dependance diary** 2004年10月、彼が逮捕されました。
突然の出来事に戸惑いながらも奮闘した日々。
そして2005年2月、執行猶予4年と言う判決を受けて彼が戻ってきました。
そんな私達の毎日を綴ります。




dependance diary**
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■レターセット
2005年01月30日(日)


新しいレターセットを買ってきた。


ピンクと白の水玉模様のやつと
四葉のクローバーが書いてあるやつ。
とっても可愛い。




彼が捕まって3ヶ月が経った。
この3ヶ月間、私は彼に沢山の手紙を書いてきた。
私自身、仕事をしていて手紙を書く時間が余り無いけれど、
週に2回は書いて送り続けてきた。
全部で何通になったのだろう…?





私は手紙を書く度に
違うレターセットにしていた。
1回の手紙ごとに1セット使っちゃうせいもあるけど笑、
彼のちょっとした楽しみにして貰いたかったから。。
週に1回レターセットをまとめ買いし、柄を選ぶのが楽しかった。


彼は猫の模様のレターセットが可愛いと言っていた^^








最近は手紙と言うか「日記」に化してる様な気がするけど笑
思ったことや今日あった出来事を書いてきた。



そして
『一緒に頑張ろうね』
は今まで必ず何処かに入れてきた。








今日はなんて書こう…。




今日手紙を書いて送って、
来週の木曜日の面会後にもう1通書いて送るつもり。
判決まで彼に手紙を書くのは(ちゃんと届くまで)今日を合わせてあと2回。



ついに再来週の月曜日に判決が出る…。









もぅ新しいレターセットを買う必要はないのだろうか、、、




■投げキス
2005年01月27日(木)


今日も木曜日恒例、面会の日。



いつもより綺麗に化粧をし
髪を巻いたり服を考えたり…
たった10分弱の面会の為に気合を入れる。


今日は彼の好きだって言っていた、
胸元の開いた黒のVラインの服を着た。
(谷間丸見えだから余り着ないんだけど^^;)
見事、その私の格好を見た彼は凄い嬉しそうだった(−▽−;)





でも一緒に暮らしていた頃は
毎日一緒だからそんな気合を入れる事も余り無かったので、
こうやってたまにしか顔が見れなくなった今は、
せめて、会える時だけは、綺麗な姿で会いたいと思うよ。




「やっぱり●ちゃん綺麗だね。
 お店で初めて会った時、一目惚れしただけあるやぁ〜。あは。」






彼が今日そう言ってくれた…。


どんだけ自分、普段スッピンで居たのかYO!!って感じです(^o^;)ゴメン…



でも褒められると嬉しいものですね。。
自分が似合う服をとことん追求して行こうって思った。
綺麗なままで居続けたいから。。







今日は
裁判に関わった人達の態度について(ココ参照
彼が「泣かせちゃったみたいでゴメンネ…」って言ってくれた。
彼のせいではないんだけど。。
日記にバァーッって↑の事書いたから心配かけちゃってた(><;)
反省;;


あとは差し入れ有難うとか
私の眉毛が薄くなったとか
世間話をしてた。


何かいつもより面会時間が長く感じた…
そんなには長くなかったけれど
でも確かにいつもよりは長く取ってくれたっぽかった。
良い看守さんに当たってちょっと嬉しかった(*^ー^*)


そしていつも通り看守さんに
「はい、そろそろ」って終わりを告げられ
席を立つ。



「●ちゃん」


「ん〜?」










彼が投げキスをした。





「また来てね^^」





そして又投げキス。
右手の人差し指と中指で。





「あははっじゃーねー」



私も恥ずかしかったけど
軽くチョンって返しました(笑)








投げキスがこんなに嬉しいものだとは…







こんな事でも私の些細な幸せです(*^ー^*)






帰りはヤッサン20人位のグループの人達に絡まれました。
投げキスが嬉しくて一人でニヤけて歩いていたら
その中の一人の人にぶつかっちゃったのです��( ̄◇ ̄;)
頭みたいな人が出てきて(周りの人皆この人に腰低くしてた)
ヤバイ…怒られる;;と思っていたら、
「姉ちゃんも、頑張りぃや!」と優しい言葉を掛けて頂きました(T▽T)
玄関まで頭さんと世間話をして歩きました(笑)




これでも同じ待ち人同士だ…。。




正直怖かったけれど(苦笑)
でも待ち人同士としての話が出来て嬉しかったです(●^o^●)
ちょっと気分が楽になった気がします。不思議ですね..




