月に舞う桜

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2018年08月31日(金) 還付金詐欺の電話

先日、自宅に詐欺の電話がかかってきた。
注意喚起の意味も込めて、概要を書いておく。

ある日の午前中、区役所職員を名乗る男から電話があり、母が対応した。
「平成22年〜27年の間に健康保険料を2万3千円ほど多く払っていたので、払い戻しの手続きをする」という書面を4月ごろに送ったが、届いていないか? と。家族の誰も、そういう書面が来た覚えはない。
払い戻し手続きは7月末が期限だった、期限が過ぎたいまは区役所ではなく郵便局以外の金融機関で手続するしかない、との話。
口座を持っている金融機関を聞かれ、母が銀行名と支店名(○○銀行××支店)を答えてしまう。
すると、その支店に確認して、10分後くらいにもう一度電話するとのこと。いったん、終話。

母から電話の内容を聞き、それはおかしいのではないかと話した。
そもそも、我が家は平成22年の時点では誰も国保に入っていなかった。

10分か20分後に再度電話が入る。
今度はなんと、先ほど母が伝えた○○銀行××支店の行員を名乗る男。

疑念が確信に変わる。これは完全に詐欺ですな。

「うちの支店では手続できないので、手続きできる場所を探している」との話。
ここで母が「銀行から電話が来るのはおかしい。こちらから区役所に電話してみる」とブチ切れ、相手が電話を切ったそう。

念のため、私が管轄の警察署に電話し、こういう詐欺らしき電話が来たと報告した。
知能犯係の刑事さんが丁寧に聞き取ってくれて、もし詐欺と気づかなかったら、このあとどうなっていたか(ATMに連れて行かれ、巧みな誘導で逆に振込みさせられてしまう)を細かく教えてくれた。
我が家は、電話に出るとき名乗らない。が、詐欺男のほうから「桜井さんのお宅ですか?」と訊いてきたそう。つまり、うちの名前と電話番号が紐付いたデータをもとに電話してきたということ。
この電話番号がいまも桜井家で使われていることが分かったので、その情報がいろいろな詐欺グループに出回って、また詐欺の電話がかかってくるかもしれないから気を付けるように、と刑事さんが言っていた。

みなさんもお気を付け下さい。
詐欺師、ふざけんな!


2018年08月30日(木) 心の中にいるだけで、強い味方

私の出身高校のダンス部が全国大会に出たという話を、別の高校出身の友人から聞いた。
うちの高校のダンス部、そんなにすごいのかぁ。びっくりした。

その友人と、ランチ&カフェでお茶した。
ランチは初めての牛カツを食べ、カフェで米粉や豆乳でできたグルテンフリーのワッフル(フルーツ添え)を食べた。
米粉のワッフルは普通のワッフルよりサクサク軽めで、パクパク食べられた。美味しかったあ。

それはそうと、駅の近くに車が通らない安全な通路があるんだけど、すぐ脇に駐輪場があるにもかかわらず、その通路に自転車がたくさん停まっていて車椅子で通れないことがあった。
最近、駐輪禁止のコーンが並べられて、しばらくは駐輪が減った……が、しかし! 通路がだめとなったら、今度は通路の出入り口をふさぐように自転車を停める輩が続出。
今日は行きも帰りも自転車にふさがれて通路を通れず、まともな歩道がない車道を通らざるを得なかった。

久しぶりに会った友人とたくさんお喋りして、美味しいものも食べて、せっかく楽しい日だったのに! と、ぷんすかしたのだけど、どこぞの駐輪野郎どものせいで今日という日が台無しになるのはもったいないので、友人と話した内容や、友人が着ていたトップスの綺麗な色や、アップルティーの味なんかを思い出しながら帰った。
それから、カフェでToshlとワッフル食べるのを妄想して、ニヤニヤしておいた。

友人とToshlの二人で、駐輪野郎10人以上に楽勝なんだぜ! ばーか、ばーか。


2018年08月28日(火) 【8/18】魔夏のROCK祭り初日〜握手会編

★8/18(土)魔夏のROCK祭り初日レポ 目次★
VIP編��
VIP編��
ライブ本編��
ライブ本編��
ライブ本編��
ライブ本編��
握手会編 ←いまここ
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ライブが終わったら、握手会。
私のいた場所周辺に列ができて、うまいこと流れに乗って並ぶことができた。
去年、同じ会場で「バレンタインROCK祭り」があったときは、車椅子ユーザーはまとめて案内されて先に握手した。階段に並ぶとかになってくると、先にというのはありがたい配慮なのけど、心の準備をする暇がない。
だから、平らな通路に列ができて、そこに普通に並ぶことができると助かる。列が進む間に気持ちを整理して、Toshlに伝える言葉を考えられるから。

私の前に並んでいた女性の二人組さんが、「ずっと好きでした。付き合って下さい!」と言いながら頭を下げ、Toshlに向かって同時に手を差し出していた。Toshl、笑いながら二人と握手する。
このやり取りを見て思わずクスッとなってしまった。おかげで、緊張が心もちほぐれた。二人組さん、ありがとう。
そう言えば5月のDSでの握手会でも、私の前の人が「緊張して眠れませんでした」と言ったのに対してToshlが「寝てください!」と答えるのを聞いて、笑ったのだった。前に並んでいる人に恵まれる私。

私の番になり、Toshlの前に進み出る。
座っているToshlの後ろにCUTTさんと小瀧さんが立っていた。まさに助さんと格さん! お二人にも会えて、間近に見れて、嬉しいなあ。
Toshlは、私と握手するときいつもそうしてくれるように、テーブルの向こうからこちらへ出てきてくれた(テーブルを挟んだままだと、手が届かない)。そして、膝を曲げて腰を落とし、目線の高さを合わせてくれる。
本当に、いつもお手数かけてすみません。お気遣い、ありがとう。

Toshlと13回目の握手。

Toshl「見えました?」

私「見えました!」

正直言うと、みんなが立ったときはToshlの姿があんまり見えなかった。
でも、そんなの、どうでもよかった。
『Beautiful Harmony』で私の方を見て手を振ってくれたとき……かどうかは分からないけど、「いつもの人があそこにいる」と認識して、「ちゃんと見えてるかな?」と気に掛けてくれたのではなかろうか。
この予想が当たっていても、そうじゃなくても、「見えました?」と訊いてくれた温かさが何より嬉しい。
ありがとう。

私「私、ずーっとカバーアルバムを待ってたんです!」

握手会で絶対言おうとライブ中から決めていたことを伝えた。

Toshl「頑張ります!」

Toshlくん、笑ってた……半分、苦笑だったかな?
プレッシャーかけちゃったかなあ。ごめんよ。でも、実現させてほしい。待ってるよ!

