| 2006年04月30日(日) |
Hear within the divide |
というワケ(昨日の日記参照)で。今日は書くことは何もない。出来るだけ寝て、家から一歩も出ないで、口に入れるものはコーヒーだけ。
なのでちょっと、数日前のことを書く。
例の1,500曲消失騒ぎで、木曜にbbsに「データちょうだい」と図々しくも書き込んだ私だが。その夜のうちに、kenjiくんからアルバム24枚分のデータが送られてきて感激し、これはもしや、データ消失前よりも音源が豊富になってしまうかも、などと思ったり。
翌日にはsKamさんからも音源が送られてきた。けれどMacとWindowsのやり取りがどうも上手くいかず、ファイルを開いてみたら、WMPがアルバム1枚を1曲と認識してしまい、1曲ごとに分かれない。
で、sKamさんが仕事中にもかかわらず半日がかりでアレコレ試して何とかしてくれたのだが。
その間私は、とりあえずその届いている音源を聴いていた。曲で分かれていないので、アルバムをかけっぱなしてそのまま聴く。
あれ? これって何か、昔こんなことがあったような。と、思ったら。
あ、この状態って、要するにレコードじゃん。
私はsKamさんに、「聴けるんですけど。1曲ずつに分かれてないんです」とうったえていたわけだが、思えばレコードというのはまさにそういうものなのだった。昔はこれが普通だったんだよなあ。
ちなみにsKamさんに送ってもらったデータはYMO。意外と私の音楽のルーツを形成するひとつだったりする。
Hear within the divide (分かれたものを聞く) *Ain't It The Life / Foo Fighters (1999) の歌詞。
土曜に壊れた携帯電話をようやく機種変更。何故3日も待ったかというと、携帯が元ダンナの名義だったからだ。なので元ダンナに住民票、名義変更の委任状、免許証を送ってもらった。それが今日届いたので朝イチでドコモショップで名義変更し、代理店で機種変更。一旦帰宅し2時間後に受取り、更にドコモショップでデータ移し変え(スケジュールや画像など)。結局液晶がいかれているということで画像は全く移せず。
名義変更も家族扱いで無料、機種変更も無料なのでお金は1円もかかっていないが、朝10時から17時までかかった。まあ、ドコモではコーヒー飲みつつ読書していたけど。
家で機種変更完了を待つ間、5/10の弘前の一泊旅行を申し込む。GW前に沖縄に帰省するつもりでいたが、時期が近いので正規料金になる為、あまりの高さ(片道5万円)にくじけて中止、かわりに青森に行くことにした。
11年前に、太宰治の「津軽」を読んだ。そしたら、青森を訪れるなら5、6月に限ると書いてあった。何故ならその時期に梅・桃・桜・リンゴ・梨・スモモの花が一斉に咲くからだと。それ以来ずっと、いつか5月はじめに青森を訪れようと思っていたが、いつも気がつくとその時期を過ぎてしまっていたのだ。
本当は5/10よりもう少し早く行きたいところだが(今年の弘前の桜の満開は5月3〜7日)、GWの喧騒から街が立ち直った頃に行こうと思った。太宰の頃にはGWなんていうものはなかったんだよなあ。
太宰治の書くものは面白い。「津軽通信」などは、声を出して笑った箇所すらあった。世間的には「人間失格」のイメージだけで捉えられているが、太宰の本質はユーモアだと思う。「御伽草子」など、純粋に物語として面白い。
そして時に、なんとも素直な、ふっと明るいひかりがある。「津軽」の中にもそれがあった。純粋で世間知らずな、素直なうつくしさ。
いつか津軽に行って、ただ何もせず花を見る。11年越しの希望がようやくかなう。
津軽 *太宰治の著書。(1944)
夕べ帰宅してから、マチちゃんがURLを送ってくれた、レッチリのBBSラジオのセッションを聴いた。その中でジョンがサイモン&ガーファンクルのFor Emily, Whenever I May Find Herを歌っていた。何てことなく素直にやっている。ジョンは割と古いポップスが好きなようで、よくライヴでやっているが、S&Gが好きだなんて。ましてこんな曲をやるなんて。
何だか、じーんと感動。お酒も飲んでいたので、ちょっと涙ぐみ。
で、久々にホンモノも聴いてみた。・・・・・いいなあ。