■6通目の手紙
2005年01月26日(水)


彼から6通目の手紙が届いた。
どうやら先週の面会の直後に書いた手紙の返事みたいだ。


手紙を書くことが、
生ピーマンを食べるよりも苦手で筆不精な彼だから、
こんなすぐに手紙が来るとは思ってなかった…びっくりしたw




内容は手紙を年末年始前後書けなかった言い訳と
引っ越しの事(出所したら引っ越します)
あとは明日の宅下げのことで4枚書いてありました。





最後に




今回もよく分からない内容になっちゃってすいませんん。
ホント手紙って苦手なんだぁ…毎回書くのに頭フル回転だよ。
疲れたなぁー、次から2枚くらいでも良いッすか?(笑)





そういえば、
気付いたら今日も
●ちゃんの事愛してました。
まぁいつもの事なんで。
ちょっと手紙に書いてみたかっただけです、すいません。


木曜は、家用に買ったって言うメガネを掛けて面会にきてねv
既に、勝手に想像だけで萌えております(笑)










初めて手紙でこんな事言われた…





捕まってから
反省の言葉は何度も聞いたし書いてあったけれど、
こういう言葉はちゃんと聞いた事が無かった。
極度の照れ屋だから仕方が無いかな…;って諦めつつ
でも塀の外で待っている私としては
正直、こういう時だからこそちゃんと言って欲しかった自分が居た。
1回でいいから・・・。






今回、初めてそんな言葉を聞いて
ちょっと日本語おかしいと思ったけど(笑)
凄い嬉しかった(*^ー^*)
今まで頑張ってきたかいがあった気がした。






でも
もぅ十分カモ…読んでるだけで照れるよ;苦笑







明日は面会。
私も愛してるとか言ってみようかな。。
…多分照れて無理だろうけどね…( ;− −)
代わりに家用のメガネを持って行ってあげようと思う笑
(普段はコンタクト)




何話そうかな。







明日は早起きしなきゃね。




■現実の冷たい人間の壁。
2005年01月23日(日)


金曜日、
彼から手紙が届いた。


内容は裁判に来てくれて有難うと
捕まった時に着ていたスーツが着れない位太った事(どんだけ^^;)
私の事をどれだけ想っているかと言う事
あとはもろもろ独り言みたいな…。
5枚びっちり書いてあった。




嬉しかった。






でも思いもよらない言葉が書いてあった。
それは弁護士の言葉だった・・・・





公判前に弁護士との打ち合わせの時、


「あなたは上手くやれそうだけど、emi*ちゃんがねぇ…
 途中で泣いたら上手く答えられなくなってマズイでしょう。
 それだけはねぇ…打ち合わせでそうならないように言っておくから」


と言う話になっていました。
現実になってしまったのでとても不安になったけど、
同時に何か俺は面白くて少し笑ってしまいましたけどね(笑)








頭をガーンッと打たれた様な気分だった。






彼の弁護士は口だけの人だったと痛感した。



現実に
私が仕事中は電話出れないからと言っていたのに、
弁護士は何度も何度も仕事中に電話を入れてきて、
休憩中や帰宅後に掛け直したら「不在です」「帰りました」云々。
これじゃあ聞きたい事も聞けない。

公判日、
待ち合わせの30分前に必要な物を連絡してくるし、
打ち合わせなんかあって無かった様なモノ…。
終いには公判の後、帰り道に「頭飛んじゃった?」と言われた。
頭飛ぶも何もないだろう。
だったらちょっとは協力してよ。。





どうやってこんな弁護士に頼れというのか。
どうやってこんなんで上手くやれというのか。





それで彼には、
まるで自分が協力的みたいな事言ってたとは…












悔しくなった。
悔しくて悔しくて、
涙が止まらなかった。
馬鹿にされた様な気分になった。
久し振りに大泣きした・・・。










でも、
現実はこんなんだ。
もぅ慣れた・・・・・



何か小さな事でも動きがあったら即連絡すると言っていた刑事も
協力してくれるとか言っていた店の人も
判決まで持っていくとか言っていた弁護士も
最後まで私が動かなければ何も動いてくれなかった…。






