同じ時間に
テレビを観ていたら彼からメール。
まだ仕事中だけど、映像を出しておくね。
君が買って欲しいと言って買いに行ったものが
今度は彼との架け橋になる。
こっちも出そうか?
仕事中だからいいよ。
ログインすると、また君がいた。
仕事中に買いに行ったチューハイを飲んでるようで
読んで悲しいコメントがついている。
同じ窓の中に、君と彼のIDが並んでいるのに
ガマンできなくなり、別IDを彼に伝える。
唯一、彼の知らないIDだった。
IDの意味がわかった。
なんて?
彼が答える。
よく覚えてたね。
君の行動が悲しい。
情けないのを通り越して、悲しい。
毎夜、どこかのチャットルームに入り浸り
アルコールの力を借りて、はじけているんだろう。
そんな姿を想像したくない。
音声機能をオンにして彼と話す。
今まで打っていたまどろっこしさがなくなり
聞きたいことがすぐに聞ける。
仕事中の彼の邪魔になるので、私も彼に頼まれた
仕事をする。
君が同じ時間、何をしているのかは
どうでもいい。
2005年01月25日(火)
お好きにどうぞ
君の寝不足の原因がわかった。
彼からWebカメラを試したいとメールが来て
ログインすると、君が既にログインしていた。
なにやってんだか・・・
私は常にログイン状態を隠しているので
君にはわからない。
無視して、彼と話し始めた。
突然、君のIDの後ろに顔文字が出現。
私の顔文字辞書には入っていないけれど
なんというか、女の子っぽい顔文字。
脱力した・・・
顔文字の後ろに続く「ウフッ」でげんなり。
思わず彼に報告してしまう。
気持ち悪い・・・
いいんじゃないの?
別にいい。
新しい恋を見つけに、さ迷ってくれたほうがいい。
だけど、3日も4日も続けて寝坊するほど
はまらなくても・・・
と、思いつつ、せいせいしたのも本当。
お好きにどうぞって感じかな。
これで私も気にしないで、好きなことができる。
今日は、前から好きだったミュシャ展の前売り券を
買いに行った。
Sちゃんと観に行く。
それにしても・・・いい歳した男が
(u_u*)ウフッ♪
みっともない・・・
ちなみに、「ウフッ」は半角カタカナだった。
2005年01月24日(月)
このままでは
数日前に、彼に出したメールのコピーがない。
出してから読み返した覚えがあるので、出したはず。
データを修復しようとソフトを起動。
見つけられなかった。
本当に出したのか、わからなくなる。
返事が来ないのは、出してないから?
書いたものが、躊躇させる内容だったから?
事故か病気になった?
君と出会って1年経った。
頭から離れなかったのは、君の誕生日だから。
1週間以上、仕事が終わるとさっと帰ってきていた。
私の誕生日を忘れていた。
せっかく準備したクリスマスも半分寝ていた。
私はこれ以上、何もしたくない。
2つのことが重なり混ざりじっと座ったまま
半日が過ぎた。
ようやくメールを書き直して再送。
そして君に電話。
君と待ち合わせて買い物に行って、ケーキを買った。
食事中から様子がおかしい。
顔が浮腫んで赤い。
私の手を取り甘えようとする。
どうしても応えられない。
食後の片づけをする口実で、立ち上がった。
片づけを終えて、君を見ると眠っていた。
クリスマスの時より悪い。
目を覚ますまで、静かにテレビを観た。
ケーキを食べ、シャワーを浴びると帰って行った。
過労、心労、寝不足。外は雨。
泊まっていけばの一言が、どうしても言えなかった。
彼から短い返事がきていた。
メールは届いていた。
どう返事すればいいか考えているから
もう少し待って、だった。
私は演技できない。
今は動けないのに、続けていく自信がない。
2005年01月23日(日)
強さと本音
友達にメールして、30分後電話が鳴った。
送った相手からの電話。
あまりの速さに、噴き出しそうになった。
はやっ!