美しいなあ。この世にいい曲はいっぱいあるけど。美しいものはそう多くはない。美しいものってのはいいなあ。この美しさはダイヤモンドのようにソリッドで、とてもこれが「主観」だとは思えない。
この曲のタイトルは、ある時ある女性のネット上の日記のタイトルに使われた。Emilyの部分は男性名に変わっていたし、曲名だとも明記していなかったが、勿論私はすぐに反応して、少し興奮してコメントを書き込んだ。日記の内容は、10代の頃の恋の思い出で、それはまた美しい話だった。
この女性の日記を5日前に久しぶりに見てみたら、ダンナ様が亡くなったとあった。ダンナ様の話は何度もメールで聞いていた。どうしても自分の体験と重なった。PCの前で泣いた。
久々に昼間に荻窪駅前まで買物に行く。(また出るのに手間取り夕方になったが)ドラッグストアで生活品を色々買う。シャンプーやコンディショナー、リップグロス、ヘアカラーなど。昼間は滅多に来られなかったので、たまに来ると大抵総額5,000円を超えていた。今日も6,000円弱。・・・収入なくなるんだけどなーw
教会通りの古着屋で、ニットとキャミソールとキャップを買う。店員さんにミルクティーを頂いた。
お金ないってのに、逆に買物したい気分の今日この頃だ。
そしてダイエット中だっていうのに、食べ物を戴き続けの今日この頃。今日もえみさんから長崎のお土産(太った明太子w)が届いた。あ・・・有難いですが。・・・ゴハン炊かなきゃね。米は太るよお。
He's Gone (彼はもういない) *Grateful Dead の曲。(1972)
午前中、ネットのひかり接続工事の内見が入ったが、その際うちのTVのアンテナがこの2年間つながっていなかったことを知る。・・・うちのは完全にDVD再生機だからなあ。
昨日・今日と出勤前に高円寺RareでCDを売る。2日で31枚で\10,600。今後収入が激減するから、これは有難い。最近はもう、買ったそばからPCに入れて売ってしまう。
高円寺ロックバーCR最終日。やはり開店と同時に、SK(g)とBB(b)がご来店。次々と他のお客さまがたも。JT、MR、KJ(drs)、相沢さん、哲ちゃん(g)、RB(b)&お友だち、吉田さん、竹内さん(g)。何しろカウンター6席(+申し訳程度のテーブル2席)の店である。代わるがわる立ち飲みして下さったお客さま達、本当にありがとう。入れずに帰った方々、申し訳ない。(何か今日はバンドマン率高かったのでパートを明記してみたw)
ところが。このお客が1時前に全員いなくなる。その後ぴたっと人が入らない。既に売上げは充分ではあったが。にしてもぴたっと。
何と、閉店時に気づいたが、いつの間にか看板のコンセントが抜けて電気が消えていた。閉まっていると思って帰った方がいなければいいのだが。道理で一見さんが全く来なかったわけだ。
昨日から寝ていないので、人が来ないとうとうとする。そのうちまたぽつぽつとお客が入り(Kさん&Yさん、最終日に会えて良かったです)、結局朝6時半に閉店した。
最後にかけていたのはアメリカだった。まあ何となく、妥当な感じかな。
かなり遅い時間にBN(b)が来た。もう大分飲んでいる。私が、「急に辞めることになったので、会わないままになってしまったお客さんもいるのが寂しい」と言ったら、「来ない奴は来ない奴だ。本当に会いたければ、何とかして連絡先を訊いてでも連絡してくる」と怒ったように言う。「いや、わざわざ連絡してくれなくてもいいんです。ただ最後にきちんとお別れを言いたかっただけで」と言ったが、どうも納得してくれない。しまいには「他人なんかどうだっていいんだ」と言いだす。いや、あの。私、そんなたいしたことを言っているわけじゃないんですけど、と言いいかけたら、また怒ったような声で「僕にとってあなたはどうでもよくはないですよ。冗談じゃない。どうでもよかったら来ませんよ。全然どうでもよくはないです!」と言われた。
・・・あっ。あ、そういうオチですか。えーっと。
・・・・・嬉しいです。有難うございます。幸せですw
最後はだらだらと時間をかけて店じまいをし、持込CDなどの私物をごっそり持って、まるちゃんにもらった"By The Way"のLPレコードを抱えて帰った。
一年と17日。ジン、チンザノ、ウォッカ。色んなひと、沢山の素晴らしい曲。