所詮、彼らには他人事だった。。。






だからこの3ヶ月、
結局私一人で時間とお金を割いて全部こなしてきた。
誰も頼れないなら、自分が強くなるしかなかった。
「可哀想な子」と思われるのが嫌で、胸を張って歩いてきた。
私はずっと彼を一人で支えてきた。











彼らには
強くなるキッカケをくれて有難う
とでも言ってあげようか。。


もぅ
彼らのお陰で
冷たい壁には慣れてしまったよ。
悔しいけど。




■顔を見ると安心してしまう。
2005年01月20日(木)


今日は面会の為3度目の拘置所へ。
やっぱり今日も電車から拘置所が見えると
胸が痛くなった。




拘置所に着き
早く彼に会いたい…と思って急ぎ足だったせいか






入り口で派手に転んでしまったorz





鞄の中身は飛び出るわ
オニューのジーパンの膝は擦り剥けるわ散々…;
皆見てるのに誰も助けてくれないし、恥かしかったぁぁぁ(ToT)



何事も無かったかの様に
気を取り直して受付を済ませ面会室へ。
もぅこの受付も荷物検査も面会室までの長い廊下も
慣れた。慣れたくなかったな。。







今日も同じ階。
10分位待って面会室の中へ。



かれこれ手紙が1ヶ月も届かないので
嫌味たっぷり言ってあげようと考えてたのに




「おはよう^^
 手紙今日か明日に届くと思うよ♪」








先に言われてしまった…( ̄□ ̄;)


どうやら
そこの拘置所は月〜木曜しか手紙を出せないらしく、
先週私が面会に来た(木曜)後すぐには出せなかったらしい。。。
そぅ考えると今日か明日に着くのは当然かぁ。。
一応「これからも手紙沢山書いてね」って軽く言っておきました(笑)





あ〜あ・・・
また許しちゃった…(−−;)







彼を見ると
彼の眉毛が伸び放題で、
仕方が無いんだけど、
余りにも太くなってたんで笑ってしまいました。。。笑
玉木宏似の面影も何もないんだもん( ̄▽ ̄;)



「でしょでしょ〜凄いでしょ!」



って彼は前髪を上げて
顔をアクリル板にくっつけてきた。
眉毛が太い上にアクリル板に顔をくっつけてるせいで
鼻の穴が広がってるのが面白くて、
私も笑いながらアクリル板に顔をくっつけてみた。
(看守さんがさり気に笑っていたのを私は見逃さなかった笑)


触れられないから
ちょっとでも近付きたくて
アクリル板に顔を付け合いながら話してる私達は、
はたから見たら馬鹿みたいだっただろうけど、
でもそんなんでも凄い楽しかったし、幸せだった。




「帰ったら眉毛抜いてね^^」




そういえば
彼が逮捕される前は
よく彼を膝枕して眉毛の形整えてあげてたっけ…
「うん。」って言ってあげた。



あとは
家賃の振込みのこととか大切な事を話したり
他愛も無い話をした。





そういえば彼が髪を少し切っていて
茶髪の部分が無くなり色が真っ黒になってたんだけど、
私達が付き合い出した頃の事を思い出した。
彼は私達が付き合ってすぐの頃は髪が黒かった。
本当は私は黒髪の彼が好きだったんだ。。
茶髪も似合ってたけど、やっぱり黒髪のが似合ってると思うv
懐かしかった。(*U U*)






看守さんに終わりを告げられ
今日の面会は終わった。


何か裁判が終わってから
楽しく彼と面会出来るようになった気がする。。
一段落したからなのかな…彼も私も最近よく笑う。
たった10分だけど楽しいと思えるようになった(*^ー^*)
良いことなのかな。


週に1回の面会。
会えない時間は不安で落ちてしまうのに
たった10分でも顔を見るとやっぱり安心してしまう。
今日みたく嫌味も言う気が失せる。
不思議…。。





彼は一種の特効薬だ。



私は彼の特効薬になれてるのかな?






毎日会いにいけたらどんなに良いだろう。。








もぅ少し
もう少しの辛抱だよ。



だと良いな(^ー^;)




■愚痴。
2005年01月18日(火)


彼が居なくなって2ヶ月半。



彼が逮捕されてこの2ヵ月半の間に
彼から来た手紙の数は全部で4通。
私が彼に送った手紙の数は全部で20通は超えてる・・・






正直、
反応の無いモノに
手紙を書き続けることが辛いと感じるのは、
私のワガママだろうか?








