め物。
 間違っても、ひき肉を探すのにスーパーを梯子したり、
姑の電話に延々つきあった後ミートボールを作ろうなんてことは致しません。(キッパリ!)
するとしたら夫への当てつけ以外の何物でもないな。


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