CUTTさんと小瀧さんに向かって会釈して、その場を後にした。あぁ、ほんとに、二人に見送ってもらえて感激だわ。


自宅最寄り駅の改札を出たあたりで、Toshlの香水がふわっと香った。ライブ会場から恵比寿駅までの道でも電車内でも感じなかったのに、本当に突然。
その香りは、握手した右手だけじゃなくて、私の体全体を包んでくれているみたいだった。

幸せというのは、そのとき限りじゃない。こうやって、時間差攻撃してくるんだ。

(初日レポ・完)


2018年08月27日(月) 障害の隠蔽

昨日の日記の続きと言うか、あれからまた考えたのだけど。

マジョリティに合わせて作られたこの社会で、障害者が直面している障害は、障害者の側ではなく社会の側に存在する。
その社会構造において、感動を前提とした演出のもと「頑張る障害者を見て感動する」ことは、「健常者になろうとする障害者への賛美」という側面があるのではないか。

努力して壁を乗り越えようとすることが個人の生き方の範疇であれば、それはもちろん尊重されるべきことだ。
でも、マジョリティおよび社会の側が、健常者になろうとする努力を障害者に強いてはならないし、そういう空気を醸成してはならない。
障害者は健常者にならなくてもいいし、障害者が健常者にならなくても権利が保障される社会でなければならない。
健常者にならなければ権利が十全に保障されないことこそが、この社会にある障害だが、「頑張る障害者を見て感動」という構図は、その障害を隠蔽することに一役買っているのではないだろうか。


2018年08月26日(日) 「感動」ではなく、現実の直視を

「24時間テレビ」が放送された機会に、いち障害当事者の想いを書いておきます。

障害者という「属性」に、「頑張る人、困難を乗り越える人、感動を与える人」というレッテルを張らないでください。
そのようなレッテル張りは、むしろ障害者に対する差別や侮辱です。

非障害者がそうであるように、障害者も、その属性のみで生きているわけではありません。
非障害者がそうであるように、障害者にも、何か大きなチャレンジをしている人もいれば、たわいのない日常を送っている人もいます。
非障害者がそうであるように、障害者も、頑張っているときもあれば、ぼんやり生きているときもあります。

障害者という属性は、健常者を感動させたり何かに気づかせたり学ばせたりする存在ではありません。もちろん、個人の言動や実績の結果、人を感動させたり何かを学ばせたりすることはあるでしょう。しかし、そういった個々の経験と、障害者という属性を一括りでやたら美化することは別の話です。

ぜひ、障害者への虐待や、中央省庁や自治体による障害者雇用者数水増しや、最低賃金法の特例によって最低賃金未満で働かざるを得ない障害者がいることや、障害者差別解消法が施行されて2年経ったいまでも様々な場面で障害者が排除されている現実に目を向けてください。
教育・就労・住居の確保・自由な外出・親亡き後の生活……多くの事柄で機会を奪われ、権利が侵害されている障害者が多くいる現実を知ってください。

障害者が直面している現実は、「感動」などという言葉で解決できるものではありません。現実を知らず、現実と向き合わずに、ただ障害者の姿に感動するだけなら、それは障害者に対する搾取であり消費です。

また、障害者が必死に何かに挑戦して壁を乗り越えようとする姿を見て初めて、上記のような現実を知るなら、それは非当事者の怠慢です。

そして、これも本当に声を大にして言いたいのですが、善意の中に潜む差別が多いこと、非当事者が「障害者の権利擁護や保護」と思っていても実は障害者排除になっていることもあると、ぜひ知ってください。


2018年08月25日(土) 【8/18】魔夏のROCK祭り初日〜ライブ本編��

★8/18(土)魔夏のROCK祭り初日レポ 目次★
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ライブ本編��
ライブ本編��
ライブ本編�� ←いまここ
握手会編
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『CRYSTAL MEMORIES』が終わると、Toshlは退場した。すぐさま、アンコールの手拍子が始まる。
サポートメンバーはどうすればいいか分からない空気に包まれていたけれど、CUTTさんが先陣を切って、いったんは退場。
ところが、時間が押してるせいか、数分も経たないうちに全員が再び出てきた。

Toshl「今日は本当にどうもありがとうございます。日々いろんなことがありますが、何が起こっても、壁をぶち壊したり乗り越えたり、ときには逃げたりしながら、自分の目標に向かって邁進していきたいなと思います」

Toshlの口から「ときには逃げたりしながら」という言葉が聞けたことに、安心した。
壁をぶち壊したり乗り越えたりするエネルギーがあるときは、そうすればいい。でも、人生には、世の中には、ぶち壊すことも乗り越えることもままならない壁もある。そういうとき、逃げないことや諦めないことだけを信条にしていると、却ってどんどん疲弊しかねない。自分の心や体や尊厳を守るためには、逃げるべきときに逃げることはとても大事だ。複数の選択肢の中に「逃げる」がある人は、強いと思う。

それから、Toshlは先日亡くなったロート製薬の吉野社長について語った。
突然の訃報だったので、なかなか整理がつかなかったこと。
吉野社長が、どんなときも支えてくれ、応援してくれたこと。
『洗脳』の出版記念サイン会を全国数か所でやったとき、そのすべてについて来てくれたこと。お客さん一人一人に「ありがとうございます」と頭を下げてくれたこと。
とても気さくで、豪快で、真心があって、助けてくれるときは本気で助けてくれる、そういう人だったこと。
そういう吉野社長を見てきたから、自分も、生きている限り、歌える限りはそういう心でやっていきたい。みんなと、楽しく明るく、健やかで清々しい場を、少しでも多く作って過ごしていきたい。

そんなようなことを、静かにゆっくりと、ときおり涙をこらえながら、語った。

私は、ロートがホームオブハートとどういうきっかけで繋がりができ、具体的にどのような関係だったか、知らない。どのような経過をたどって縁を切ったのかも、本当に縁が切れたのかも、知らない。知っているのは、Toshlがホームオブハートを脱会する前、MASAYAが作ってTOSHIが歌った曲をロートが自社のキャンペーンソングに起用したことと、そのことでロート製薬がカルトに加担したと批判されたことだけだ。
私の勝手な想像だけど、もしかすると、Toshlが脱会して真実を告発したことで、ロートも目が覚めたのかもしれない。吉野社長がToshlを支援したのは、経営陣としての贖罪もあったかもしれない。
私は、そういう諸々を考えると、ロート製薬という一企業とToshlの関係をただの美談とは受け止められない。

でも、吉野社長との個人の関係において、Toshlが心から感謝し、尊敬しているのは紛れもない事実だろうし、Toshlがそういう人と出会えたことは本当に良かったと思う。