もし刑が確定してしまったら
彼からの言葉を直に感じる事が出来るのは
月に数回と制限される。
最悪、刑務所に落ちて内妻も通らなかったとしたら
何年間も音信普通になってしまう・・・


だけど彼はまだ確定した身ではない。
まだ連絡が取る事を許されてる時期。
なのにまるで確定したかの様な手紙の数。。。
年が明けてから1度も手紙は来ない。




それは彼自身が、
執行猶予を貰えると
軽い気持ちでいる表れだと思う。




何度も私は実刑もありえるよって言い続けてきたけれど、
周りが執行猶予だって言ってる、とか、
刑務所に落ちる事を頭に入れてない様に見える。



だから
最悪の時の事を考えられずに
4回しか手紙を送ってこないんだろうね・・・
















キミは何の為に捕まったの?
今、何の為に拘留されているの?




本当に反省してる?








本当に、
自分のした事分かってる?










私が1番に謝罪して欲しいことに対して
どうして、謝罪の言葉がないのかな?
幾らでも言えるよ、ごめんって。
でもキミは何に対してゴメンって言ってるの?
私が何に対して謝って欲しいかちゃんと気付いてる?
1回だけで良いから…言ってよ。






まだ何も制限されていないのに
反応が返って来ないモノに対して
手紙を書き続ける事、
どれだけ辛いか分からないのかな?






反省の毎日を過ごしてると言うなら
待っててと言う位なら
ずっと一緒に居てくださいと言う位なら
せめて少しでも不安を消させてよ・・・。










バカヤロウ。





いい加減明日は手紙届くよね!?(`o´)




■好きな時間。
2005年01月16日(日)


彼が捕まる前日
私はとても幸せだった。




私と彼は、
休みの日は大体原付か自転車で何処かに出掛けていて、
その日も自由が丘へ原付で向かっていた。



彼を後ろから両手でギュッと抱き締めて、
自分の顔を彼の背中にぴったりくっつける。


運転中、
彼が私の左膝を
彼の足の方にぎゅっとくっつける時があった。
信号待ちの時は両手で私の両膝をくっつけてたんだけど。
私はこの時が好きだった(*^ー^*)



家に帰ってきて
エッチの最中、頭をぎゅって彼の方に寄せられる時も。
腕枕されながら話をして眠りにつく時も。
夜中寝惚けながら私を引き寄せてくる時も。






どれも彼にとっては自然な行為だったんだけど
私はその瞬間ひとつひとつが幸せだった。。









また


そんな時間を過ごせるよね…?




■公判後初面会。
2005年01月13日(木)


今日は公判後初めて彼に会ってきました。



彼のいる拘置所は
電車からも見える程とても大きな建物で、
拘置所まで長い塀に沿って歩くのだけれど、
ここを歩いていると意味も無く泣きそうになる。
何故だろう?







今日も面会受付用紙に続柄内妻と書いた。
そうなんだけど何だか照れるんだよね…(−−;)



今日の面会室はこの間と同じ10階だった。
(この拘置所は彼が居た留置場とは違い、
面会者が来るとすぐ彼も入って来るからビックリする^^;)
私自身椅子に座らないうちにすぐ彼が入ってきて、




「●ちゃん、 
 裁判の日化粧濃いよ〜(笑)」





と言われました��( ̄□ ̄;)







orz



…いや、泣いたら困るように
いつもより濃くして行ったのは事実ですけど(汗)
「睫毛バサバサでそこらのギャルよりも濃かったよ」って…凹
そんなに濃かったかなぁ…(T▽T)





そして



「泣かないでよ〜」




って。
やっぱり言われちゃった。。
ゴメンって顔を下に向けたら
彼が頭をポンポンってする仕草をしてくれた。


「嘘だよ^^
 その前にあんな辛い思いさせちゃってゴメンネ。
 まぁ途中問題発言があって、口塞ぎに行きたかったけどね(笑)」



って言ってくれた。
正直、裁判の日の自分の役立たずさに恐縮していて
今日彼と顔を合わせるのが嫌だった。。
でも彼は全然平気だよって言ってくれて、
平気とか嘘なのかもしれないけど、その優しさが嬉しかった。。。
相変わらず優しいんね。。(´Д`)




