ゆったりと
昨夜遅く、訳のわからないメールをくれた友人。
数回読み直しても、彼女のイライラが伝わってくる
だけで、頭が痛くなりそう。
彼女の抱えているであろう問題を、他人ならどう
解釈するか。
ふとひらめいて、「発言小町」のアドレスを教えた。
ここでの井戸端会議的な書込みの数々は、
読んでいて反面教師になる。
「新聞社主催だから正しい掲示板」とは限らない。
せっかく光にしたんだから、メールだけの使用は
もったいない。
彼女にも、ネットの海で遊んでもらいたい。
半分いたずら心、半分大きなお世話。
私は意地悪なヤツです。
彼から電話があったけど、取れなかった。
ごめんとメールしたけれど返事無し。
Sちゃんから電話。
今月末に、また遊びに来るらしい。
今度来たら、銀座の母のところに行こうと言っていた。
彼女は、これからどうしたいんだろう。
私がもうすぐ旅立つからねと言ったら、
また引っ越すんですかと驚いた。
いくらなんでも、当分は遠慮したい。
2年越しのネットの友達と、会うことになった。
ボイスで話して大笑い。
好きな時間に起きて、思いつきで洗濯機を回したり
手洗いしたり、久しぶりに食料の買出しをして
珍しく作ったり。
ゆったり時間が流れていく。
とてもいい感じだ。
ずっと続けばいいのに。
2005年05月02日(月)
わだかまり
もう少し、早く寝たら?
と言われたのは数日前。
朝寝坊の宵っ張りは、子供の頃からです。
うるさいなあと思った。
息子に買ったペンダントのことでも
息子にどれだけ買おうと言えないけど
ケータイを新しくしてやるんじゃなかったの?
ブチブチとこめかみの辺りで音がした。
自分のこれまでの数年間の後ろめたさを
モノを買うことで帳消しにしたいんじゃない。
自分のピアスが欲しいなと見てたけど、
息子の顔が浮かんだの。
自分はどうなのよ?と言いかけた。
言いかけてやめた。
これに関しては、お互い言いたいことがある。
だけど言ったところで、どうにかなるもんじゃない。
関係ないよ。
関係ないけどね。
こう思って、知らんフリしておけばいい。
と、開き直ったものの、昨夜電話で、明日はボイス
しようねと言われても、する気になれなかった。
いつもどこかで、わだかまりを感じながら
言い出すと、また以前の繰り返しになる。
だから沈黙する部分を持っている。
昨日何もなかったように、今日は笑いながら
ずっとしゃべっていた。
明日からの3連休はどうするの?
言葉に詰まる問いかけをした。
聞いても仕方ないのに、聞いてしまった。
彼は平気で聞くよ。
どうするのって。
私は平気で答えるよ、だって隠し事なんてないから。
私は簡単に聞けない。
2005年05月01日(日)
浅草散歩
昔、姑が里帰りするたびに「やげん堀の七味」を
お土産の一つにくれていた。
山椒がピリッと利いて美味しい。
姑はちゃきちゃきの江戸っ子で、その父の話す言葉は
小気味よかった。
せっかく東京にいるので、七味を買いに出かけた。
適当に行くと迷子になるので、ネットで地図を探して
プリントアウトした。
歩いていると、目を引く店があり、吸い込まれた。
シルバーアクセサリーを扱う店。
渋谷や代官山にあっても不思議じゃない店。
私は珍しくシルバーのリングをしていた。
奥にいた店長に声を掛けると、懐かしいイントネーション。
浅草六区で、大阪弁に出会えるとは。
大阪の人ですか?
