Rocking, Reading, Screaming Bunny
Rocking, Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?


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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)

*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
 9年続いたサイトの母体は消しました。この日記はサーバーと永久契約しているので残しますが、読むに足らない内容はいくらか削除しました。


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2003年08月25日(月)  And in this perfect weather. We'll find a place together

(*本日のタイトルの意味は3重。歌詞と曲名。そして曲自体が文中に出ている曲)

Y-BELL(b)が仕事に行った後、何となく私もそこらを歩きたくなって、昼前に家を出る。すごい日差しだがあまり気にならない。サングラスして、ジーンズのおなかにMDプレーヤーを突っ込んで、10cmヒールのサンダルでぷらぷら歩く。細かい用事をいくつか済ませ、駅の反対側のデパートへ。
買物って面倒で好きじゃないけど、本とアジアン雑貨と輸入食品だけは別。

というワケで軽く本屋と雑貨を流した後、紅茶専門店のレピシエへ。ダージリンを水出し用に買ったんだけど、25gで千円近いのはいいお値段だなと思ったら、後で見たらファースト・フラッシュだった。ティージェリーは全く甘くないのをと指定したが、帰ってクラッカーに塗ってみたら甘すぎ。

輸入食品のカルディへ。ここは吉祥寺にもあって、以前LL(vo.g)に「コーヒー飲んで行こう」と引っ張っていかれたことがある。店頭で常にコーヒーを無料サーヴィスしてるもんねw LLはホントお金ないから。
そういえば彼からはあの後も一日おきくらいに電話がかかり続け、まあその大半は出なかったんだけど、結局あれから会わないまま、今月上旬に一旦小樽に帰ったらしい。会うと色々とまずそうだからなあ・・・でもまた戻ってくるって話だけど。

建物を出て、帰ろうと歩きかけたがふと立ち止まり、その場に座り込む。デパートの2階から駅へつながる広場。ベンチはあるが、植込みのふちに腰かける。
何で座り込んだのかって? "Dosed"がかかっちゃったんだ。今日は初めてレッチリの"By The Way"をMDに入れて出かけたんだよ。今までは'BTW'を気軽におもてに持ち出すなんて冒涜なような気がして出来なかったんだけど、とうとうやっちゃったのね。
植込みのふちは石だから日陰でも熱しているが、前からいい風がくる。サングラスしてて良かった。足を投げ出して目を閉じて'BTW'にはまる。
風にのって、'The Zephyr Song'(西風の歌)が始まる。暑いのに乾いていて気持ちいい。周りの女性達はみんな帽子をかぶったり、日傘をさして足早に歩み去る。おそらくは日焼け止めファンデーションを塗って。私だけが肌をさらして、ぼーっと座り込んでる。

この時間の穴の中に、私と"By The Way"と二人きりだ。

"Can't Stop"のイントロ。景色がいきなり暗くなる。肌のおもての温度が下がる。世界がくるりと変わる。短いギターソロの後にスネアドラムが入った瞬間にかたんと落ち込んで、その場に釘付けになる。自分が生きてることが愛しくなる。
サングラスしてて良かった。涙ぐんじゃったから。
────誰よりも、何よりも、自分自身よりも、あなたが好き。

いつも思うのは、この壮絶な曲が終わって、一体どんな曲がその後に続けるのか?ということ。
実際に始まるのは"I Could Die For You"で、たった今"Can't Stop"に叩きのめされた魂をいたわるような、やわらかいやさしいメロディだ。君のためなら死ねるよ、という甘ったるいセリフが、今あいたばかりの傷口をおおう。

そのまま数曲聴き続けた。16曲全部聴くつもりでいたら、ふとかたわらの買物袋が目に入った。チェダーチーズ、オリーヴオイル、ペンネパスタ、ホールトマト、クリーム・アスパラガスのスープ缶。その一番上に乗ってるのが、・・・タイ製の冷凍ピザ!!
か、帰んなきゃ!!!

と言いつつまた派手なマニキュアなど買い、銀行に寄る。昨日ネットでお家賃を振り込もうとしたら残額が微妙に足りなかったので、空中から10万ほどひねりだして入金。

夕方から夜にかけて、珍しく苛々が取れず。
AS(vo,g)からいただいたレッチリのウッドストック映像でようやく気が晴れた。で、電球が演奏してる。かっこいいなあ・・・!