楽しかったわ。
Memories (思い出がいっぱい) *The Way We Were / Barbra Streisand (1973) の歌詞。
mixiを見たというお客様がご来店。会社が府中、ご自宅が松戸なのに、わざわざ高円寺まで有難うございます。
この方、私に目をとめた理由が、「名前が面白かったから」だと言う。
Screaming Bunnyというハンドル名はかなり独特なようで、検索すれば一発で私のサイトが出る。が、これはたまたま出来た名前なんだ。
前にも何度かサイトに由来をのせたことがあるが。日記にきちんと書いたことはないので、まとめると。
��1998年から兎を飼っていたので、メルアドなどが全てbunnyとついていた。
��2002年にネットを始めて、チャット用に取ったアカウントがbunnyAA。(bunnyだけでは取れなかったので。AAは本名のイニシャル)
�K�尾にAAがついているのが嫌で、Screaming Mimi(フレドリック・ブラウンの小説のタイトル)というアカウントに変更。
�いい弔發離船礇奪函Ε襦璽爐如◆崔�だかわからない」と不評。
�イ犬磴△海譴覆蕕錣�るでしょう?と、その場でScreaming Bunnyに変更。とりあえずその日だけ使うつもりでいた。
�Σ燭箸覆�そのまま今日に至る。
この名前をきくと、外人だとエロい発想をすることが多い。
日本人だと、「兎は鳴かないのに」とよく深読みをされる。
稀にこの名前を「バーニー」と読む人がいる。これがかなり嫌だ。「バーニー」とは読めないでしょう。それだと男性名だし。
たまに「兎」「うさちゃん」などと呼ぶ人がいる。これはわりと好き。
もじょきちさんに初めて「すくばにさん」と呼ばれた時は馬鹿ウケした。以来、自分でも時々そう名乗る。
今までに2度、名前を記憶違いされたことがある。どちらも今年で、どちらもCROSS ROADの女性客。最初はちゃんと呼んでいたのに、何度目かに会った時におかしくなった。
一度は、気づいたら「バンビさん」と呼ばれていた。・・・可愛い動物には違いないが。
もう一度は「ラビットさん」だった。・・・・・・全く同じ動物だけど。けど。けど・・・・・・・。
兎 *金井美恵子の著書。(1973)
昨日・今日と普通に出勤した。誕生日に働くなんて何年ぶりだろう。(いつも休みを取っていたのだが、今年は何となく普通に出勤) まして誕生日を職場で迎えたのは生まれて初めてだ。
日付変わって最初のお祝いメールは、0時ジャストに送ってくれたひろりん。次いで元ダンナ(b)、SS(b)、MG(g)、従姉のT、mちゃん(key)、K叔母、MN、みねっち、えみさん、kaoLiちゃん、むつみさん、グラちゃん、KJ(g)、由帆ちゃん(p)、皆ありがとう!
ないしょさん、NF、HY、bay city rollersさん、KD、なかむらさん、bbsにお祝い書込みありがとう!
YB(g)、お祝いの電話(何故か10日になった直後w)ありがとね。
今日は母&K叔母からクリーム色の薔薇の花束が届いた。M伯母&D伯母からは食べ物の小包。ご来店下さったHYからはホールのチーズケーキと激辛スナック(w)を頂いた。ありがと!
9日にご来店&プレゼント下さった方々も今一度ありがと!!
ちなみに9日は元ダンナからの誕生日(&ホワイトデー)プレゼントのブルートパーズのペンダントをつけた。これもあらためてありがと。
というわけで。Screaming Bunny、本日、また28歳になりましたw
実年齢は、去年からちらちら洩らしてる通り、シャーリーと同い年。(見えねーしょ? 今日もお客にバラしたら、「本当ですか?!! 保険証見せて下さい!!」と大騒ぎされたわww)
Thank You (ありがと!) *Led Zeppelin の曲。(1969)
| 2006年04月09日(日) |
よく来てくれた わざわざここまで |
本日はCRで私の勤務一周年記念&誕生日(4/11)祝いの特別営業。
まずは17時から新宿ロックバーCメンバーの貸切。Cマスター(b)、店員MG(g)、AL、VX(key)、KC。みんないいピッチでぐいぐい飲む。
Cマスターは前日から大阪で飲み続けだから、現れた時には既にでろでろ。(それでも後で店を開けたっていうから立派!)