Toshl「今日の最後の曲は、ロート製薬のコマーシャルソングになった曲です。僕がまだストラグルしているとき、(吉野社長が)『コマーシャルやらへんか! やってくれや!』と突然電話をかけてきてくれて。吉野社長の子どもの頃の話とか、ご家族の話とかを聞きながら、作りました」

うーん、やっぱり、贖罪の意味もあったんじゃないだろうか。あと、Toshlを再びCMに起用することで、企業のイメージアップ(回復?)を図ろうという意図もあったかもしれない。
いずれにしても、吉野社長が変な人じゃなくて良かったよ。

『未来をEYEしてる』が始まったときは何かちょっとモヤモヤしていたけど、最初はしんみりしていたToshlが歌ってるうちに元気な笑顔になっていったし、私もサビを歌っていたら楽しくなってモヤモヤはとりあえず消失した。
サビがね、どんどんテンポ速くなって、テンション上がるんだよね。自然と明るい気持ちになる。

曲が終わると、Toshlは手を振って、それほど余韻を残さずに退場した。時間、押してるからなあ。
そして、CUTTさん始め、サポートメンバーさんたちもお辞儀をして退場し、ライブが終わった。

(続く)


2018年08月24日(金) 障害者をなめるのもたいがいにしろ!

生産性の高低や有無で人の存在価値を判断すること自体がおかしいのはもちろんだけど、そもそも中央省庁が障害者の生産性を否定し、率先して障害者の生産性を奪いにくるって、この国はどんだけ障害者を馬鹿にすれば気が済むんですかね?

だいたいさ、行政は障害者雇用について勘違いしてないか?
障害者枠での雇用は、障害者の優遇や特権じゃないんだぞ?
本来なら障害者枠なんてなくても職場環境が整えられて障害者が働ける社会であるべきだけど、まだ日本はそこまで成熟していないから、せめて障害者雇用制度を設けて、不十分ながらも就労の機会を作ってる状況だからな?

「ガイドラインの理解不足を理由としている」って、なんだそれ。本気で取り組む気がなく数字だけ取り繕うために、わざと理解しなかったんだろ?
なぜ障害者枠が必要なのかという本質を理解していたら、帳尻合わせに水増ししようなんてなるわけないし、「厚労省ガイドラインの理解不足」も起きるはずがない。

健常者に合わせて設計されたこの社会で、黙ってても特権が与えられ、優遇されているのは健常者。
そういう社会構造で、枠がなければ働くことが認められない立場の人間を枠からも締め出して、狭い場所すら奪って、奪った場所を特権者に与える。障害者雇用の水増しっていうのは、そういうことだ。

障害者なめんな!

ところで監督官庁である厚労省はどうなんですかね?
不正してないんですかね?


●障害者雇用の水増し、数千人規模 複数官庁で実雇用が0%台
https://this.kiji.is/404578252993168481?c=0

●障害者雇用、28県で不適切処理 証明書類確認せず算入
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180824-00000008-asahi-soci


2018年08月23日(木) 【8/18】魔夏のROCK祭り初日〜ライブ本編��

★8/18(土)魔夏のROCK祭り初日レポ 目次★
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ライブ本編��
握手会編
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『糸』のあと『マスカレイド』をやって、ちょっとしたドラムブレイクがあった。
山本淳也さんのドラミングが、とってもかっこいいんですよね!
私の位置からはドラムも山本さんの姿も見えなかったけど、『Carry On』からずっと、スクリーンに映ったときにガン見してた。惚れました。ええ、惚れましたとも。

『時の海へ』で、客席に向かって「立て!」の合図。間奏でペットボトルの水をぶっ掛けるわ、歌い終わりにマイクスタンドを投げるわ。でも、メンバーに当たらないように気を遣ってるのが、ありありと分かった。
歌をじっくり聴くのも嬉しいけど、サビを一緒に歌える曲も嬉しいし楽しい。
……と思っていたところに、次の『Somebody loves you』は曲の最後を長く引き伸ばして、延々と声を出させられた。負けない! 楽しいから、負けないで頑張る!
途中、Toshlのスキャットもどきと藤田さんのサックスの掛け合いが面白かった。
それから曲の最後のほうで客席に下り、四方八方から手が伸びる中、通路をちょっと歩く。たしか、スタッフが護衛に一人も来なかったから、ドキドキした。ステージと客席最前列の間も歩いたけど、私の方までは来てくれず。ちょっと残念。

「みんなで一緒に歌うよ」とのことで、Toshlove参加型の曲が続く。
Toshlは『Love Song』と『Beautiful Harmony』が好きだよね。よく歌ってくれる。
『Love Song』は、私たちが「ラララ〜」を延々と歌う。それを、Toshlがギターをかき鳴らしながら、ニコニコ笑顔で見て、聴いている。

Toshl「暑いね。みんな大丈夫? 今日、お水配ったのもらった? よかったら飲んでね。僕に掛けてもいいけど。掛けたい人?」

誰かが「はーい」と手を挙げた。

Toshl「掛けたいの? じゃあ、あとでね」

いやいや、あとでも掛けさせないでしょ!
そんでもって、Toshlくん、ちょっと息が切れてるけど大丈夫かしら。

それから『Beautiful Harmony』が始まったわけだけど……。
イントロだったか、間奏だったか、Toshlがステージの端っこ(私がいる側)まで来て、手を振った。
歩いてきたときは、こっちの方(「私を」ではなくて)を見てるなーと思っただけだった。
でも、Toshlが手を振った瞬間、確実に、目が合った。「サングラスの奥の目がどこを見てるかなんて、分かるわけないじゃないか!」と言われそうだけど、あれは確かに、こっちのエリアに、ではなく、私を見て私に向かって手を振っていた。
「ええっ!?」とドギマギしながら、膝の上に置いていたToshlマイメロディを慌てて振り返した。そしたら、Toshlがちょっと頷いた……は、さすがに言い過ぎだけど、私がToshlマイメロディを振って応えたのをちゃんと認識したような表情になった。
ファンの妄想とか、ただのイタイ思い込みとか、何とでも言うがいいさ! 何と言われようと、あれは確かに、Toshlとコミュニケーションが取れた瞬間だった。

『Beautiful Harmony』のサビを繰り返しながら、こっちを見て手を振ってくれたことを反芻して、感極まった。でも、こんなに多幸感あふれる曲をToshlと一緒に歌えているときに泣くのはもったいないと思って、涙ぐむのを踏ん張り、笑顔で歌い続けた。
『Beautiful Harmony』は、CUTTさんのコーラスが良いんだよね。ソフトな声質が曲にマッチしているし、出しゃばりすぎず、でも確かなハーモニーで支えてくれる。
Toshlの歌と、私たちの歌と、演奏と、コーラス、その場にいるみんなが一体となって創り出す空間。ずっとずっと歌っていたくなる。