And in this perfect weather. We'll find a place together (こんなにいいお天気の日に。'BTW'と二人きりで)  *The Zephyr Song / Red Hot Chili Peppers (2002) の歌詞。



2003年08月21日(木)  For the music is your special friend

DT(g)が夜中の1時に来る予定。の、筈が。
どうして私、1時の時点でお風呂上りの髪の毛も乾いてないんだ? 結局DTを路上で45分も待たしてしまった。・・・んー、コレ結構すごいな。
ちなみにこの日記始まってからの遅刻記録のベスト、いやワースト3は。
第3位…8/13、新宿ソウルバーにてOC(drs)を待たすこと1時間45分。
第2位…3/7、雨上がりの冷込む渋谷駅前でKKを待たすこと2時間40分。
第1位…7/18、恵比寿でSS(g)と会う筈が、到着は渋谷に3時間後。
・・・ふー、あっさり「ワースト3は…」とか言って過去の日記を調べだしたら、掘っても掘っても出てくるんでのけぞったわ・・・。コレ読んで、「俺のがすごいじゃんかよ? 忘れたの??」ってのきっとあると思うので、そしたら連絡プリーズw
しかし状況的に辛いワーストとなると、初対面のぴてかんを雨の路上に45分待たせたのも忘れがたく、また今回のDTにしたって、我家からたった1分の路上に45分待たせたワケで、「家に上がっててもらえばいいじゃん?!」というのを考慮すると、かなり上位は間違いないな。・・・ご、ごめんなさーい!!!!

あ、ちなみにEとの待合せなら2、3時間遅れはザラだけど、あっちもそのくらい遅れてくるので、ばっちりw

ご近所のショット・バー、Tom Boy Clubへ。渋めのソウルやジャズなどかかるお店。私はタンカレーとボンベイのロックをもらうが、DTはバイクなのでソフト・ドリンク。
ツェッペリンの話などしてたら、3時前に携帯にY-BELL(b)から電話が入って「今"Dazed And Confused"を聴いてる」なんて言う。んー・・・このZEPP環境、人間関係に恵まれてる感じでいいわあ。

家に戻って、DTにイングリッシュ・ブレックファスト・ティーを入れ、私はビーフイーター・ジンをストレートで飲む。
レッチリ、レオン・ラッセル、ツェッペリンなどかけてただ聴く。私って、結局いっつも飲んで音楽聴いて話するだけなのね。もしや退屈な女なのかしら。
しかしDTとは趣味が合うのであった。私が「ツェッペリン�径膵イ�!」とか言うたびに、「俺も大好き」という返事がかえってくる。この、音楽に関して 「俺も大好き」 っていうセリフにいかに私が弱いかw ロックの趣味が合うっていうソレだけで、相手に対する好感度が跳ね上がるのね。

昔の飲み仲間に19歳のドアーズ狂がいて、「僕はドアーズを好きな人に悪い人はいないと思う」と発言したので、皆でよってたかって「アホか?! 逆だろう!!」と泣くまで説教したことがあった。各々が「俺はドアーズを心底愛していて、そしてこんなにクズだ!」ということを力説したんだから笑える。
その時うちの母のセリフを引用したらウケた。曰く、「ロックがクズだなんて言わない。ロックをやる人間がクズなのよ」
全員、「おかーさん、わかってるじゃん!!」と大喜び。

そしてその場にいた男の子達の中から、飛び切りのクズを選んで結婚しちまったんだから、親の心子知らずとはこのことだわねえ・・・。

5時半にDTが帰る。ボブ・ディランのLPをあげたら、お腹に入れてった。可愛いなあw
イジー・ストラドリンのPressure DropのCDを頂いたので、早速聴きまくる。

For the music is your special friend (音楽は大切な友だから)  *When The Music's Over / The Doors (1967) の歌詞。



2003年08月14日(木)  Would you go a round with me. Would you kick me out at 2:00 or 3:00.