私も来る前からワインひっかけてきて、あとはもっぱらオリジナル・カクテルのBunny Special(ジン30、ティフィン20、グレープジュース10の強いカクテル。を、間違えてジン40でつくってしまい、更にきついことにw)をぐいぐい飲んだ。今日は忙しかったせいか酔払いはしなかったが、後でちょっと胃が気持ち悪くなった。この数日ダイエットの為にあまり食べてないせいかも。
そう、ダイエット大成功。今日で目標達成。20日間で4.4Kg減。マチちゃん、ありがとねっ!!
20時から0時まで一般営業。何しろCRは狭い店なので、今日の事前の宣伝の程度には気を使った。ガラガラは勿論嫌だが、あまり混んでも困るのだ。今日は殆ど友だち関係にしか声をかけていないから、高円寺以外から来る方ばかりなので、万一席がなかったりすると悪い。
結果は、誰かが帰れば誰かが来るといった感じで、常にカウンターが埋まっている、一番いい状態だった。カウンター内でずっとくるくる忙しかったけど、お客は仲良しの友だちばかりだし、私もいい具合にほろ酔いで、とにかくすごく楽しかった。実際「楽しそうな顔してる!」と言われた。
MR、marikoさん&青野さん、真理恵ちゃん&MY(b)、るみ&Rommy&潮香ちゃん、えみさん&旦那さま、MJ&お友だち(時間が遅くてお断りしちゃって申し訳ない!)、皆さまご来店ありがと!!
そして、何といらした方全員に(最後お断りしちゃった方にまで)誕生日プレゼントを頂いてしまった。お花、お菓子の詰合わせ、果物、ドーナツ、ワイン、輸入食品あれこれ、レッチリのDVD、色々入ったDVD、手作りの石鹸、それとちょっとここに書くとアレなやつまで含めて色々・・・うっれしー・・・・・。
帰りは荷物が多くて、終電に走りこむのが大変だったし、帰宅するまでのわずかな時間で肩がこった。でも、こんな苦労なら大歓迎ですとも。
とにかく今日来てくれた人たち、皆ありがとー!!!!!
よく来てくれた わざわざここまで *よォーこそ / RCサクセション (1980) の歌詞。
| 2006年04月06日(木) |
There's nowhere else on earth I'd rather be |
目白のフォーシーズンズで働いているお客さまがご来店。前にも何度かいらして下さっている。
都内のホテルは帝国、オークラ、パークハイアット、ニューオータニ、センチュリー、プリンス、ワシントン、ヒルトン、その他色々行ったことがあるが、中でも、母が泊まった時に行ったフォーシーズンズが一番好きだ。館内や客室も気に入ったが、何といってもスタッフがいい。レストランで一人で朝食をとった時など、スタッフのさりげないスマートな、しかし親しみのこもった接客にぐっときてしまった。これぞ「洗練」という感じ。日本の多くのホテルのスタッフは「上品」と「上品ぶる」を混同しているが、フォーシーズンズのスタッフは、礼儀正しく且つ愛想良いのだ。
実際このお客さまも、かなり若いのに言葉づかいに品があって、普通に喋っていてもどこか「きちんと」している。そして、私がフォーシーズンズを褒めると、とても嬉しがる。自分の職場に誇りを持っているのだ。
「私は自分の仕事に誇りを持っているんです」というセリフを翻訳小説の中でよく目にするが、日本の小説の中ではまず見かけない。実際に周りを見渡しても、「今の職場を辞めたい」という人はいくらでもいるが、職もしくは職場に誇りを持っているという人など殆どいない。
これはもう個々人というより、職場そのものの問題だと思う。職場が、誇りを持てる場としての責任を引き受けてくれないのだ。
本来接客業というのは一番誇りを持ってやるべき仕事だと思うが、現実には日本の接客レベルはかなり低いと思う。その最たるものがコンビニで、これはもう実例を書く気にもなれない。(ちなみに田舎のほうのコンビニだと、家族だけでやっているところが多いので、この限りではないが)
しかし、では全員に教育が行き届いていればいいかというと、ブックオフにおけるあの恐ろしく画一的な没個性の接客も神経に障る。
実際に接客をしていて思う。大抵のことは笑顔と愛想の良さがあれば許される。それが不足している接客スタッフが多過ぎるのは、結局彼らが自分の仕事に全く誇りを持てないからだ。「俺は本来こんなことをしているべき人間じゃないんだ」と顔に書いてある。それを見せられる客の方こそいい迷惑だ。
There's nowhere else on earth I'd rather be (こここそ僕の居場所) *Swearin' To God / Four Seasons (1975) の歌詞。
| 2006年04月04日(火) |
Flowers Never Bend With The Rainfall |
