月に舞う桜

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2025年10月31日(金) 10月の読書

◆合計19冊
141. 坂口安吾『不連続殺人事件』
142. 稲葉剛ほか編『ハウジングファースト 住まいからはじまる支援の可能性』
143. ネレ・ノイハウス『白雪姫には死んでもらう』
144. チョン・ヘヨン『誘拐の日』
145. 齊藤彩『母という呪縛 娘という牢獄』
146. 夏目漱石『こころ』
147. 呉勝浩『ロスト』
148. 伊東乾『さよなら、サイレント・ネイビー 地下鉄に乗った同級生』
149. アリストテレス『ニコマコス倫理学(下)』
150. ミルトン・ハイフェッツ『死を選ぶ権利 脳神経外科医の安楽死の記録』
151. 阿部謹也『「世間」とは何か』
152. ヘルマン・ヘッセ『車輪の下』
153. 東野圭吾『あの頃の誰か』
154. 中村文則『遮光』
155. 中島義道『差別感情の哲学』
156. 東野圭吾『マスカレード・ライフ』
157. 櫛木理宇『侵食 壊される家族の記録』
158. 篠田謙一『人類の起源 古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」』
159. 安部公房『箱男』

※数字は1月からの通し番号

最近、中村文則が好きだ。あの独特の暗さがいい。
東野圭吾は、昔に比べるとだんだん面白くなくなってきた気がする。シリーズ化しても、結局は一作目が一番面白い。


2025年10月17日(金) 追い詰められる

6月に居宅介護のヘルパーが替わった。
ヘルパーが替わっても、相変わらず、親にやってもらうよりかなり時間がかかるし、髪のセットが全く思い通りにしてもらえない。
いまはショートカットだから、結ぶ必要はない。出かける予定のない日は、髪を水とヘアミストで濡らして梳かすだけ、出かける日でも、さらにヘアワックスをつけて崩れないようにするだけだ。それだけなのに、ちっともきちんとならない。
いまのヘルパーも、以前の人たちと同様、気を遣うのか髪の梳かし方が緩い。「真下に強めに梳かしてください」「遠慮せず容赦なくやってください」「地肌にブラシが当たってもかまわないので、強めに」と何度言っても、しっかり梳かしてくれない。それで、髪をセットして少し時間が経つと、髪が膨らんできて何もセットしていないかのようになってしまう。
先週も今日も出かける予定があったが、そのままではとても外に出られないので、母にやり直してもらった。
居宅介護利用日の前日になると、どうせ明日も髪がまとまらないんだろうなと考えて、絶望的になるしどうしようもなく苛々する。どうにか苛々を抑え込むために、必死で太腿を爪で引っ掻く。
いっそ坊主かベリーショートにしてウィッグを被るべき? と思うほど追い詰められてしまう。
でも、ネットで調べたところ、ウィッグをつけるのもコツがいるようで、普通に髪を梳かしてセットするのもできないヘルパーが、ウィッグをきれいにつけられるとは思えない。
本当に、どうすればいいか分からない。


2025年10月09日(木) 支援機関に腹が立つ

今日は支援機関の面談だった。
ちょうど一年前の面談で、制度上、ATMでお金を下すのをヘルパーに手伝ってもらえないことを相談した。
2024年10月10日の日記参照)
そのときは何も有意義なアドバイスがなく、その半年後、今年4月の面談でも向こうから何の言及もなかった。
今年の春、自分でATMを何箇所か回ってみたところ、某コンビニのATMならどうにか自力で操作できることが分かった。
そのことを今日の面談で報告したところ、「あのあと(一年前の面談のあと)周りのスタッフにも話してみたら、そういう問題があるんだねという話になった」とまったく悪びれもせずに返された。
結局、内部で問題の情報共有しただけで、解決策を探して奔走したりはしてくれなかったようだ。
だいたい、障害者の支援機関なら、車椅子ユーザーがATMを自分で操作できなくて困ることくらい、こちらからその話を持ち出す前に知っておくべきだろう。必要な問題意識も持たないで、何が「そういう問題もあるんだと、こちらも勉強になります」だよ、ふざけるな。
挙句の果てに、「今後も、いろいろお話しいただければこちらも何か情報提供できることもあるかもしれませんし」だと。
この支援機関から有益な情報提供されたことなんて一度もないんだが?

役立たずだし、それを自覚していないから、本当に腹立たしい。


桜井弓月 |TwitterFacebook


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