あとは変顔したり
他愛もない話をしたり
笑顔が絶えなくて
いつも一緒にいた時の様な時間を過ごした。
たった10分だったけれど、楽しかった(●^ー^●)


最後の方




「●ちゃん…痩せたね…」





って彼が凄く深刻な顔をして言って来た。
確かに私はこの2ヶ月で会う人皆に痩せた?って言われるくらい痩せた。
彼が「俺の…」って言ってきたので
「たこやき〜」って変顔して誤魔化してみた。
「俺の…」の後の言葉は分かってた。
でも彼のせいにしたくなかった。言って欲しくなかった。
彼からその言葉を聞いてしまったら、泣いてしまう気がした…。
いつまでもたこやき〜言ってる私を見て、彼はお腹を抱えて笑ってた(ホッ)



看守さんに終わりを告げられ、
私は馬鹿みたいに大きく手を振った。
彼が「今日手紙書くからね」って言いながら凄い笑ってくれた^^










ちょっと元気になったかな?




いつまでも私が泣いてたら
彼はきっと自分を責めるから。


確かに彼のお陰で大変な目にあってるし
沢山傷ついた。


でも今は逮捕直後の様に怒りたくない。
むしろ元気付けてあげたいって思う。
何でだろ…お人良し過ぎなのかな?
でも今の彼には本当に元気になって貰いたいんだ。
留置場よりもはるかに厳しいこの拘置所で、
1人の彼にとっての、支えになれたら良いなって思うよ。




私がいま彼にしてあげる事はそれ位しかないから。。




■初公判<後半>
2005年01月12日(水)


内妻兼情状証人としての私の証言が終わると、
今度は彼の番だった。



私と同じく
彼も弁護士→検事→裁判長の順に問いただされていた。
さまざまな質問に反省の色を見せながらゆっくりと答える彼。
時折、打ち合わせと全然違う事を言っていたり、
手がもぞもぞしている姿を見て
彼も緊張しているんだな…って言うのが伝わってきた。



途中、検事のひねくれた質問が有り、
どうなる事かと思ったが、彼はまっすぐ・立派に答えていた。





そして裁判長が


「内妻emi*さんにも向かって
 今後の抱負を言ってあげて下さい。」




と言った。
これは裁判長の優しさなのだろうか…
裁判長はまたしても私達を向かい合わせてくれた。
傍聴席に居る私の方を振り向き、彼は言った。。






「これから生まれ変わって頑張ります。」






まっすぐ私の事を見つめる彼。
目が真っ赤だった。
ありきたりの言葉かもしれない。
それだけ?って思う人も居たかもしれない。
でも、私にはそれで十分だった。
私もまっすぐに彼を見つめ、コクンと頷いた。。。





彼が前の方に向き直した直後、
私は彼の役に立てたのだろうか。
彼を助ける事が出来たのだろうか。
受け答えもきちんと出来なかった私は
裁判長に頼りないって思われてしまったのではないか。
と言うさまざまな不安が、私を襲った・・・
そして追い討ちを掛けるように検事から求刑が言い渡される。







求刑2年6ヶ月






思ったよりも短かった…。






執行猶予を貰える条件の1つとして
検察官の求刑が3年以下というのがある。
もしかしたら…と言う希望の光が見えた。
弁護士さんも



「被告人は罪を全て認めており深く反省の点が見られる事、
 弁償金は相手側に全て支払った事
 被害金額が6〜8万程度に収まっている事
 逮捕から70日以上の長期勾留を受けている事
 内妻emi*さんの今後被告人監督が強く期待できる事。
 今回の件では内妻emi*さんの温かい励ましにより、
 被告人自身罪の重さを十分理解していて、更正の意欲も見られます。
 被告人は31歳とまだ若く、社会復帰も期待出来ます。
 だらしのなかった被告人の更正意欲が強く見られる今、
 それを教え続けた内妻emi*さんの為、そして被告人本人の未来の為にも
 今回だけは社会に出て更正をして頂きたいと私は思っております。
 どうぞ今回はご寛大な判決を・・・」




と言ってくれた。。





判決は2月8日(火)





