母のこと - 2006年07月07日(金) 七夕。 仕事から帰宅すると、母が笹の葉に短冊を付けていた。 紙を切って作った提灯飾り。懐かしい。 見て見て、というのでぐるり眺めると願い事の紙も幾つか。 退職してからもう数年経過するというのに、こういう行事ごとには かつての血が騒ぐらしい。 日々主婦業に専念する姿は、幼い記憶には全く無かった。 常に母はパワフルで、情熱的で、別の世界の人のように感じた。 定年控えた時分に突発的難聴になり、今でも左は聞こえないまま。 それでも地域の絵手紙・コーラス・ウォーキングに参加し、家事をこなし、 園芸に精を出し…近所の子供の家庭教師もしている。 そんな母も、今年に入って更に体調が優れなくなってきた。 杖をついて庭弄りをする姿に、二周りほど小柄になったその背中に 声をかけることが出来ない。 もっと痩せなくちゃね、と笑うけれど骨粗鬆症とどう付き合っていくのか 難しいのじゃなかろうか。 親孝行何も出来てないな。 …自分の事を書くつもりだったけれど、何故か母。 プライベートのことは明日書いてみよう。 ...
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