あはは ようが楽しそうだったから。
彼女は、私が笑っている夢を見たらしい。
夢のとおりになったと、彼女は嬉しそうに言ってくれた。
彼女は京都で暮らしている。
京都で暮らせば暮らすほど、味わいのある街だし
私には合ってると思う。
いけずなオバハンには参ったけど。
意地悪じゃなく、いけず。
久しぶりに聞いたけど、意地悪じゃ表現しきれない
底意地の悪さがどんぴしゃりで、二人で大笑いした。
プロバイダを変えて、今まで設定を自分でしていたのに
どうしてもできなくて、悔しくて仕方なかったらしい。
それが、大学生のバイトの子がやってきて
あっさり解決した。
本当にわっかい子なのに。
できないことを悔しく思えるなら
まだまだいけるよ。
メールで、糸の切れた凧みたいだと
嘆いていた彼女は、電話では、明るく笑っていた。
文字にすると本音が見える。
面と向かうと強気な面が出る。
私も同じだな。
2005年01月22日(土)
君そのものが原因
仕事を休んだ。
君の話に我慢できなくなりつつある。
仕事上の愚痴を受け止めて、励ますことがイヤだ。
明るく振舞っても、気分転換に出かけようと言っても
笑っているだけで、じっとしている。
相変わらず、どこにも行かず
せっかく誘ってくれる人がいても、一言文句を言う。
文句を言う相手は、もちろん私。
私に意見を求めて、私の話を聞いていないのもイヤ。
昨日はキレたので、ついに無視した。
このままじゃ、長くはもたない。
誰にも言わないようにしないと。
言ってすっきりするのではなく、言ったことで
君の顔を見ると、余計に腹が立つ。
今朝、休ませてくださいと電話したとき
疲れるようなことは、させてないんだけど、と言われた。
確かに最近は、疲れるような仕事はしていない。
だけど君の言動が疲れるんだよ。
喉まで出かかったのを飲み込んで
すみません、明日は出ますからと言った。
2005年01月21日(金)
同じことはしたくない
会社を大きくして、ようを雇う。
でも仕事はしなくていい。
普段は電話番や留守番で
出張する時は、連れて行く。
職場では上司と部下、プライベートでは?な関係。
こういうのは1回で充分だよ・・・
そうだね。
普通ならこんなふうに言うと、私がどう思っているのか
わかるものだけれど、彼には伝わらない。
どうするのかはっきりして。
そうだね、決めないとね。
彼は私の気持ちが戻ったことと
これから私を取り戻すこととで
いっぱいになっていた。
他に考えなければならないことがあるのに
彼の頭にはなかった。
だけど、私は以前のように苦しみたくない。
彼とのこれからを考えると、嫉妬したことまで
思い出す。
ようを迎えに行くまでに答えを出すよ。
前みたいに責め立てないから、じっくり考えて。
私の気持ちは決めたつもりだけど。
私の気持ちは決まってる。
言いかけて、そうなじゃないと思い直した。
また同じことの繰り返しなら、私は戻らない。
きっぱり言えればよかったけれど。
直面した場合、自分でもどうなるのかわからない。
諦めて現実を受け入れようとするのか
それとも、また荒れ狂うのか。
君と過ごした間でも、私の気持ちは荒れた。
それが、彼ならなおさらだ。
だから、彼がはっきりしないなら、戻っても
同じことの繰り返しになる。
まだまだ先は長いから、ゆっくり決めればいい。
2005年01月20日(木)
あいつさえいなければ
やまと歩いている時、テキスタイルの展示会をしていた。
私は自分では何も創り出せないけれど、こういったものを
見るのが好き。
私がじっと見ていると、やまも付き合ってくれていた。
雑貨や小物を探していると、ショップまで連れて行ってくれ
そのショップも、ここにはこれがあるけど
あっちには、あれがあると比べさせてくれた。
ショップを決めると、今度は商品を手に取り
この部分はよくないからと色々選んでくれた。
上からモノを言う癖のある君と違って
やまの話はおもしろくて、素直に聞ける。
やまに聞かれた。
○○は、できる?
できないと思うけど、できたら何?