運命の日が決まった…。







閉廷。


彼は腰に縄を巻かれ
両手に手錠をはめられた。
彼が一瞬私の方を見て、また前を向きゆっくりと去って行った・・・
力が抜けて彼の居なくなった席を見つめていた私の所に
弁護士さんが来て




「emi*ちゃん緊張しちゃったね?
 でも多分だけど、大丈夫だと思うよ。
 彼がね、emi*ちゃんは人一倍緊張しやすい子だから、
 emi*ちゃんが倒れないかって心配してたんだよね。」





と言った。








何でキミはこんな時に私の心配なんかしてるの?
自分が一番不安な癖に…。





















ゴメン。。





ありがとう。。





今日の私の姿を見て
また子供だなぁ…って言われちゃうかな。




こんなに頼りない彼女でゴメンネ・・・。





お疲れ様でした。




■初公判<前半>
2005年01月11日(火)


ついにこの日が来た。






去年まで着ていたリクルートスーツに久し振りに腕を通す。
自分の体の形に合わせていた筈のこのスーツはブカブカで
スカートなんか折らないとずり落ちてくるほどだった。
いつの間にこんなに痩せたんだろう…



ブカブカのスーツに身を纏いながら裁判所へ向かう。
彼の公判が行われる裁判所は予想以上にとても高く、大きかった。
初めて足を踏み入れる法廷もテレビで見ていた法廷よりもはるかに広く、
沢山の椅子の数に一瞬グラッと来た。。。


私は弁護士さん側(向かって左)の列の一番前に座った。
情状証人としての資料を渡され、記入させられた(名前生年月日住所)。
資料を書き終えると同時に右側のドアが開き、
彼が現れた。
傍聴席に居る私を見つけるなり、
彼は少し微笑んだ。







彼が歩いてくる…
ガシャンガシャン、と言う音。
初めて見る彼の両手に手錠・腰縄姿。
覚悟はしていたものの、やっぱりその姿を見るのは辛く、
彼は立派な犯罪者なのだと、改めて感じた。





彼は下を向き
弁護士さんの前の席に警察官2人に囲まれて座った。









そして裁判官3人が入ってきて開廷。







彼が真ん中の証言台に立たされ
裁判官から誓約をさせられる。
そして検事からの罪状認否が読み出され、
(これがすっごい早口で何を言ってるのか分からない^^;)
時折彼に証拠品を見せ「これに見覚えはありますか?」「あります。」、
検事が何度か資料を裁判官達に渡す
と言う一連のやりとりが淡々と行われた。
弁護士さんが何かを話してすぐ、情状証人の時間が来た。
彼の尋問が先だと思っていたのでビックリした。







木の塀を越えて中に入る。
彼の横にある真ん中の証言台に立ち宣誓を読み、
椅子に座る事を命じられた。




まず弁護士さんからの質問が始まる。
今思えば全部打ち合わせしていた通りの内容ばかりだった。
しかし、緊張の余り、何が何だか分からなくなってしまい、
自分でも何を話しているのか分からなくなった…。
検事からの尋問もとても厳しく、悔しくて、涙が出た。
考えていた事が上手く言えない…でも言わなくてはいけない…
手も足も震え、顔が赤くなったのも自分でも分かった。






無我夢中だった。





弁護士さんと検事達の尋問が終わると
裁判長からの質問が始まった。
裁判長は私に優しく、ゆっくりと、
先ほど質問された事とほぼ同じ事を聞いてきた。
落ち着きのある裁判長の優しい笑顔に私はホッとし、
さっきよりは答える事が出来た。
私が答える度に笑顔で頷く裁判長。





「最後に、
 彼に言いたい事があれば、
 彼の方を見て言ってあげて下さい。」





ビックリした。
彼の方を見て話して良いのかと。
私がえっ…って顔をしていると





「大丈夫ですよ^^」






ゆっくりと横に居る彼の方を向く。
手を伸ばせば触れられそうな距離。
正直、そこで彼の腕に飛び込みたかった…
私は彼を見つめ、彼も私をまっすぐ見ていた。





「頑張って更正してください。
 一緒に頑張って生きましょう…お願いします。」







これが精一杯の言葉だった。。。





彼が唇をかみ締め、コクンと頷いた。。。





「内妻emi*さんの証言は以上です。」


私は彼の横を通り、
傍聴席へ戻った。





私はこれで良かったのだろうか・・・
私の証言した事は正しかったのだろうか・・・
彼の為になったのだろうか・・・



分からない。
ちゃんと考えていた事を言えなかった自分。
裁判官に想いは伝わったのだろうか・・・




■公判日前夜
2005年01月10日(月)