昨日の日記、最後はレッチリ、レッチリでまとめちゃったけど、ホントは少し違った。帰りの電車の中で、色々入ったMDを聴いてたら、ハニードッグスの"Your Blue Door"がかかったんだ。明るい、テンポのいい曲だ。
聴いてたら、泣きそうになってきた。朝早い下り電車はヒトがまばらで、泣いたりしたらかなり目立つ。万一にも涙がこぼれないように目を見開いて斜め上を見ていたが、全く意識しないままにぽたっと落ちた。そうするともうダメだ。ぽたぽたぽたと、自分でも大粒とわかる涙を落とし続けた。
ナニやってんだ、馬鹿か私は。そう思う気持ちもあるんだけど、でも自分のコアな部分ではいつも同じことを考えている。つまり────
これが私だ。この感情的で抑制力のない、不安定な波。動揺、振幅、振動、痛み。私は共鳴板だ────何の役にも立たないし、世界の色を変えない。ただ自分が押しつぶされそうになって泣いてる。
そして、そのことに全身で満足している。幸福で蒼ざめている。

向かい側のオヤジがびっくりして見てる。ウォータープルーフのマスカラって、ホントに泣いても落ちないんだねえ。

生活のエッジからはみ出して、浮き上がって生きてる。こんなんでいつまで容赦してもらえるんだろ。世界にはこんな人間を許容してくれる余裕なんてあるはずがない。
私は子供の頃からまるっきり変わってない。何の成長もしてない。少しも強くならない。また間違える。

今でも、水晶のようなものが神にならないかと思っている。



2003年08月13日(水)  She makes up. She takes her time and doesn't feel she has to hurry.

OC(drs)と新宿で21時に待合せ。の、筈が。
22:45に到着。OC全然怒ってなかった。・・・ごめんなさーい・・・。
ところで私は出かける準備の最後にメイクをする。つまり、メイクを始める時には常にもう時間がない。で、考える。私の待合せ相手は、ブスがオン・タイムで到着するのと、美人が遅刻してくるのとどっちが嬉しいか? ・・・そんなん美人に決まってるじゃん、と勝手に相手の気持ちを決めつけて、私はゆっくりとマスカラ塗ったりするのであった。
しかしこの発想には大きな問題がひとつある。実は私の顔は、メイクしてもたいして変わらないと言われるのだ。

ソウルバーSJ。BLACK AND BLUEからほんの1分。カウンター中心の細長い店。マスターの高島さんは、本当に人当たりの良い気持ちのいい方。お通しなどのサーヴィスも充実。
実は私、ソウルは苦手なのである。今回あえて挑戦てな感じで、OCご推薦のソウル・バーに来てみた。でもこの店でかかるソウルは、私の嫌いな男性いやらし系や女性歌い上げ系とは違う。母親が昔よく聴いていたのに近いかも。
ボンベイ・サファイアのロック、オレンジ・ブロッサム(ステキな笑顔で「それはどうやって作るんですか?」と訊かれたw)、後はOCのウィスキーをロックで。

楽しいお店ではあるが、愛するBLACK AND BLUEにも行きたいよお。0時にOCをうながして店を出る。
しかし今日は随分とお酒が効きやすい気が。寝てない食べてないは毎度のことなので、2週間ぶりの新宿ってのがナニなのか?
何とBLACK AND BLUEでは、いつものジン・ロック1杯で寝ちまった。私はこの半年、ほとんどお布団で寝たことがない。いつもPCしながら座ったままうたた寝してる。なのでカウンターでも、座ったまま傾きもせずに上手に寝る。
しかしザ・バンドのStage Frightがかかった瞬間に目が覚めた。愛するリック・ダンコ様、ちょっと前にあなたのお姿をリヴォン・ヘルムのサイトで見ましたが、「晩年のリック」のキャプションの横にアンパンマンが写っていたのは何故なんでしょう。一方ロビーの写真はラスト・ワルツでの美しい姿でした。あのページはロビーが編集しているに違いないわ。
・・・って。痩せベース・フェチを反芻してる場合じゃない。もう3時だ。元気出してRSに行くわよ!