そうです。
ほな、私も大阪弁で。
ピアスを見ているうちに、息子に買いたくなった。
入学したてなのに、既に会社訪問を始めている話を
すると、ピアスはやめたほうがいいと言ってくれた。
バングル、リング、ペンダントトップと
色々話しながら見せてもらった。
私のしているリングを見て、珍しいと褒めてくれ
磨いてくれた。感謝。
完璧にピカピカにするのが嫌いだというと
同意してくれ、また話が盛り上がった。
いぶし銀っていいよね。
私が手にしている地図を見て、美味しいお店を
教えてもらった。
飲み屋さん、ケーキ屋さん、食事できるところ。
もちろん、観光客向けではない店。
息子には、梵字のペンダントトップとチェーンを購入。
お守りになるらしい。
すると財布の中が小銭だけになった。
お昼を食べるつもりだったので、そういうと
お昼代分をサービスしてくれた。感謝。
店長お勧めの定食は美味しかった。
デザートに、これまたお勧めの店でアップルパイを買い
やげん堀で、七味も買えた。
教えてもらったお礼を言うために、店に戻った。
店長の愛息子にも会えた。
店には愛息子の写真アルバムが置いてあり
ビートたけしさんと写ってるものもあった。
私は、子供だというだけでは可愛いと言わない。
だけど、この店長の愛息子は、本当に可愛らしかった。
少し遊んだけれど、私のほうが遊んでもらったみたい。
ぶらぶら散歩して、浅草寺には行ってない。
あの人ごみを見ると、ダメだ。
食事した店にいると、テレビ局の取材の申し込みが
あった。
東京にいると、テレビカメラや、取材してるところに
遭遇する。
店長に話すと、テレビって企画力がないから、
店の取材して、番組を作るんだと嘆いていた。
確かに最近は増えている。
うちにも来るんだよね。来なくていいのに。
こういう人、好きだ。
今度は、私のピアスを買いに行こう。
宣伝嫌いの店長には申し訳ないけど
とりあえず、お店のサイト。
浅草六区にお越しの際は、是非お立ち寄りくださいませ。
マース
2005年04月30日(土)
本音
今日はずっと話せるよ。
彼の言うとおりにならなかった。
話しているうちに、険悪な雰囲気になった。
理由は大変現実的な、重要な話題。
私の話はくどく、攻撃的だった。
彼の怒りに同調し、腹を立て、いつしか私の話で
彼をイライラさせていた。
話題を変えようと、次に私が持ち出したのは
5年前から、私の中でくすぶっていたこと。
関わりたくない相手がいた。
それが忘れた頃に目の前に現れる。
誰にも詳しく言わずにいた。
彼にとってはどうでもいい話。
そして彼が突然ヴォイスを落ちた。
落ちるときの彼は、とても早い。
落ちるねと言った瞬間に落ちている。
私には一言も口を挟む時間はない。
「またね」すら言えなかった。
きっと私の話にキレたんだろうと思った。
2時間後、ケータイがなった。
PCは起動していたけれど、メーラーは閉じたまま。
メールもなしに電話してくるのは珍しい。
だからメーラーを起動した。
彼から、罵声に近いメールが入っていた。
面食らう
ここまで怒り心頭だったとは思いも寄らなかった。
読みながら、電話で話しているうちに
私も腹が立ってくる。
電話を切って、私はPCも落とした。
映画を観て、ニュースを観て、入浴。
彼からケータイにメール。
彼が謝っていた。
私が悪いから、もういいと返事する。
ごめんの言い合いになったけど
別の話題に切り替えて、話すことができなかった。
もう今夜は、何も話したくない。
正直な気持ちだった。
そう伝えて、お互いおやすみを言った。
今までなら、眠いから、お風呂に入るからと
誤魔化していたのに。
初めて、話したくないときに、話したくないと言った。
2005年04月29日(金)
愛だけでは生きていけないけれど
彼から電話。
今から呑みに行ってくるね。
呑むと必ず電話があるから、きっとかかってくると
思ったら、やはり数時間後にかかってきた。
呑むと声が聞きたくなると言ってくれたのが嬉しい。
今、こうして毎日のように話せる。
私がいるのが普通になったと彼は言う。
いなくなることは、もう考えられないと言う。
私がいなかった去年が、信じられないと言う。
私もそう思う。
*** *** *** *** ***
やまから久しぶりにメールが来た。
連休の前半、ヒマだからデートしてよと
メールした返事。
滅多にないことだけど、深刻な内容だった。
妻が欝で通院しているそうだ。