「文面中に何故投票ボタンを入れないのか?」
と言うメェルを頂きました。有難う御座います。
日記にて返事を致します。ご了承下さい。


去年の10月にこの日記をつけ始めた時から、
文面中に言葉を繋げる形の投票ボタンを入れていません。
確かに、文面中にこの投票ボタンを入れれば、
今以上に日記を沢山の人に見て貰う機会が増えます。
この日記を読んで、犯罪について多くの人に考えて貰いたいな、
と言う気持ちもあります。


しかし、そうをしないのは、
私自身、心の整理をつける場所が欲しかったので、
この日記は自分のキモチを正直過ぎる位、正直に綴っています。
その上、犯罪に関わっていたりと、内容が内容なので、
言葉を次に繋げる形の投票ボタンを押して貰うのは如何なものかと思い、
このようにさせて頂きました。


偶然この日記を見つけて読んで下さってる方達には、
今まで通り、日記を読んで・考えて貰い、
ボタンは押したいと思った時にだけ押して貰えれば十分だと思っています^^
勝手ながらこのような形を取らせて貰う事をお許し下さいませ(ぺこり)






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





明日はついに彼の第一回公判です。




起訴が3件(内、未遂2件)なのと、
裁判官が3人の大掛かりな裁判なので、
(年末年始を挟んでしまったのもあるし)
多分判決までは行かないんじゃないかな…と思います。



彼のした事は
軽いものだと皆が思うでしょうし、私自身そう思っていました。
(過去日記を読むと自分の甘さに苦笑いしてしまいます^^;)
でも詐欺と言うものは「知能犯」と呼ばれ
どんなに小さな罪でも実刑になりかねないのです。
人を1人殺害するよりも、刑が重いのです。


しかし、どんなに軽い罪だろうが重い罪だろうが、
彼のした事は社会的ルールを破ったと言う事に変わりはありません。
執行猶予を貰えればそれは嬉しいけれど、
それなりの判決を受けて欲しいな、とも最近は思います。
一生のうちの数年なんか、それが更正してくれる機会になるなら
私は待ってあげられるから。





ホント自分強くなったよなぁ…(^^;)




毎日彼が居るのが当たり前で
彼に頼りっぱなし・甘えっぱなしの私自身、
一人でも歩けるようになった。
悲しさを超えてこんなにも強くなれた。。


彼も今までの生活を見つめ直し、
中途半端な自分から立ち直るために頑張ろうとしている。









彼が逮捕されて良かった気がします。









彼が居なくなって
触れられない状況になって、



・信じ続けると言うこと
・思いを伝えることの難しさ



を学びました。






今回の逮捕は
決して悪い方向ではなく
良い方向だったのだと
私は今ではそう思えます。





明日は私たちの運命を左右するだろう日の1日です。


両手に手錠・腰縄姿の彼を、
本当は見たくなかったけれど、
見なくてはいけない。現実を受け入れなくてはいけない。
情状証人として、私は彼の大切さを証言しなくてはならない。
彼が、再犯を起こしやすいハイリスク・ハイリターンの世界から
抜け出して貰うためにも。


初めての事で不安だけれど、
この2ヶ月学んできた事を無駄にしない為にも
明日、頑張ってこようと思います…





彼の為に


そして
私自身の為に。。。




■初めての拘置所へ。
2005年01月05日(水)


遅くなりましたが、
あけましておめでとう御座います★☆(^ー^)★☆
実家へ帰省していた為更新が出来なくてごめんなさい;


おみくじで「待ち人…来ず」と出て、
軽く凹んだお正月でした(¬w¬;)





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



今朝、今年初の面会へ行ってきました。




塀の横に沿った長い道を10分ほど歩き、
初めて足を踏み入れる拘置所は
余りにも大きな建物で圧倒されそうになりました。
それと同時に、何故かとても不安な気持ちになった…。
あそこは彼の罪の重さを改めて感じる建物だ。





