風邪
風邪が悪化。
今度は鼻に来た。
例によって君は同じセリフ。
 早く治してね。
言ってる君も鼻声。
頭痛もするし、早目に寝るとしましょう。




2004年12月27日(月)

生活の場
気が緩んだのか、人ごみを歩いたせいか
久しぶりに喉が痛くなった。
話すと咳き込むのに、電話で長話。
相手は、部屋をシェアするのにいいなと思っていた
Sちゃん。
シェアの話をすると、
 言ってくれたら、すぐに飛んで行くのに
と、残念そうだった。

東京に行きたくて行きたくて
今も行くことを夢見ているSちゃんと
とりあえず1回は住んでもいいかなくらいに
しか思っていなかった私。
私のほうが先になるなんておもしろい。
年明けに遊びにおいでと約束した。

イタリアに住む友達からメールが来た。
 ようが遊びにきてくれたら大歓迎。
 観光は車かバスになると思うけど、のんびりできるよ。
 美味しいワインと食事は保証する!

このお誘いも、なかなかいいかな。
東京と同じで、遊びに行くにはいいけれど
 山と海とカーニバルで有名な高級リゾートで、
 確かにいいところだけど、ここも物価が高い!
らしい。

学生の頃、地方から出てきた人の中には
遊びすぎで、親からの仕送りでは足りなくなり
バイトを始め、単位を落とし、身体を壊した人もいた。

いくらでも楽しめ、遊べる場所を
生活の場にするには、それなりの覚悟と開き直りが
必要なのかもしれない。






2004年12月26日(日)

なんだかね
毎夜、PCのふたを開けてああでもない
こうでもないと悩むのに疲れた。
なので、クリスマスに秋葉原初探検。
グラグラのグラフィックボードもどうにかしないと。

イブの夜、君は半分眠りながら
買ってきたお惣菜をつまみ
半眼でシャンパンを飲み
夢の中でケーキを食べていた。
きっと何も覚えてないはず。
さっき、昨日のこと覚えてる?と聞いたら
仕事の話をしたくらいだから。 

洗濯機を購入
LANアダプタを購入
ホットカーペットを購入

君からのプレゼント?
秋葉原までの電車の切符でしょうか。

彼からはグリーティングが届き
やまからはAAのようなメリークリスマスメールが来た。
私からは今日、鬼の目を盗んで作ったカードを
添付して送った。

一人きりで何年も過ごしてきたクリスマスだけれど
今年みたいに妙なものなら、一人のほうがいいかも
しれない。



2004年12月25日(土)

忙しい?
やまからのメールにあった。

 自分だったら、というか一般的には
 一緒に住むと思うけどなぁ。

確かにその通りだと思う。
部屋が狭くても、仕事が忙しくても。
一緒に暮らさないとわかった時に
私は全くがっかりしなかった。

そういえば、今の部屋に合鍵はない。
作りに行くのに、どこへ行けばいいかわからないし
探せばいいのに探そうともしない。
君も忘れてるし、私も忘れてる。

ここに来て、1週間経った。
やることはたくさんあるみたいだけど
合鍵を作る優先順位は、とても低いらしい。
まるで他人事だけど、そんな感じ。
失ったらまずいから、合鍵は必要なのに。

夜中過ぎると挙動不審のPCと格闘する。
なぜか、毎日夜中過ぎると、本体をいじりたくなる。
彼が作ったPCだから、彼にメールを出す。
君は自作機とは無縁な人だし、毎日徹夜で
それどころじゃない。

叔父や叔母に電話して年始の予定を詰める。
叔父が
 困ってることはないか?と聞いてくれた。

 困ってることばかりで
と、答えて笑ってしまう。
だけど、ほんの一言の心遣いがうれしい。
どこかの血の繋がった親が
 貧すれば鈍する 
と、言ってくれたのとは正反対だ。

忙しいのか、なんなのかよくわからない。
今日はクリスマスイブ。
さてどうなることやら。

合鍵を作ってくれる店より、ケーキの美味しい
店を探すほうが先な私。
ホールで買わないけど、気分だけ。

2004年12月24日(金)

雑踏を歩く
今必要なのは、100BASEのアダプタと洗濯機。
それと、もしかしてPC本体。
ネットに繋げられないし、起動自体がおかしい。

年末の雑踏を歩いた。
商売上手な店のお兄さんに呼び止められる。
 どっから来たの?
 
 この辺から

 この辺?

 そう、この辺。

 学生さん?

 それ、言いすぎ。

 違うの?

 少し前に越してきた。

 じゃ、これとこれオマケだよ。

帰省の乗車券を買い、奮発してクリスマス用の
シャンパンも買う。
気分が高揚する。

君に手袋をプレゼントした。
私へのプレゼントは、PCでも洗濯機でもいいよ。






2004年12月22日(水)

劇的な変化
高湿度から低湿度に移動した結果、顔が痛くなった。
鏡を見ると皮膚がボロボロ。
湿度60%に慣れていた私は、喉が渇く以上に
肌に潤いがなくなった。
素顔で生活していたのに、また化粧をすることになった。

自転車で走る光景に全く違和感がない。
誰も私を見ないし、自転車や徒歩が当たり前の暮らし。
とても嬉しい。
人、人、人そしてどこを通っても店や家。
夜、ライトを点けても見えにくかったのに
ライトを点けなくても街全体の照明で明るい。

朝、隣の部屋の目覚ましの音に起こされた。
こんなことも今まではなかった。
人の気配を感じない分厚い壁は、よかったけど。

たばこ屋のおばあさんと話した。
 あったかかったのに、今日は寒くなったね。
 
 ・・・私、もっと寒いところから来たので。

 そう、大変だったね。大丈夫だったの?