OCは新宿ロックバーRSに行って楽しいのか?という疑問は、入店後5分で答が出た。今度はOCが寝ちゃったのだ。
一方私は100%復活。ただし酔払いである。寝る前にOCが買ってくれたジン・フィズ飲みつつ、ふらふらよろよろとかかる曲全て踊り倒す。この、ひっくり返る寸前のステップは我ながら見事だわー。こんなん意識的にやろうったって出来やしない。
20代後半の男がしつこく声をかけてくる。私の肩を叩いては「ねえねえ、連れをほっといていいの?」と何度も言うのだ。「さあ?」、「いいんじゃん?」と最小限の言葉でかわしていたら、しまいには「性格悪いんじゃない?」と言いやがった。・・・こういうのがいっちゃんタチ悪い。呆れてその後一切返事しないでいたら、薄笑いを浮かべてしきりに擦り寄ってくる。・・・はっきり私と寝たいって言え。0.2秒で断ってやるから。

さてと、水曜のRSは知り合いがいない。いや、ヨシト(vo,g)がいた。上手に上手に避けておく。
DJはJJとTKのダブル。TKがクラッシュの"Rock The Casbah"かけてくれたので大騒ぎ。

4時半にタクシー拾って歌舞伎町メタルバーGZへ駆けつける。KENKENが「あと15分」と言うので、取り急ぎオフスプリングの"Pretty Fly"をお願いしとく。すぐにかかったと思ったら続いてレッチリの"Around The World"! ありがとね。カルーアミルク一気しながら、知らない子たちと踊りまくり。
「ラスト曲でーす」とKENKENが言ってニルヴァーナの"Smells Like Teen Spirit"!! 最高ーー!!

それでは5軒目は、歌舞伎町ロックバーBLへ行きましょーか。
店長EGIちゃんが一人でやってた。もちろんジョニーはいて、相変わらずお通しを狙う。スナック菓子なんかワンちゃんには良くないのよ。でも泣きそうな目で見つめるのでちょっとだけ差し上げ。
OCにボトル入れようよと言ったら、何と今日はもう有り金はたいてしまったと言う。・・・ごめんね、OC。待たされるわ、苦手なメタル・バーに連れてかれるわ、たかられてるわで。じゃあ、私のボトル飲もうか。・・・って、あるんかい!! ま、コレも他の男が入れてくれたんだけどねw

レッチリ聴きたーいと言ったら"Can't Stop"かけてくれた。ありがとうEGIちゃん。

しかし久々にすっかり体が冷えた。飲むと冷えるこの体質、何とかならないのかな。
7時にOCと別れ、サブナードの通路にへたり込む。ま、立とうと思えばできるけど、面倒で。ただへたり込んでるのも何なので、MDでレッチリを聴く。
30分したら警備員が来て「座り込み禁止です」と言う。とりあえず無視したけど、見ればお向かいがカフェ。店に入って熱いコーヒー飲みつつ、やっぱりレッチリを聴く。

9時帰宅。もちろん寝ずにレッチリを聴く。



2003年08月08日(金)  Sweet Red Hot Chili Pepper

ここんとこ久しぶりにお料理することが多い。嫌いではないんだけど、作ると一定量の食べ物が目の前に発生するわけだし、自分の好み通りに作るからおいしくて食べ過ぎる。
今日作ったのはカレー。ポトフを作るつもりで食材を買っておいたら、スーパーにブイヨンが置いてなかったので、仕方なくカレールーを買った。
太りたくないので、作るなら無駄なく栄養を摂れる物だけを使いたい。というわけで材料は骨付き鶏肉、人参、パプリカ、ホウレン草、グリーンアスパラ、卵。ジャガイモも玉ねぎも入れない。無脂肪乳とヨーグルトで口あたりを甘くし、そこに輪切りのレッドペッパー、ブラックペッパー、コリアンダー、カルダモン、クミン、クローブ、ターメリック、そしてチリペッパーをこれでもかと入れる。頑張ってねカプサイシン、食べたぶんの脂肪を燃やしてね。
辛いものは大好き。これ以上辛いとダメだと思う時は唇が痛いか咳込むのが理由で、舌や胃でダメと思うことはまずない。