Toshl「いやー、何かもう、幸せな気分になっちゃった。僕だけ? どう?」

客A「幸せ!」

Toshl「幸せが1票」

そこから、適当にお客さんを指して「どう?」と訊くのを繰り返した。

客B「大好き!」

Toshl「大好きが1票」

客C「カッコいい!」

Toshl「カッコいいが100票」

なぜか突然、100票になった(笑)。

Toshl「後ろのほう、どう?」

客D「としー!」

Toshl「としー! が0票!」

客E「愛してる!」

Toshl「愛してる? 愛してるが1000票!」

すっかり気を良くしたToshlくん、今度は最前列の人に「どう?」と訊いた。言い淀んでいると「あなたですよ」と追い打ちをかける。ターゲットになった人が照れながら「大丈夫です」と。

Toshl「『大丈夫』? 何が大丈夫なのかな? 今はまだ大丈夫ってこと? あ、僕に『お前、大丈夫か?』って訊いたの? それなら分かる。たしかに僕、ちょっと大丈夫じゃないからね」

大丈夫じゃないんかい!
それにしても、あのターゲットさん、あんなに突っ込んでもらえて、いいなー。

Toshl「CUTTくん、どう?」

CUTT「大丈夫です」

さすがCUTTさん。こういうとき、絶対はずさないよね。

Toshl「良き仲間とファンのみなさんに囲まれて、本当に幸せです。ありがとうございます。それでは、最後の曲ですが……」

客席「えーーーー!」

ここで、わざともう一度「最後の曲になりますが」と言って「えー!」を喚起し、『笑っていいとも』のタモリさんみたいに、手で指揮した。その振りに合わせて、手を叩く私たち。ところが、それではお気に召さなかったらしく、手を叩くのではなくて「え、え・え・え!」と声を合わせろと。
わがままだなあ、もう。
で、もう一度「最後の曲になりますが」から始めたのだけど、「え、え・え・え!」が合わなくてグダグダ。そしたら客席から「もう一回やって!」という声が飛んだのだけど、我らがToshlは「君たち、お願いするときは言い方があるでしょ?」と、いじわる。
いったい、何のSMプレイだよ!

そんなお遊びタイムを挟みつつ、曲紹介ののち『CRYSTAL MEMORIES』へ。
ミラーボールもまわり、曲の壮大さが演出される。
この曲はやっぱり、ピアノ弾き語りよりもストリングス部隊が入るほうが一段といいねえ。

(続く)


2018年08月22日(水) 【8/18】魔夏のROCK祭り初日〜ライブ本編��

★8/18(土)魔夏のROCK祭り初日レポ 目次★
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『Asphalt Jungle』が終わると、スタッフにジャケットを要求。

Toshl「誰か僕に着せたい人、いるの?」

客席から口々に「はーい!」「着せたい!」と声が飛ぶけど、

Toshl「じゃあ、自分で着るわ」

こういう塩対応、ちょっとしたSっぷりが大好きなんですよ、私!

スツールに腰かけて、バラードコーナーが始まった。
『Vioceless Screaming』は、声の艶も深みも表現力も、アルバム『Jealousy』とは明らかに違う。もちろん、Toshlのヴォーカリストとしての技術力が格段に上がったのもあるんだけど、もっと内面的な成長が大きく影響しているのではなかろうか。Toshlのこれまでの人生、生き様が凝縮されたような歌い方だなと思う。体全体、心全部で、世界を創り、歌い上げる。
今のToshlの歌声で『Vioceless Screaming』をぜひ再録してほしいなあ。本当はアルバム『BLUE BLOOD』も『Jealousy』も再録してほしいけど、YOSHIKIが関わると死ぬまでに完成しないだろうからな。『Vioceless Screaming』だけでも、何とかならないでしょうか。
今回の『Vioceless Screaming』は、演奏のアクセントにフルートが効いていた。原曲にはない音だから、新鮮。

Toshl「歌には本当にいろんな想いがこもっていたり、溢れたりして、歌って本当に素晴らしいなって思います」

歌い終わると、Toshlは静かにそう言っただけで多くを語らかなかったけれど、きっといろいろなことを思い出していたのだろう。TAIJIのこととか、『Jealousy』をレコーディングしていた頃のこととか、自分のこれまでの人生とか。

それから、和田アキ子さんのトリビュートアルバムに参加した話。『幸せのちから』を初披露する、と。

Toshl「実はアッコさんのフェスに参加することも決まりまして、何か、タイトルが『誰も断らせない』とか何とか……僕は、もう全然、断る気なんて毛頭ありませんから!」

しっとり真面目な空気の中でも、笑いを忘れない!

Toshl「日本を代表するシンガーのソウルフルな曲をどういうふうに歌おうか、だいぶ悩んだのですが、自分らしく歌うしかないな、と。自分なりのアレンジ、アレンジャーさんとも相談して、素晴らしいスタジオミュージシャンのみなさんと作り上げました」

こうやって創作への想いや創作過程を話してくれることが、すっごくすっごく嬉しいんだ。私たちに、伝えようとしてくれることがね。

今回のライブで『幸せのちから』を聴けたらいいな、と願っていた。だから、VIPの『雨音』に続いての「これだけでも来た甲斐がある」だ。
Toshlが歌う『幸せのちから』をアッコさんのラジオ番組で初めて聴いたとき、心が揺さぶられて涙が止まらなかった。歌声がやさしくて、それでいて力強くて、背中を押しつつ手を引いてくれているように感じた。
生で聴いたらたぶんもっと号泣するんだろうなと予想していたけれど、蓋を開けてみれば、全然泣かなかった。ただただ、幸せだった。Toshlの歌声でこの歌を聴けることも、Toshlの歌声に包まれていることも、Toshlを介してこの曲と出会えたことも。

ちゃんと届いているよ。
ちゃんと響いているよ。

この曲は歌詞も音域も本当にToshlにぴったりで、最初から持ち歌だったんじゃないかと錯覚するほどだ。それに、歌詞の一つ一つがはっきり伝わってくる。

Toshl「いろいろテレビに出たりしていると、いろんなオファーがあります。実はいま……これ、言っていいのか分からないんですけど、一応言っておきますけど、実はいま、カバーアルバムのレコーディングをしております」

おおお!
実は私、2015年4月のニューオータニでのDSで『My Heart Will Go On』を聴いて以来、Toshlにカバーアルバムを出してほしいとずっと願ってたんですよ!!
いやー、このときを待ってたよ。実現したら、絶対、素晴らしいアルバムになること間違いなし!