医者の診断は、家事育児をしないこと。
だから、やまは平日は深夜まで仕事、そして休日は
家事育児をしているらしい。
アルコール依存から、欝。
やまは次々に不運に見舞われている。
で、連休は帰省するのでデートできないとの断りだった。
何もかも投げ出して、私のところへ来たい。
自分だけでなく、周囲にいる人までが次々に難病に罹り
妻が酒乱で暴れている頃、やまからメールが来た。
それでも、なぜか電話してこなかった。
私も電話しなかった。
今、気の毒だなと思うけれど、心は傾かない。
私とデートして、笑える時間を持てるなら
それが最大限の私にできることだと思う。
*** *** *** *** *** ***
先週から、あるブログを読んでいる。
そのブログに対して私が密かに名づけたのは、
「不倫と離婚の経済事情」
詳細かつ具体的に金銭的なことが書かれている。
大変参考になる。
だけど、あまりにもお金のことで埋め尽くされている
ので、驚いてしまう。
誰にでも事情はある。
お金の話を避けては通れない。
ただ書くか、書かないかの違い。
私的な金銭事情を「世界発信している」ことに
気づかないのだろうかと思ったり
いやいや、読み物としては大変楽しいと思ったり。
自分を振り返って、反省する点も多々ある。
そして、私がここで「詳細に書く」かといえば
絶対に書かないだろう。
書くとすれば、国民年金が値上がりしたことくらいかな。
のらりくらりと交わすのが上手な政治家さんたちは
こういう問題は即実行すると、感想を述べるにとどめて
おしまい。
このブログを彼に教えた。
読んでいると他人事だとは思えないけれど
こういった内容を彼女が書いているのを
彼氏が知っていて、止めさせられないのはおかしいと
怒っていた。
確かに、愛する相手を貶める行為でもある。
2005年04月28日(木)
息子から
生きてた、よかった・・・
さっさと電話すればいいのにできなかった。
あいつらの試合が、近くであるんやけど
見に行かへんか?
えっ、ほんまに。見に行きたーい。
息子と一緒に観戦したのは、たった一度きり。
いつも試合に出ている息子を見に行っていた。
大きくなるにつれ、見に来なくていいと言うようになった。
離婚して数ヵ月後、私の暮らす近くでの公式戦は
どしゃぶりの雨の中だった。
どうしても時間までに行くことができなかった。
私がいると、誰かに何か言われるかもしれない。
私自身、何かを言われるかもしれない。
試合開始後30分経ち、やっと行くことにした。
少し離れた場所から、誰にも気づかれないように
見るつもりだったのに、すぐに他の親に見つかり
○はずっと探してたよ
仲がよかった人に、息子が私を探していたことを聞いた。
息子たちの集まっているところへは、近づけなかった。
それまでも、親が近づくのを、監督が嫌がっていた。
息子の顔を見つめても、こちらを見ようとしなかった。
通路ですれ違うときに、たった一言だけ声をかけた。
それから後は、久しぶりだからと他の親と一緒に
食事に行った。
遠い記憶が蘇る。
観客席に腰掛けて、同じ試合を並んで見られるよう
になるとは思わなかった。
ありがとう。
誘ってくれて嬉しいよ。
2005年04月27日(水)
おしゃべり
ヘッドセットが悪いのか、PCの設定が悪いのか
彼とヴォイスで話す機会が増えたのに話せない
ままだった。
高度な問題ではなく、例えばコードの差込が
甘いから強めに差してみるだとか
接触が悪いかもしれないから、上下に振ってみる
だとか、もしかして差込口そのものを間違ってる
んだとか、笑えるような方法を色々試してダメだった。
電話で話すと通話料が気になるから
1時間ほどで、もうそろそろになる。
短いメールのやり取りも、途切れ途切れになる。
彼は仕事中だから、メッセンジャーで打ち込むのも
ずっとはできない。
私の場合、しばらく時間が経つと、解決法が浮かぶ
時が多い。
笑える方法をやり続け、イヤになって放棄して
しまっていた。
今日は、またやってみる気になった。
彼にメッセンジャーを立ち上げて、こちらのキャプ
チャーを送った。
コンパネのサウンド設定、ミキサーの設定。
数枚送ったところで、まだ見てなかったところを
思い出した。
彼が席を立っている間に、設定を変えた。
そして、変えたキャプチャーを送ろうとしたら
なんかそっちの音が聞こえるよ。
大成功。
おかげで数時間、話すことができた。
おかげで、彼は私の際限のないおしゃべりに