そういえばレッド・ホット・チリ・ペッパーズって、何でこの名前なんだろ。こちらも、これ以上ダメだと思うことってないな。
そしてこちらも、ジャガイモも玉ねぎも入ってなくて、食材は少ないがどれも100%効果的に体に染みこむ。



2003年08月06日(水)  Everybody, once in a while, has 'blues'. When I say 'blues', I mean 'BLUES'. (MCより)

私、ロックに関してだけは白人男性至上主義。頭の固い差別主義者。おまけに、ばりばりのブルースってものをたいして解さないお嬢ちゃん趣味。
そんな私が、見に行ってきたわよお。
ロックの神様、チャック・ベリー。

まだ生きてるのが不思議な、とっくに殿堂のチャック・ベリー。生きてるうちに見に行ったほうがいいか?なんて漠然と思ってたら、'70年代ロック・サイトのbbsに「チケットあまってます」の文字。あまり考えず、即座に「行きます」とメールを出した。

サイトの持ち主RAと、赤坂ブリッツで17時半に待合せ。17:45到着。早いでしょ? 私、ライヴには遅れないのよ。・・・って、遅刻だ遅刻。

ブリッツに来るのは二度目だ。一度目はハノイ・ロックス。あの時は必死で最前を取ったものだが、今日はうって変わって和やかムード。整理番号なんて無いも同然。入場しても誰も前に走りこんだりしない。

しかし今日の客。ほとんどが20代前半くらいの若さ。何故だ? 前座狙い?

19時に前座のO.P.King 登場。奥田民生その他が、チャック・ベリーの前座をやるために作ったらしい。売店でもそのバンドのグッズのみ売っていて、若い客がずらりと並んでいた。
このバンドが、ヘッタクソなこと!
アマチュアとレベルが変わらない。特にリズム隊がひどい。ドラムは雑なクセにエナジーもない。ベースは歌もベースもダラダラしてて腑抜け。
奥田民生には今まで好感を持っていたのだが、今回初めて生で見て、あまりの存在感の無さに驚いた。これが日本でトップクラスのミュージシャン? いやな意味で若く見える。

さて、生き神様のご登場だ。前座が終わると同時にいなくなるかと思ってた若い子たちが、大喜びで迎えている。へえー。
おお、愛想の良い笑顔。最初の曲は"Roll Over Beethoven"。すみません神様、私にとってこの曲はビートルズの曲ってことになってます。今日から認識をあらためますねw

バンドは4人。チャック・ベリーの他にベース、ドラム、ピアノ。絶対サイド・ギターを入れるものと思っていたが。
そのギターがどうなのかというと。さすが神様、もう上手に手数を抑えてらっしゃってw ギターの音が薄い(失礼!)なぶんはピアノがカバーしている。
この手数の抑え方たるや、ホント芸の域に達している。途中のギター・ソロ(?)で、会場の全員がこの77歳のじいちゃんの手元を、固唾を呑んで見守るという場面もw ミスも何度かあったが、自らすすんで笑って認め、このへんの余裕は年の功。

しかし存在感がスゴイ。迫力じゃなく、説得力とでもいうか、音楽の中にどっかりと腰を下ろして、微動だにしない感じ。
そしてあの声。全く力まず、それでいて人を振り向かせる声だ。世界中のありとあらゆるライヴ・ハウスに馴染む声。・・・すごいな。
それと言葉。歌詞もMCもすごく聞き取りやすい。コレは要するに、チャック・ベリーが自分のやっていることをショー・ビジネスと認識しているからではないか。実際MCの内容から、表情や動きに至るまで、全てが客を喜ばせるための一級のパフォーマンスになっていた。だから若いファンもあんなに屈託なく楽しめるのだ。
私は常々、ロックという言葉には何の意味もない、ひとくくりにするには範囲が広過ぎると思っていたのだが、ここにもひとつ大きな溝を発見したわけだ。つまり、客のノリが悪いと言って40分でステージを切り上げるアクセル・ローズ、同じく客のノリが悪いのを理由にマイクを投げ捨てて帰るアンソニー・キーディス、それどころか客をベースで殴り倒すシド・ヴィシャス、これらは全部非常に「ロックな行為」とされている。だったらチャック・ベリーのどこがロックだ? しかし彼こそがロックの神様なんである。

それにしても、"Sweet Little Sixteen"って初めて聴いたんだけど、ビーチ・ボーイズの"Surfin' U.S.A."とコード進行が全く同じじゃん。パクリと言われる曲は数あれど、あんなに1曲まるまるってのはスゴイな。
(後記:スミマセン私ビーチ・ボーイズ全く知らないんで、あれが本当にカバーだって知りませんでした)
(後記2:でもやっぱり「レモンティー」はカバーじゃないんですか??)