Toshl「レコード会社の方たちと喧々諤々やりながら、みんなが歌ってほしいような曲、僕が歌いたい曲をピックアップしています。それはまだ、出るかどうか分かりませんよ? まだ決まったわけではないので。でも、レコーディングはしてるんです。何か、どこかで聞いたような話ですね。ま、僕は出します」

えっ、カバーアルバムはまだ本決まりじゃないのかぁ。
ってか、「どこかで聞いたような話」って(笑)。
いや、ほんとさ、散々レコーディングしておいて一向に出さないって、メンバーに対して失礼だと思う。どうでもいいから早く出せ! って、さそり座の人に言いなよ。

それにしても、「まだ出るかどうか分かりません」なのに「僕は出します」って、いいなあ。ぜひとも出してもらわないと!

カバーアルバムに入るかもしれない曲を、とのことで、まずはユーミンの『ひこうき雲』が披露された。

Toshlのすごいところは、どんな曲でも自分のものにしてしまうところだ。
カバー曲は、聞き慣れないうちはオリジナルのヴォーカルと比べてしまうことがあるけれど、この『ひこうき雲』は、聴いている間にユーミンのあの独特な声がちらりとも浮かばず、違和感なく「Toshlの歌」として体に染み込んでいった。
とても素直な歌い方だった。そして、やはり言葉の一つ一つを丁寧に歌うから、曲の良さを噛みしめることができる。誠実な歌い方に、ユーミンと曲へのリスペクトが感じられた。

次は中島みゆきさんの『糸』だった。
『糸』も、いいよねえ。いい選曲だわあ。そう言えば、この曲はいろんな人の歌声で何度も聴いたことがあるけど、何気に、中島みゆきさんの歌は聴いたことがない気がする。それだけ、多くの人に歌われてる名曲ってことだな。

この歌も、しみじみ、素晴らしかった。あったかい気持ちになる。
Toshlは、他人の曲を変に崩したり凝った歌い方をしたりしないところがいいんだよね。とても素直に丁寧に、シンプルに、だけどちゃんと自分の歌にして、気持ちを込めて歌う。

Toshl「日本で生まれたたくさんの名曲を、これからも自分なりに心を込めて歌っていきたいなというふうに思います」

ってことは、カバーアルバムは邦楽だけの予定なのかな。せっかくだから、洋楽も入れてほしい。それか、洋楽カバーアルバムを別で作ってくれてもいいんだけど(←わがまま!)。『My Heart Will Go On』はもちろん、『The Rose』とか『明日に架ける橋』とか歌ってほしいし、音源化してほしいんですよ!

Toshl「こんなレコーディングができるようになったのも、本当に夢のようです。自分がやりたかったことを、一つ一つ、怒涛のようにやり続けていられることが本当に幸せだなと思います。みなさんのおかげです」

(続く)


2018年08月21日(火) 【8/18】魔夏のROCK祭り初日〜ライブ本編��

★8/18(土)魔夏のROCK祭り初日レポ 目次★
VIP編��
VIP編��
ライブ本編�� ←いまここ
ライブ本編��
ライブ本編��
ライブ本編��
握手会編
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ライブ本編も、30分以上押して始まった。
『星空のネプチューン』のイントロ(アルバム『CHERRY BLOSSOM』に収録されているバージョン)がSEで流れる中、サポートメンバーが登場した。スクリーンには、無数の星が瞬いている。曲の世界観にピッタリ。
それから、Toshlが登場した。VIPのときとは違って、ステージ袖から。衣装は、「アイス総選挙」のときの王子様スタイルに替わっていた。
んー、Toshlは、5/5のDS昼の部みたいな黒インナーに黒ジャケットが一番似合うと思うんだけどなー。黒、それもゴテゴテしてなくてシンプルなデザインを着たほうが、体が締まって見えてカッコいいよ?

【セットリスト】
星空のネプチューン
いつまでも どこまでも
Carry On
Love Dynamics
Asphalt Jungle
Vioceless Screaming
幸せのちから
ひこうき雲
糸
マスカレイド
時の海へ
Somebody loves you
Love Song
Beautiful Harmony
CRYSTAL MEMORIES

==アンコール==
未来をEYEしてる

暗いステージでスポットライトに照らされて、Toshlが『星空のネプチューン』を歌う。暗い宇宙でひときわ大きく光を放つ恒星みたいだ。次第に、Toshlが放つ光に感化されたように、ステージが青い照明で照らされた。そして、頭上にはミラーボールが回った。ミラーボールと言えば、X JAPANのライブ終盤で定番の『ENDLESS RAIN』のイメージがある。だから、1曲目にミラーボールが出てくるのが新鮮だった。
歌をじっくり聴かせるコンセプトのときは、『星空のネプチューン』をよく歌う。この曲、いつもはToshlの伸びやかな声に圧倒されるけど、今回は感情表現の深さが印象的だった。いずれにしても、生で聴くと、前からだけではなく八方から歌声に包み込まれて至福。照明などの演出と相まって、Toshlが作り出す小宇宙にいざなわれる感覚だ。
続いては、これもよく歌う『いつまでも どこまでも』。今回はストリングスが入っているので、原曲に近い感じかな。

曲が終わると、純白の王子様ジャケットを脱ぎ、ギターを持った。ワイシャツの上にベストを着ているんだけど、暑くないのかな。大丈夫かしら。

Toshl「みなさん、こんばんは。大変お待たせして申し訳ありませんでした。今日は魔夏のROCK祭りということで、僕もこの日をたいへん心待ちにしてきました。みなさん、本当にありがとうございます。今日はお茶の間でも……お茶の間、どこかな?」

言いながらニコ生のカメラを探し、そちらに向かって手を振った。

Toshl「いま、(ニコ生の)画面に出てますよ。としとしとし、とか。としとしとし、とか。としとしとし……」

「としとしとし」がよっぽど気に入っているらしい。

Toshl「今日は『歌祭り』と題して、もう目いっぱい、僕の好きな歌をガンガン歌っていきたいと思います」

ガンガン歌ってくれるのか! そりゃ嬉しい。期待に胸高まるぜ!