 はい、もう大丈夫です。

初めて会う人との何気ない会話が嬉しい。

部屋は、段ボールを片付けないと座るスペースもないくらい
狭かったので、その日のうちに開いてしまった。
24時間営業のスーパーに行く。
役所に行く。
薬局を探す。
あちこち走り回っても不安を感じない。
人がいて、店があって、電柱には町名が書いてある。

不思議なのは、ほとんどの人がダウンを着ていること。
そんなに寒いの?と思う私は、少し北国にいたからだろうか。
気温6度から16度の場所へ。
人のいないところから、人のあふれるところへ。
最高にうれしい。

2004年12月19日(日)

深夜の散歩
深夜零時から3時頃に、夜空を見上げる。
この数日のお気に入り。
目を凝らし、星を探そうとする。
寝静まった通りを歩く。
深呼吸をして、冷気を吸い込む。

昔、訪れた北の果ての大地は、気温が低すぎて
空気は乾燥していた。
ここの空気は、水分を多く含んでいる。

ここへ来てすぐに、炊いたお米のおいしさに
驚いたことを思い出した。
どこにでも売っている米で、赤錆の混じる水だったのに。

1年程前に撮った証明写真が出てきた。
黒のスーツに、流行の髪型だけど
尖った顎、疲れた目。
今はどんなふうに写るだろう。

前の場所では、たくさんの人にお別れを言い
送別会を開いてもらい、餞別を頂いた。
ここでは誰にも知られず、無言で旅発つ。

夜空を見上げるのは、何故だろう。



2004年12月16日(木)

正夢
彼からメールが来ているのに気づかなかった。
風邪が長引いているようで、元気がなかった。
少し話して、ファイルをもらった。

以前はよく、こんなふうに貰っていたなと
懐かしくなった。
違ったのは、一から私は彼に尋ねないで
自分でなんとかしようとしたこと。
少しだけわからない部分を聞いた。
彼のほうは相変わらず簡潔なアドバイス。

君から電話がなくなって何日経つだろう。
私もかけようとしなかった。
前の引越しの時とは全く違う。
電話して開口一番聞いてみた。

 私が誰か、わかりますか?

君は笑いながら、当たり前じゃないと言った。

嫌な夢を見た。
君が私に迫ってくる。
さぁ、今すぐ仕事を始めろ
PCの横に立って、私が仕事するように睨んでいた。
話すと、それは正夢だよと言われた。
すぐにやってもらわないといけないものが山積だよ。

彼に引越しまで、もうすぐだと言っても
ぴんと来ないらしい。
彼にとっては、遠くにいる私が、自分に近づいてくる
くらいにしか感じないのだろう。
他人事なのは仕方ないけれど、前の時もそうだった。

私は仕事したくないし、ここにはいられない。
彼から貰ったファイルで、少し現実逃避してみよう。





2004年12月15日(水)

星空
深夜、外に出た。
何気なく空を見上げると星があった。
すぐに顔を伏せた。
「約束」を思い出したから。

思い切って、もう一度空を見上げた。
ここへ来て、初めて見た星空だった。
満天とまではいかないが、この数年で
初めて見る星の近さだった。

子供の頃、覚えた星座を見つけた。
両手を広げ、深呼吸を一つして
ゆっくり顔を前に向けた。
少しだけ嬉しくなった。

2004年12月14日(火)

危険なのは 身近な人間
また友達からメールが来た。
内容はさておき、彼女からのメールはOEの初期設定だ。
以前の私なら、真っ先に、テキストに設定しなおせと
設定変更の仕方を書いていた。

html形式のメールが何故嫌がられるか
それを知るには、ネットで調べるか
誰かに教えてもらうしかない。
だけど、メールが書けるよ、インターネットで遊べるよ
だけで、PCを手にとった人が大半だと思う。
そんな全くの初心者なら、何故?という疑問すら
持たないはず。
メールソフトやブラウザという言葉すら知らない。

これまで、私はお節介ではなく自衛のために
書ける範囲で、彼女たちに設定変更を教えていたが
この友達には、面倒で教えてなかった。

今回やっと、また書く気になったのは
彼女が頻繁にメールをくれること。
ウィルスが怖い事は知っているのに
セキュリティソフトの類を知らないこと。
・・・・etc
書くとキリがないほど、全く何も知らない状態。
そして、周囲では「みんな光にしてるから、私も
光にしようかと思ってるの」と
接続環境だけは最高なこと。
あれこれ考えて、書くことにした。

以前、イタリアに住む友達から
CCでアドレス変更通知を受け取り、私のアドは
世界発信されてしまった。
その結果は、散々だった。

プロバイダのメアドを、彼女たちに絶対に
教えてはいけないことを学んだ。
ネットで知り合う人たちより、もっと危険なのは
昔からの友達だと改めて思った。


2004年12月13日(月)

初日 最新

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