後半に入ってからふと怪訝な顔をして、"I didn't do 'Johnny Be Good'?"と言った。おお、かっこいい。

終盤はかなりギターにも気合が入ってきて、結構弾きまくっていた。Duck Walkも出た。ラスト曲では(コレは恒例らしいのだが)ファンがどんどんステージに上がり踊っていた。全員若い子達で、数人がチャックの額の汗をタオルで拭いたりしていた。全く物怖じせず、今に肩でも叩くんじゃないかとこっちが心配したほどだ。
最後、くりくりした目でこちらを見ながら"Do you want me to quit?"(もうやめてほしいかい?)、"Do you want me to stay here?"(まだいてほしいかい?)と繰り返す。客は"No!!"、"Yes!!!"と大騒ぎ。
アンコールはなく、気持ちよく終わった。

最後に付け加えると、実はバックの3人、さぞかし良いミュージシャンを使うかと思いきや、あまり良くなかった。ドラムなんか、上手ですらない。
どうやら神様、結構行く先々で人材調達とかなさるらしく、そういや前座だって完全な現地調達だもんね。そこらへん、またロックっていやロックだなあ。いや「ブルース」か?w

今夜はいいもん見たなあ。RAとその友人と4人で軽く飲み、そのまま珍しくまっすぐ帰る。0時半帰宅。



2003年08月03日(日)  寂しい日曜日 君と会えないなら 電話でもいい 声が聞きたい

「あのビルとあのビルの間にテトリス棒1本入ったら、ビル全部消えて、花火が見れるのにな〜」
女の子からこんなメールが来た。こういうのを、同時代における生きた詩心というのだ。

ネットで電話機を買った。右手がダメになった時に子機を取り落として壊したので。
買ったのはアメリカ製の黒いスリムなやつで、受話器がそのままコードレス。余計な機能はほとんどない。受話器が、肩と耳で挟むのにちょうどいい形をしている。さすがアメリカ製。
おかげで家の電話を使いたくてしょうがない。誰かかけて?w

ところで日焼け。けっこうスゴイな。でも肌荒れそのものは逆に良くなった気が。私普段全く光合成してないからwたまにはいいかも。日光に当たらないとビタミンDも出来ないしね。
昨日一日で体重が1Kg減ってた。こんなことならサマソニは通し券を買うんだったよ。

寂しい日曜日 君と会えないなら 電話でもいい 声が聞きたい  *世界地図は君の家までの道 / フィンガー5 (1974) の歌詞。 *原曲=Breaking Up Is Hard To Do / Neil Sedaka (1962)


2003年08月02日(土)  Summer Sonic 2003

MM (g)と東京駅で9時半に待合わせ。の、筈が。
ははは、待合せ時間を9時だと間違えたおかげで、10分前に到着。つまり本当なら20分遅刻ってワケ。

電車内でビール飲みつつ幕張へ。着いたらまたすぐビール。まずはアウトドア・ステージへ。
何ていい天気だ。いきなり暑い。午前中は客もまばら。レザーライトというバンドをやっている。悪くない。
MMが粉状のクスリをくれた。何なのか訊いたが「健康的なやつ」としか答えない。実は自分は朝イチでキメてきたという。彼も私と同じでナチュラル・ハイだから判りづらいな。衆人環視の中で堂々と、空きっ腹にジンで流し込む。