「ギター持ってるので、次はギターを弾きます」とのことで、立つよう客席に促した。早くもノリノリタイムだそうで。
出だしの「Carry On!」の声量がすごい。それだけでワクワクする。

みんなが立ったら私の位置からToshlの姿が見えなくなったので、車椅子を少しだけ横に移動してみた。それでもやっぱり、人と人の間からToshlがちらちら見える程度なので、わりとスクリーンを見ていた。
そしたら気づいたんだけど、スクリーンの中のToshlを見てると、たまにサングラスの奥の目がちょっとだけ透けて見える! ステージ上のToshlを見てると全然透けないのに。

『Carry On』は、わざとメロディを外して歌詞を叫んだりして、いつもより遊び心ある歌い方だった。それに、ギターを持ったまま軽く跳ねたり、くるくる回ったりして、とっても楽しそう。VIPのとき「乙女WARRIORSのダンスを練習したら腰をまたやっちゃった」と言っていたけど、跳ねる姿を見て、ちょっと安心した。

次の『Love Dynamics』は、なんとストリングス部隊が立ち上がった。立ってチェロを弾くの、初めて見たわあ。
Toshlはギターをおろし、イントロの間にペットボトルの水を客席に撒く。そして、歌いながらステージを歩き回ってくれた。スクリーン見なくても姿が見えるから嬉しい。
私は、いつもサビの「Love Dynamics♪」を音にうまく乗せて歌えないのが悔しい。今回もあんまりリズムに乗り切れてなかったけど、頑張って歌う。ちょっと悔しいけど、とっても楽しい!

『Asphalt Jungle』は、イントロのベースがカッコいい。Toshlのロックな曲の中では一、二を争うくらい好きな曲なので、イントロを聞いた瞬間に思わず歓声を発してしまう。
今回は、ToshlとCUTTさんのツインギターもカッコ良かった。
いや、それよりも何よりも(?)、藤田淳之介さん(愛称:じゅんじゅん)のサックスが! もう! しびれる! サックスうまい人って、大人の色気があるよね。Toshlそっちのけで、じゅんじゅんに目が釘付け、目がハート(笑)。
この曲も、サビ前の「何を信じればいい?」と譜面通りに歌うのではなく高音で叫んだりして、何かやっぱり全体的に遊び心と言うか、余裕を持って楽しく歌っているのが伝わってきた。歌詞の世界とは裏腹に、ニコニコしてるし。

(続く)


2018年08月20日(月) 屋久島リゾートの注意喚起が広まっていて、ありがたい。

mixi日記に書いた「【注意喚起】屋久島のリゾート施設計画について」を、紀藤正樹弁護士がFacebookでシェアしてくださいました。

※エンピツ日記での同内容の投稿はこちら↓
http://www.enpitu.ne.jp/usr10/bin/day?id=105384&pg=20180627

注意喚起が一人でも多くのかたに広まることを願っているので、皆さんに読んでいただけてありがたいです。
情報をシェアしてくださった紀藤先生に感謝しています。

紀藤先生がFacebookに見解を書いておられますので、皆さん、ぜひそちらもご覧ください↓
https://t.co/DPwnhr5K1F


2018年08月19日(日) 【8/18】魔夏のROCK祭り初日〜VIP編��

★8/18(土)魔夏のROCK祭り初日レポ 目次★
VIP編��
VIP編�� ←いまここ
ライブ本編��
ライブ本編��
ライブ本編��
ライブ本編��
握手会編
=================================================

『乙女WARRIORS』が終わると、バンドメンバーを退場させた。

Toshl「世間ではいろいろなことが言われているようですが、みなさんが心配するようなことは何もありません。安心して、一緒に楽しんでください。明日、何か発表もあるみたいだし」

客席「なにー? 言って!」

Toshl「これ言ったら、ほんとに怒られるから! 『俺に言わせろよ』って言う人がいるから。天秤座なものですから、いろいろバランス取りながらね」

(※翌日、YOSHIKIからX JAPANの幕張3daysが発表された。)

X JAPANファンとして安心したんじゃなく、Toshloveとして安心した。Toshlが「心配するようなことは何もない」って明るく言える心境であることに、安堵した。

YOSHIKIはさ、Toshlに感謝したほうがいいよ。Toshlの「みなさんが心配するようなことは何もありません」という一言で、YOSHIKIに対する私の気持ちが少し軟化したし、YOSHIKIを少し許せそうな気がしたんだから。

2017年の横浜アリーナライブでの「洗脳星」発言が引き金となって、YOSHIKIに対する気持ちが一気に冷めた(今でも、天才だとは思っているが)。それから私は、YOSHIKIを嫌いにならないように、距離を置いた。
それでも、X JAPANへの情熱さえもどんどん低下していき、いまは運命共同体から片足を抜いている状態だ。たぶん、X JAPANを構成する要素の大部分がYOSHIKIだからだろう。

いまはただ、X JAPANのあり方として、Toshlが自由で幸せでいられるようなものであってほしいと願っている。もしも、Toshlがいまよりもっと自由で幸せになれるなら、X JAPANが分裂しようと解散しようと構わないとさえ思う。
以前は何かあると運命共同体としてやきもきしたし、不安を払拭するようなことをToshlが言ってくれたら運命共同体として胸を撫で下ろした。でも、いまは、何か不穏なことがあるとToshlが嫌な思いをしているのではないかと心配になり、今回みたいにToshlが「心配するようなことは何もない」と言えば、Toshlにとって大丈夫な状況なんだなと安心する。

Toshlは、さっきまで小瀧さんが弾いていたピアノを弾きながら『雨音』を歌った。たしか、「2010年に復帰したときの節目の曲」と紹介した。
Toshlがピアノの向こうに行ってしまって遠くなったから、私はステージ後方のスクリーンを見ていた。
曲が始まってすぐ、スクリーンの中のToshlが笑顔なことに気づいた。

あ、Toshlがこの曲を笑顔で歌ってる。

そう認識した瞬間、自然に涙がボロボロこぼれた。

2010年2月の赤坂BLITZでこの曲を涙ながらに歌っていたToshlが、8年経った今、この曲を笑顔で歌う心境になれたことが本当に本当に嬉しかったし、そんなToshlの姿を見れたことが幸せだった。

この曲で今さら泣かされるとは思っていなかったので少しびっくりし、その動揺でAメロ、Bメロをあまり覚えていないのが残念。
気が付くとToshlはサビを歌っていた。歌詞が、新しくなっていた。

例えば、「私に本当の愛をください」→「私に本当の愛をありがとう」のように。

その歌詞で、また涙がボロボロ。首にかけていたキャッToshlタオルで、こぼれ落ちる涙を拭う。

『雨音』は、2010年当時のToshlの切実な思いが詰まっているからこそ、悲しくて、ちょっぴり心が痛む曲だった。
それが、1、2年くらい前から、Toshlがことあるごとに「いまが幸せ」と言うようになって、『雨音』が悲しいだけの曲ではなくなったし、曲から感じる悲しみや痛みが少し過去のものになった。

そして、今。
『雨音』は、ただ過去になったのではなくて、今も続いている曲、今の幸せに繋がっている曲なのだなと思う。今も続いているからこそ、歌詞が新しくなったんだな、と。
『雨音』新バージョンには、この8年間の歩みや想いがぎゅっと詰まっていた。
その想い、ちゃんと受け止めたよ。
8年前のToshlの想い、「お願い」が、叶ったかな。私は、そこに少しでも貢献できたかな。