でこピカさんご来店。今日の持込はミューズ。それを聴いていて、そうかこの方は様式美っぽいのが好きなんだなあと気づく。「申し訳ないけどザ・バンドは苦手なんです」とのこと。リズムをかっちり刻むのが駄目なんだとか。
私はザ・バンドが大好きなんだけど。別に嫌いと言われたからって特にどうとも思わないので、でこピカさんも勿論謝ることはない。
好きなものをけなされて怒るのは大人気ないけど。それ以外に単なる感情としても、私はそういうことでは怒らないのだ。
私の中では、例えばビートルズやR.E.M.の素晴らしさというのは手につかめるほどはっきりしていて、誰かがそれを違うと言ったって、地動説を否定されているようなもので(実際アメリカにはそういう団体もいるんだけどw)、どう反論しようとも思わない。
けれど、「私の中では」と書いた。全てものの見方というのは角度や程度の問題だからだ。それは以前エッセイにも書いた。私が何かを確信しているとして、もしかして私は気狂いかもしれない。
人間は、人間である以上、それほど変わった行動はしない。犯罪者や変態も含めて、パターンから逃れるのは容易ではないからだ。けれどやはり個々の人間の精神は暗い領域で、本人にすら把握出来ない。誰とも本当にわかちあうことは出来ない。
だから逆に、私が心底好きなアーティストや曲を「僕も大好きなんです!」と言われると、不思議な気がすることがある。私が泣くほど好きなCan't Stop、あなたもそんなに好きですか? 本当に? 本当に??
こういう気持ちは驕りかもしれない。私はきっと、Can't Stopがもう自分の一部のような気になっているんだろう。実は海の向こうの4人組のつくった曲で、その4人は私の存在など知りもしない。この曲は私のものじゃないし、私以外にもこの曲を愛しているひとは山ほどいる筈だ。
頭ではわかっても、心がそれを受けつけない。いいえ、これは私の一部、私の血肉。
これまでの人生の中で、痛いほど好きだった人に対する愛情が、ふっと自分の中から抜けるのを何度も経験した。
けれど、一度感動した音楽だけは、どっしりと根をおろして枯れることがない。
3歳だった自分がサイモン&ガーファンクルのScarborough Fairをまわらぬ舌で一緒に歌い始め、それ以来ずっとずっとずっと私はこの歌を聴くたびに同じように感動している。
全てはそこから始まった。今でも続いている。
Flowers Never Bend With The Rainfall (雨に負けぬ花) *Simon & Garfunkel の曲。(1966)
| 2006年04月03日(月) |
California, show your teeth |
レッド・ホット・チリ・ペッパーズのPVは好きじゃない。今まで色々見たけど、気に入ったのはThe Zephyr SongとAround The Worldだけ。By The WayやUniversally Speakingに至っては嫌いだ。
Can't Stopは、今となっては見慣れて、ごみバケツ入りのジョンが可愛いなあと思えるようになったが、最初に見た時は「私のCan't Stopに何をすんねん?!!」と思ったほどだ。
ふざけ過ぎなんだよぉ。
と、いうわけで。一昨日ママ(友だち)がおしえてくれた、新曲Dani CaliforniaのPVを、繰り返し見てはため息をついている。面白いよ、リズムにのってるし、凝ってる。でも、ただでさえDaniの音源の一部を聴いた時から、この曲にたいして「?」となっていたというのに。こうまでふざけられては、視覚の印象が強過ぎて、曲に入り込めない。Can't Stopだって、もしも最初からPVで見ていたら、ああまで好きになれたかどうか。
・・・いや、でも。これはやはり言い訳なんだろうか。
何度聴いてもこの曲、マチちゃんが言ったのと同じ感想しか持てない。「普通にいい」
他のどんなアーティストでも、新譜が期待外れだったからといってどうということもない。現にフー・ファイターズの最新作は、前作One By Oneに比べれば多少物足りなく感じたが。まあそれでもいいことはいいな、と思っていた。
でも。レッチリだけはだめだ。
2002年に、アルバムBy The Wayに出会った時のあの衝撃。以来あれは私のバイブル。
そして来月出る筈の新譜からの、最初のシングル・カットがDaniなのだ。それが「ぴんと来ない」
聴きこみが足りないの? それともこのふざけたPVのせい? 映像を消して聴いてみる。歌詞も聞いてみる。
California, rest in peace
Simultaneous release
California, show your teeth
She's my priestess, I'm your priest
・・・わからない。いいのかどうかも。
2時間だけ寝て、起きてみたら雅樹からメール。何と、Daniが日本映画の主題歌になるという。原作は少年漫画?