受付用紙に続柄「内妻」と書き提出。
拘置所は被告人に対して1日1回1組の面会しか許されていないので、
面会出来るか不安でしたが、無事通過。
(拘置所へ居るのは私しか知らないから当たり前か…笑)
受付番号と面会実施フロア・
面会者人数が記載されている面会受付票を貰う。
隣りの面会人待合室で5分ほど待っていると(TVがあった^^;)、
番号が呼ばれると同時に電工掲示板に該当する階の番号が表示された。
そして奥の検査室に入り、
金属探知機を通り、手荷物を検査される。
私は手荷物をロッカーに入れてたのですぐに検査通過。
廊下をずっと歩いてエレベーターホールから指定された階に上がる。
(これが、これで良いのかって不安になる位長い…汗)
指定された階の窓口に窓越しに面会整理表を提示すると、
そこでやっと面会室に案内された。





留置所と全然違い、
長い道のりだったなぁぁ(;−−)=3
でも全然待たされなかったので意外でした。
(1時間以上待たされるのかと思って朝一で行った爆)



面会室に入るとすぐ彼も入ってきた。
私の顔を見るなり叫ばれた。



「あ〜…良かったぁぁ!」




?!(・・;)


イブに拘置所へ移監になって
私の手紙が行き違いになったのと、
年末年始を挟んでしまい手紙が届かなかった、
そして昨日私が面会に行けなかったから、
そのことについて連絡が行ってない彼は、
私が死んでる・又は実家に戻されたんじゃないかと不安だったらしい…
電報を打とうとしたら私が来て気が抜けたと言う(笑



凄いホッして笑顔な彼を見て
可愛いーvvなんて思っちゃった自分…(><*)




と言うか
やっぱり予想通り、彼は風邪を引いていた;
ガラガラ声でゴホゴホ言いながら喋ってた。



(−−)
(∩∩)
↑こんな感じで不安なまま年を越したとか言ってたっけ。
ゴメンってば…(^ー^;)




何だか大した話もしてないうちに(多分10分弱)
看守さんに終わりを告げられた。


彼が「また来てね」って言ったのに対して
私が「もう裁判の日まで行けないよ…」と返すと
彼が物凄い悲しそうな顔になった。
「仕事明日からなんだ…ゴメン…」と言うと
「あっ…そっか」って笑っていたけれど
目が笑ってなかった。
物凄く悲しそうだった、、
その目を見るのが辛かった。。




本当は私だって毎日会いに行きたいよ。
でも生活して行くのに働かなきゃならない。
ゴメンね…




「11日頑張ろうね。」


「うん。頑張ろうね。
 ○ちゃん気をつけて帰るんだよ?」






風邪を引いているせいなのか
彼が物凄く弱弱しく見えた。
留置場にいた頃はいつも元気よく手を振ってくれたのに、
今日はフラフラと元気のない手の振り方だった…。
そんな彼を見て側にいて抱き締めてあげたいと、強く思った。。
何もしてあげれない・裁判の日まで会いに行けない自分が悔しくて
泣きそうになったけれど、今日は私が元気良く最後まで笑顔で手を振った。
ここで私が泣いたら彼はもっと弱ってしまうと思った。


看守さんに肩を押されて去って行く小さな後ろ姿、
ドアが閉まったと同時に涙が出た。





今日も好きだと言えなかった。
どうしていつも忘れちゃうんだろう…





泣きながら長い廊下を歩き出口へ向かった。
受付表を返して荷物をロッカーから出し、
差入売店でこれでもかと言う位お菓子とみかんの缶詰・本を買い、
差し入れ用紙に必要事項を書く。
5000円の現金も差し入れた。

せめて体だけでも早く元気になって欲しいから…。
ちゃんと食べてね。。










拘置所を出ると
空は快晴。


大きな拘置所を見つめながら
長い塀にそって歩いた。





来週は裁判。
その日に判決は出ないかもしれないけれど、
今月中には確実に決まる。



今日、
この先どうなるか分からないという不安は
彼も一緒だったんだと痛感した。




あんなに弱っている彼を見て
私は執行猶予でも実刑でも
どちらでも結果を受け止めようと
そして待とうと
強く誓った。




馬鹿かもしれない。
ダメ男かもしれない。
この先苦労する事だって分かってる。


でも今の私には
それしか答えがない。
他の選択肢を選べない。








負けてたまるか。









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