ああいう歌詞で歌ってくれて、ありがとう。
「ありがとう」って言ってくれて、ありがとう。

まだライブ本編にもなっていないけれど、新しい歌詞が聴けただけで、来た甲斐があった。

新しい歌詞で、ぜひ音源化してほしい。
欲を言えば、『雨音』 → 『Toshloveとともに』 → 新『雨音』の順で収録してくれると、この8年の変遷を感じられていいかなあ。

これにて、VIPタイムは終了。
ライブ本編が始まるまで、しばし待つ。

(続く)


2018年08月18日(土) 【8/18】魔夏のROCK祭り初日〜VIP編��

★8/18(土)魔夏のROCK祭り初日レポ 目次★
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ライブ本編��
ライブ本編��
ライブ本編��
ライブ本編��
握手会編
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恵比寿ガーデンホールでおこなわれた「龍玄とし 魔夏のROCK祭り2days」に行った。
まずは初日「Days1 歌祭り」のレポを。

※今回のライブは「龍玄とし」名義でしたが、ここでは私が書き慣れている「Toshl」表記を使います。

物販が思いのほか早く始まることになったので、ランチの前に会場へ行ってDVDと握手券を入手。それからアトレに戻ってお昼ご飯を食べた。そしてまた会場へ。アトレと会場を二往復してしまったぜ! 何でわざわざランチのためにアトレに戻ったかと言うと、どうしても「つばめグリル」で食べたかったから。ハンバーグの中では一番おいしいと思っている。最近ちょうど食べに行きたくなっていたけど、機会がなかった。Toshlくん、つばめグリルのあるところでライブやってくれて、ありがとう。

さて、ほぼ定刻で開場となったけれど、列がなかなか進まず。車椅子の人は一番最後に、と言われたので、ひたすら待つ。開場からVIP開演まで30分しか設けられていなかったけど、とてもそれで間に合うような捌き方ではなく。運営さんもさ、初めてのライブじゃないんだからタイムスケジュールや受付体制を事前にもっと練ったほうがいいし、何より、前の教訓をもうちょっと活かしたほうがいいよ。
で、VIP開演時間をとうに過ぎてから、ようやく入場できた。
今回のおみやげは、黒いビニールバッグと、ミネラルウォーターだった。ミネラルウォーターには、Toshlが楽曲を担当したスマホゲーム『ORDINAL STRATA』の主要キャラクターであるアスセナのラベルが巻いてあった。

案内してもらった車椅子スペースは、前から3列目くらいの、一番下手だった(最前列は大きなスピーカーがあったので、その後ろ)。
VIPの開演は30分以上押したかな。
まずは、サポートメンバーが登場。下手から順に、

ドラム(山本淳也)
ベース(船山真嗣)
ギター(CUTT)
第1バイオリン(佐々木大芽)
第2バイオリン(加藤揚啓)
ヴィオラ(大島淳)
ピアノ(小瀧俊治)
チェロ(坂井武尊)
サックス&フルート(藤田淳之介)

(お名前は、Toshlのブログなどで確認しました)

みんな、黒いシャツと黒いスーツという黒づくめで決めて、カッコいい。
つい3日前に発売されたアルバム『オデスト キャラソン1』に収録されている『乙女WARRIORS』がBGMで流れる中、何と、客席の扉からToshlが登場した。沸き起こる歓声、客席から伸びる腕、腕。客席の間をゆっくり歩いて、ステージへ、客席とステージの間に階段がなかったので、転がるようにしてステージに上がっていた。
衣装は、キラキラした絵柄の黒いTシャツに黒い革パンツ、そして、背中に「龍玄とし」と入っている赤みがかったピンクの派手なジャケットだった。

Toshl「みなさん、こんにちは、開場がだいぶ遅れてしまったようで、ごめんね。暑くなかった?」

うん、暑くなかったよ。むしろ風が少し冷たかったくらい。
「今日はオデストの日じゃないんだけど……」と言いつつ、『オデスト キャラソン1』が無事に完成し、発売できて嬉しいという話。今年の1月ごろから制作を始めたとのこと。

Toshl「今回はCUTTくんが本当に大活躍で」

そう言って、CUTTさんにマイクを向ける。

CUTT「Toshlさん、それは褒めてくれてはるんですか? せっかく褒めてくれるなら、できればニコ生が流れてるときに……」

CUTTさん、褒められて照れて、笑いに変えるところがさすが(ライブ本編はニコ生で生中継された)。

それから『魂の戦士アスセナ』を披露してくれた。
アルバムだと女性シンガーさんとのデュエットだけど、今日はToshlだけ。がっつりToshlの声で聴くのは、5月のDS以来だ。
ゆったりしたバラードで始まり、そこから一転、ロック調に切り替わる構成がカッコいい。アルバムのおかげで、出だしのバラードは女性シンガーさんの声で聴き慣れているけど、今日はToshlの表現力に富んだコクのある歌声が新鮮だ。そして、Toshlが一人で歌うと、ロック調に転換したあとの曲の力強さが強調される。

曲のあと、またオデストの話。

Toshl「オデストやってる人?」

ところが、思ったほど手が上がらず、わりと本気でショックを受けるToshlくん。って言うか、私も手を上げなかった一人です。ごめんよ。

Toshl「え、みなさん、結構やってないんですね。ほんとに? しかも、いま、これ、VIPのみなさんですよ? えー、そうかあ、あんまりToshl効果なかったね。今日フジゲームスの人、来てなくてよかった」

苦笑せざるを得ないToshlくん。ごめんよ……私、スマホゲームはやらないことにしてるんだよ。
いや、でも、Toshl効果がないってことはないと思うよ? 何百万ダウンロードって言ってたし。大丈夫だよ!