・・・嘘でしょ?
ファンサイトでもさすがに失望の声が続々と上がっている。「販売戦略では」という見方が多い。ある書込みに、「By The Wayが思ったより売れなかったらしいから・・・」とあるのを見て、がっくり。それじゃあんまりだ。
でも、何だっていいんだ。私が曲に感動出来さえすれば。
・・・もう一回聴いてみよう。イヤホンを耳に突っ込んで。
気に入らないなら、きっと私のほうが間違ってるに違いない。
多分そう。きっとそう。
もう一回聴いてみよう。
(4/4up)
California, show your teeth (ダニ・カリフォルニア、私に本当の威力を見せつけて) *Dani California / Red Hot Chili Peppers (2006) の歌詞。
| 2006年04月02日(日) |
Can you really take it all the way down? |
昨夜もやはり10時間以上寝た。40時間近く起きていた後とはいえ10時間以上も。土曜ごとの寝溜めが習慣化しつつあるのか。
今日も昨日と同じくずっと英語の読書と翻訳、そして遅れている日記の更新に努める。うちから一歩も出ず、また殆どまともに食べない。この4日間で体重が1.4Kg減っている。
昨日Reader's Digestを一冊読みきったが。中にひどい実話があった。タイトルページには、カリフォルニアの草原で女性が襲われた話とだけ書いてある。てっきり通り魔の話かと思ったら。
ハイキング中の彼女が遭遇したのはクーガー(cougar=ピューマ)だった。顔にがっしりと噛みつかれ、引きずられ、振り回され、悲鳴を聞いてかけつけた男性二人が必死で攻撃してもまだしばらくは噛みつかれたままで、ようやく引き離した時は、右目を含む顔の右半分はもぎ取られ、体中噛み痕だらけで大量出血していた。
カリフォルニアでは毎年平均一人がクーガーに襲われるという。アメリカというのはこういうことが起こる国なのだ。
この女性は普段から非常に頑固な性格で、また体も鍛えていたそうだ。襲撃にあった時もかなり激しく抵抗して戦い、ようやく獣から逃れた直後に「歩けるか?」と訊かれて「Let's Go!」と答えたらしい。おまけにこの女性は、襲撃前と襲撃後(さすがに整形手術をさんざん繰り返した後ではあるが)の写真も載せている。記事はこの女性の勇気を称えているが、多くの日本人はこの女性の態度にひるむだろう。(ちなみに彼女を助けたうちの一人は彼女の恋人だったが、襲撃の3ヵ月後に別れている。彼の写真も掲載)
この事件そのもの、そして被害者の態度、そしてそれを写真入りで詳細に掲載する雑誌、全てが一般的な日本人にしてみれば別世界だと思う。
アメリカにしてこれである。広い世界では何が起こっているか知れたものではない。どんな異質な感覚が存在することか。
それを理解する助けになるのが言語だ。そして英語は世界で最も広く通用する言語なのだ。
夕べ、フィンランドからメールが来た。2月にCROSS ROADに来たお客からだ。
こんなことがあるのも、英語が出来るおかげだしね。
Can you really take it all the way down? (この感覚をすっかり受け入れられる?) *Can You Take It / John Cougar Mellencamp (1982) の歌詞。
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