ほどなくダットサンズ登場。へえ、思ったより若い。おお、かっこいい。と思ってたらクスリが効きだした。音が気持ち良くなるのと比例して、胃が気持ち悪くなってきた。ふらふらする。MMに言ったら、「ああ、一度吐き気がするよ」だって。先に言え!
演奏が終わると同時に会場の外にへたりこんだ。自分の眼がすわってるのが判る。胃が気持ち悪いので動くとマズイが、しかし同時に気分は最高。葉っぱがあればなあ。

係員が寄って来て、気分悪ければ医務室に、と言う。いらなーい、と返事するが、何度もやってきては、すぐそこだし冷房もきいてますよと説得する。さっきからMMが涼しいところに行きたいと言っていたし、じゃ休むか、くらいのつもりでOKする。立ち上がったら泥酔者のごとく足がふらつくし。
医務室に入るなりいきなり布団に寝かされ脈を取られ何だか大騒ぎ。MMにスカパラ見ておいでと言ってその間休んでる。音だけは私にもずっと聴こえてた。飲物もらって、携帯メールなんかしてたら、係員が「元気になったら帰りますか?」と邪魔そうにし始める。自分達で連れてきたクセにぃ。

MMが迎えに来たので立ち上がったら、ひっくり返りそうに。係員が飛んで来たが、何とか外に出る。出た瞬間に物凄い歓声。誰?とステージを見たらハイロウズ。私はスタッフのスペースにいたのですごく良く見える。しばらく見ていたが、今日は日本人は見る気分ではないので、インドア・ステージへ移動。

キングス・オブ・レオン。音も見た目も古臭くていい。きゃー、ナニこのべーシスト。虚弱っぽい体型、女の子みたいな髪、私好みーーー!! 高くかまえたベースを独特な細かい動きでぶいぶい弾きまくるあたり、フリーのべーシストにも似てる。

一旦外に出たら、スクリーンにアウトドアのチープ・トリックが映ってた。でぶ。何か知らない曲ばっかだ。と思ってたら"I Want You To Want Me"をやり始めた。ロビン・ザンダーが昔と変わらない声で歌う。うわーーー、やっぱでぶでも見に行けばよかったかな?

しかし、インドアでザ・キルズが始まった途端にその思いは吹っ飛ぶ。何てかっこいい。
昨年12月にロンドンで見た時と一見変わらないが、肩の力が抜けた感じ。あの時はデビュー前で、VV(ヴィヴィ)は歌も動きもがちがちにこわばっていて、逆切れ的なエネルギーに満ちて、シャウトしたりすると総毛立つほどだった。あの力みが抜けたのはちょっと残念。
しかし、いい。VVとHotelの不協和音的な声のからみ。二人ともギターとボーカルのみで後は打ち込み。サポートを使わないのがストイック。
特にVVが最高。相変わらずHotelの方を向いて、煙草吸いつつ、色気がないほど痩せた体でがくがくと動く。マイクスタンドを十字を切るように動かすのも変わってない。
前回は思い込みかなと思っていたが、二度見た今、断言する。他に見たことない女性アーティストが山ほどいるけど、断言する。VVほどロックな女はいない。
まれに、自分がなくなって、眼と耳だけの存在と化すことがある。今回も、Fuck The People まではライヴを楽しむ自分がいて、高く中指立てたりしていたが、その後はすっかり引き込まれてしまった。
デビュー前のザ・キルズを見たこと、その場で惚れこんだこと、これはザ・キルズのファンに出会うたびに一生自慢してやる。

MMと一瞬だけ休憩。ジンを飲む。座るとクスリがまだ効いてるのがわかるな。ぽうっと楽しい。指が震えてて面白い。

アウトドアに戻る。ブリンク182というバンドがやってる。明るく可愛くどうでもいい。
ソーマくんとりなちゃんに、それぞれ「グランドにいる」とメール。二人ともサマソニ会場で会おうと言っていたのだが、ずっとすれ違っていたのだ。ところが今はどちらも偶然アウトドア会場のスタンドにいるという。私の服装をメールで伝える。するとソーマくんから返信。「こりゃ見つからんなーと打とうとしたら、まじで発見。立ち方から確実」だって。あはは、私、腰を片方落として、片足を斜めに出して立つからね。すぐにりなちゃんからも「見つけましたよー」って。コレだけすごいヒトの中で、二人ともよく私を見つけたなー。目立つのも役にたつね。