Toshl「僕も最近忙しくて全然できてないんですけど。レベル上げたいときは小瀧にスマホを預けて、『やっておいて』って。ね? どう? 小瀧くんは最近やってる?」

小瀧「いや、あんまり……」

Toshl「CUTTくんは?」

CUTT「すみません、僕も正直そんなには……」

なんだ、みんなして、あんまりやってないんじゃん!
ちょっと微妙な空気になる。

Toshl「まあ、二人は最近、僕に呼び出されることが多いからね。ゲームに使ってた時間を僕に使ってくれてる」

ということで、無難にまとめられた。
そのあとも「みなさん、良ければ一度やってみてください。楽しいから。新しいイベントも始まったみたいなんで」と宣伝していた。

次は、『乙女WARRIORS』の振り付け講習だった。Toshlは『乙女WARRIORS』が相当気に入っていると見えるな。

Toshl「教えてもらって、頑張って覚えましたから。でも、やりすぎて、また腰と足をやっちゃって……」

えー、せっかく治ったんだから、大事にしないと! もう痛そうなToshlくんを見るのは嫌だよう。

Toshl「僕がやると、どうしても昭和になっちゃうんだよね。昭和っぽい振り付けにしてって言ったんだけど、ナウい感じに作られちゃいました」

「みんな、隣の人を叩かないようにやってね」と言いながら、サビの振り付け(手のみ)をToshl自らレクチャー。
まず、左右の腕を交互に、外から内に向かって斜めに上げる。これを左右交互ではなく同時にやると、ちょうどXポーズになる。

Toshl「みんな、こうなりがちだけど、違うからね。交互にやるんだよ」

「こう」のところでXポーズしながら、念を押す。そんな一言で、場が笑いに包まれ、和む。
少し背中を反らして両手の拳をぐるぐる回すところでは、「僕は背中を反らせすぎるみたいなんだよね。リール巻くみたいになっちゃう」と。いちいち面白いな!
下手のバンド部隊(ドラム、ベース、ギター)にサビを演奏してもらい、みんなでサビを通して踊ってみる。
何度か練習したあと、クラシック部隊も加わって、一曲丸ごと歌った。乙女WARRIORSならぬ、「男WARRIORS」と言ってて、その証拠に(?)サビの相槌がバンド部隊のデスボイス(笑)。
Toshlくん、踊りながら歌ったサビはちょっと息が上がっていたみたいだけど、大丈夫だろか。
CDで聴いてたときは正直『乙女WARRIORS』の世界観についていけなくて、ライブで聴いたらこっ恥ずかしくなるんじゃないかと心配だったけど、Toshlの歌声で聴いて一緒に(できないなりに)踊ったら楽しかった。だって、Toshlが本当に楽しそうに笑ってるんだもん。あー、良かった!

(続く)


2018年08月03日(金) 【拡散希望】杉田発言に対する抗議声明の賛同人募集

★抗議声明の賛同人、賛同団体を募集中★

ALS等の難病当事者が中心となって結成された「障害者と患者の尊厳ある生を守り、推進する会」(仮)が、
「衆議院議員 杉田水脈氏の発言は出産できない障害者や患者の人権をも踏みにじるものとして抗議します」
と題し、杉田水脈議員の発言に抗議する声明文を出しています。
声明文は自民党総裁 安倍晋三氏あてとなっており、杉田議員に対しては謝罪を求め、安倍総裁には杉田議員への処分を求めています。

●声明文の全文および、呼びかけ人、賛同人、賛同団体の一覧はこちら↓
(私も賛同人に名前を連ねています)
http://www.arsvi.com/o/s18.htm

賛同人として参加する際は筆名でも可です(サイトに名前が掲載されます)。
名前のあとの()内の肩書は自由、なくても構わないそうです。
この声明の賛同人、賛同団体になってもよいという場合は、賛同人の一人である立命館大学教授・立岩真也先生(社会学者、障害学会会長)にメールで連絡してください。

●立岩先生メールアドレス
tae01303@nifty.ne.jp

もしくは、ツイッターアカウントをお持ちの場合は、立岩先生の下記ツイートへの返信で意思表明しても良いそうです。

●立岩真也@ShinyaTateiwaの該当ツイート↓
https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/1024844654380965888

よろしくお願いいたします。


2018年08月02日(木) 入試と言えば

全くの別問題なのだけど、東京医科大が女子受験生の点数を一律に減点していた問題で思い出したから、ちょっと書いておく。

中学の成績は相対評価で、身体障害がある私は体育の成績がいつも5段階評価の2だった。
高校受験で、ほとんどの子は県立高を第一志望にし、併願推薦で私立高を一校受けていた。
併願推薦というのは「第一志望の県立が落ちたら必ずその私立高に入る」という条件で受けられる推薦枠で、一般入試より受かりやすい。ただ、内申点がかなり物を言うので、体育の成績で常に2が付いている私は併願推薦を受けられなかった。体育以外の成績は、問題なかった。

相対評価の普通校で、健常生徒のように体育実技ができない自分の成績が2であることも、それによって併願推薦が受けられないことも、当時は「仕方ない」と思っていた。
でも、いま考えると、これって結構ひどいことなんじゃないか。
女というだけで知らないところで減点され、男以上に点を取らないと夢の実現も能力の発揮も許されないのと、障害ゆえに体育実技ができないというだけで、他の生徒と同じ入口に立つことすら許されないのは、同じではないか。
そんなことを考えて、いまさら憤っても仕方ないのに、いまさら憤っている。

こうして憤る一方で、高校受験のとき嬉しいこともあった。

県立の結果が出るまで私立の入学手続きを待ってもらえるのだが、入学書類は先に受け取らなければならなかった。
取りに行ったとき、そこの先生が「お元気で」と言ってくれた。それが、とても嬉しかった。
その「お元気で」は、もう会うことはない、つまり私がその私立に入ることはないだろうという意味に取ることができた。私が第一志望の県立に合格することを願ってくれる一言だ、と感じた。
受験時の手応えから言うと、県立に受かるかどうかは正直微妙だと思っていたので、その「お元気で」に救われたし励まされたのだった。
(無事に県立に受かりました。)


それから、愛知県立大学の文化人類学者・亀井伸孝先生がこんなツイートをしている。

「公正さのために、ひとこと書いておきます。今回、女性に対する減点措置という、緩慢で陰湿な入学拒否が話題になりましたが。障害をもつ大学受験者に対しては、より直接的で明示的な入学、受験拒否が珍しくなかった。法的な措置がとられたのはわずか2年前であった。ということを思い起こしておきます」

●KAMEI Nobutaka @jinrui_nikki
https://twitter.com/jinrui_nikki/status/1025039973504835584


女子学生への差別に端を発し、こうして障害者への入学差別にも言及してくれる方がいるのはとても嬉しい。

私の大学受験は20年前なので今は違うかもしれないど、当時は受けたい大学一校一校に高校の先生が掛け合ってくれた。担任が私の障害内容や程度を説明し、学校生活を送るのに問題がないことを強調して、受験の許可が下りたのだった。
「受けてもいいけど入学後に配慮しない」と断言した大学もあった。
試験時間延長措置や試験中に何らの介助も受けないのに、何故かどこの大学も別室受験だった。上記の「配慮しない」と言った大学は、風邪を引いてて別室受験になった子と同室にさせられたな。
第一志望の大学は落ちたけど、進学した大学は、大教室が備え付けの椅子なので私のために机を一つ入れてくれたりと、いろいろと配慮してくれた。だから、第一志望に落ちてその大学に行ったのは、結果的には良かったと思う。


●東京医大、女子受験生を一律減点…合格者数抑制
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180801-00050116-yom-soci


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