仕事があるかもしれない。
やまも私を気遣ってくれている。
そんなやまに、ときめきは感じない。
一緒にいて、本当に楽しい仲間。
毎日長時間一緒にいる君とは、どんどん距離ができていく。
君の話を聞いていると、苛立ちを覚えてしまう。
彼は私を取り戻すと宣言した。
そのために仕事をこなし、私に部屋を用意して
全ての費用を準備すると言った。
金銭的に無頓着だった彼が、こんなふうに言うようになった。
不思議で嬉しい。
3人の男性の中で、彼が一番世間知らずだけれど。
ようを幸せにしてくれると思ったのに。
あいつさえいなければと憎くて仕方ない。
自分のしたことを棚に上げて、あいつさえいなければ。
それはおかしいと思った。
だけど、彼の正直な気持ち。
私も同じことを思っていたから。
2005年01月19日(水)
嘘
やまとデートしたことを彼に話した。
最初の電話では、言葉を濁し
私が女友達と会っていたと、勘違いしたままにした。
私にとって「嘘」は、大きなものだ。
彼と別れる間際についた嘘で、深く傷つけてしまった。
嘘をつくなら墓場まで持っていけ。
自分が楽になりたいからと、途中でバラすな。
嘘吐きの親に育てられた私が、こんなふうに考える
ようになっていた。
誤魔化しかもしれないけれど、嘘はつかない
つくなら沈黙するだった。
だけどあのとき、結局、彼に話してしまった。
本当に大切な人になら、私は嘘をつけなくなる。
嫌われる、呆れられる、冷められる。
怖いから、やまといると言えなかった。
思い直して、彼に正直に打ち明けた。
私は、毎日長時間一緒にいる君のことを
忘れかけている。
そして、君にはいとも簡単に嘘を吐いた。
罪悪感を感じない。
申し訳なさと感謝。
いい人です。
君が絶対に嫌がるだろう言葉しか出て来なくなった。
家族からの電話を取り次いだ私が
平気で笑っていられたのは、図太い神経を
元から持っているんじゃない。
笑っている私と一緒に笑った君の神経を疑うよ。
こんなふうにしか、君を思えなくなった。
2005年01月18日(火)
折り合い
やまとケータイチェックについて、話した。
私が聞く限り、女は、みんなするらしい。
なんで?
しないほうが珍しいんじゃない?
ようもしてるの?
ところが、私は興味がないんだな。
安物の昼メロのような展開になるのが目に浮かぶ。
これ、誰?
仕事先の誰それ
ウソッ!キー!!
そんな話、俺も知ってる。
でしょ。
お互いの持ちネタを、それぞれ披露して
お気をつけあそばせと、笑いあった。
やまとはなんでも気軽に話せる。
話題は尽きないし、笑いのツボも同じだった。
ドンキのアダルトグッズコーナーで
これどう?試してよ、と言えるのもやま。
これが、君となら、まずそんなところには
行かないし、そんなことを口にする私に
止めろよと、クソマジメな反応をするはず。
彼となら、行くかもしれないけれど
私は絶対に言わないし、恥ずかしい。
この違いは、大きい。
夜中に彼から電話があって、私の反応
対応の違いを実感した。
一緒にいて、一番楽しいのはやま。
だけど、胸は熱くならないし、恥じらいはゼロ。
彼と話していると、胸がいっぱいになった。
以前のように、今も彼の声を聞くと
熱くなるのは彼だと驚いた。
私が折り合いをつけないといけないのは
君とのこと。
今、私が彼のことを言えば、君は私を手放すだろう。
そして、今の私は動く余力がない。
卑怯で狡いとわかりながら、黙ったままでいる。
あわせる顔がないから、昨日も今日も、君に会っていない。
彼との未来を少し夢に見ながら
あと数年、もつかどうかわからない現状がある。
それでもいい。
今が楽しければいい。
夢も見られる今だから、充分だ。
2005年01月16日(日)
デート
池袋で昼食、渋谷を散歩。
私の買い物に付き合ってくれて
パルコ、ロフト、東急ハンズと見て歩いた。
私が欲しいものを言うと、さっとその店に案内してくれる。
やまの縮小コピーを、肩に乗せてナビにしたい。
だから作ってよとお願いした。
夕方、映画を観た。
題名は愛と官能に溢れたものだったのに
始まって数分で、二人とも失敗だと気づいた。
エンドロールを観ながら、なんだかなあと
同時に文句を言ってしまった。
だけど、二人で話しているとあっという間に
時間が過ぎた。
歩きながら、店でコーヒーを飲みながら。
今回は「お部屋拝見」は延期。
やまは仕事場へ、私も彼からの電話で
帰って部屋で仕事再開。
前回と同じく、やまは私の乗る路線の駅まで
見送ってくれた。
迷子にならないように、路線図まで渡そうとする。
去年の夏に会ってから、半年。
これからは月に一度、デートしてもらおう。
2005年01月15日(土)
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