皆で一度外に出てお酒を買う。アメリカン・ドッグも買った。コレが今日唯一の食事。急いで会場に戻る。次が今日のお目当てだ。

ザ・ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン。

生で見るのがこれほど楽しみなバンドがいるだろうか。J.S.B.X.を見るのは初めてだが、それでもそのことは判る。会場のファンの興奮度も今までとは違う。どのバンドもかなり前の方で見てきたが、今回は更に前を狙う。MMとりなちゃんを後方に置き去り、ソーマくんを引っ張って前へ。
いつも思うのは、よくこんなスタイルを思いついたなあということ。ギター2本にドラム。パンキッシュなブルース。いや、ブルージーなパンク? ギター2本は基本的にぎゃんぎゃんと派手で絢爛たる感じだが、同時にジョンの低くアタックの強い声と、ベースっぽいギター音が渋い印象を与える。このかっこ良さは無敵だ。進化する必要すらない。
やはり生のジョンスペは最高だった。常に上ずった感じでいながら決してはずさない。完成しきっているのに焦燥感がある。ろくにMCも入れないが、最高のパフォーマンスになっている。曲間はほとんど空けずにどんどん続ける。酔っ払いそう。マイクの使い方が上手い。アンプを通すためにあるような声だ。
途中、曲を決め決めに始めておきながら、いきなり止めて無言でチューニングするというのを2、3度繰り返した。ソレがまた妙にかっこいい。演出かと思うほど。客も逆に喜んでいる。
ところで私たちは最終的に、右ブロックの一番前の手摺ぞいまで進んだのだが、ココが何故かエライ激戦区でダイブの嵐! もちろん水もまかれるし、避難する男の子もいたほど。しかしふと見ればソーマくんは、周囲をものともせずノリノリで踊りまくり。相変わらず元気でカワイイなあ。
'Wail'、最高ーーーー!!! 私だけでなく周りも大喜びで"Wail!"の大合唱。
それにしても一体何曲やったんだろう。コレでもかというくらいの大サービスだった。

汗びっしょりで後方に下がる。ポリスがかかっていてMMが喜んで踊っている。私もw

客が走って前に詰めている。トリのブラー登場だ。
ブラーはParklifeの頃しか知らないが、あざといバンドだなと思っていた。私はオアシス派だしw しかし好感が持てないながらも、そのあざとさは確信犯的で、若さゆえの無遠慮さが魅力になっているのはわかった。
ところが久しぶりに見るブラーときたら、年をとって趣味が良くなり、ものわかりも良くなった感じ。つまりあのあざとさから若さだけが消えている。ソレではただあざといだけだ。
要するに、つまんない。
座り込んで、スクリーンを見る。途中で帰ろうと思ったが、MMが踊っているので待つことに。ホントに何でも踊るやつだなあ。ブラーなんか全然好きじゃないクセにさ。

ブラーの演奏が終わると同時に花火! ちょうど私たちのいた位置から一番よく見えた。かなり長く次々と上がった。綺麗。

ところで今日の私は実より虚を取った。
会場のほとんどの客は、首にタオルを巻き、Tシャツにスニーカー、女の子の多くが帽子をかぶっている。
私もそういう格好をするつもりだった。だがいざ出ようとするとダサい格好がどうしてもイヤになり、結局、露出度の高いオレンジのキャミソール、ブルーのベルボトム、ヒールが10cmのサンダルで出かけた。ちゃらちゃらアクセサリーもつけて。ただし化粧だけはしなかった。汗でぐちゃぐちゃになると思ったから。
そんな格好で大丈夫だったかって? なワケないじゃんw
肩も胸元も背中も日焼けするし、夜になりゃ肌寒いし、タオルも持ってなくて大変だったし、何よりも足が痛いこと。J.S.B.X.で騒ぎすぎたね。
野外は慣れてないんで、日焼けのことなんか考えもしなかったよ。家に帰って見事に焼けた額を見た時は、ちょっと後悔したな。化粧しなかったのも、日焼けのことを考えれば逆効果なのか。

0時半帰宅。楽しかったなー。



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