付き合う羽目になった。
彼は仕事しながら、私はブラウザを起動して
あっちこっちのサイトを見ながら。
目にするとそれについて、あれこれしゃべる。
次々にクリックするから、また目に付いたものに
ついてしゃべる。
列車事故、CSS、ブログ、会社概要、資本金
株価、上場、微熱、抜糸、mpeg、キャッチコピー・・・
その内容は多岐に渡り、と書けば聞こえはいいが
壊れたスピーカーから垂れ流される、言葉の洪水。
もしくは騒音公害。
長時間付き合ってくれて、
本当にありがとう。
2005年04月26日(火)
優先事項
トレンドマイクロのウィルスバスターを使っている。
OSはWindows XP SP2だ。
23日の1時間半ほどの間に、問題のパターンファイルを
落とした数は17万件。
ニュースで大騒ぎになっているのを知ったのは今日。
23日は会社にいて、シマンテックのインターネットセキュリティの更新ファイルを落とせないエラーと格闘していた。
ウィルスバスターの問題に、遭遇しなかったのは
とてもラッキー。
だけど、世間的に何の騒ぎにもなっていない
インターネットセキュリティ問題は、シマンテックの
サイトによると、解決のめどが立っていない。
今日はウィルス問題よりも列車事故の報道に
釘付けだった。
午前中から、情報が錯綜し、現場は大混乱。
局によって言うことはバラバラ。
福知山線には縁がないけれど、テレビを観続けた。
病院ごとにけが人の名前が発表されると
知っている名前を探した。
亡くなった方の数が刻々と増えていく。
氏名がわからない。
1両目、2両目に閉じ込められた人たちは
まだ救出されたかどうかわからない。
東京にいると関西は遠い。
テレビニュースを見て、そう感じる。
もどかしいのでネットで情報を探した。
21時現在、テレビは何もなかったかのように
通常通りの番組を放映している。
彼にメールする。
事故?
と返事が返ってくる。
説明すると、ちゃんと知っていた。
それよりも、仕事の進み具合が彼にとっての大問題。
その通りだと思う。
遠いところで起きた、知らない場所での事故。
こんなことがあると、いつも思い出すのは
井上陽水の「傘がない」
自分にとっての優先事項は何なのか。
2005年04月25日(月)
苦手
今夜放映された『アンドリューNDR114』を最初から
観たのは初めてだった。
いつも途中から観ていたが、観るたびにアシモフの
『われはロボット』を思い出していた。
最初を観て納得した。
アシモフが創造した『ロボット工学3原則』を
主人公がプレゼンするシーンがあったから。
この映画の原作も、アシモフだった。
『われはロボット』は、ウィル・スミス主演
『I,Robot』という題名で公開された。
この映画はまだ観ていないが、題名を知ったとき
懐かしくて「ロビィのことだろうか」と思った。
アシモフの作品が大変好きで、短編集や
長編のほとんどを読んでいる。
そして、引っ越すたびに捨てきれず
繰り返し読んでしまう。
アシモフの短編で泣いたのは『停滞空間』
主人公に恋し、今も忘れられないのは
R・ダニール・オリヴォー。
大長編のファウンデーションが未完のまま
アシモフは逝ってしまったことが悲しい。
小学校の頃から、読書感想文が大の苦手で
日記でも、読んだ本のことを書いていない。
男性と読んだ本について話した経験も少ない。
やまとフォーサイスについて、話したことがあったっけ。
フォーサイスが、絶筆宣言をしたときもがっかりした。
子供の頃から翻訳物を多く読んでいた。
日本の作品は、どこかでいつか読んだような
誰かの真似をしているものが多いと感じてしまう。
彼と読んだ本について、話したことはまだない。
読み出すと途中で投げ出すことは滅多にない
けれど、記号学者のウンベルト・エーコが書いた
『薔薇の名前』は、難解で眩暈がした。
そういえば、これもショーン・コネリー主演で
映画化されていた。
映画化される前に読んでいることが多い。
というより、読んで数年経った後
気づかずに観た映画を、どこかで読んだような話だと
思う。
こんなことを書いていると、次々に読んだ本を
思い出し、観た映画を思い出す。
やはり読書感想文は苦手。
2005年04月24日(日)
硬さ・柔らかさ
夜中の2時半に、ケータイにメール受信。
何かと思って読むと、息子からアドレスの変更通知。
返信しようとして驚いた。
宛先のアドレスが息子以外に数件表示された。
ケータイメールにもCCがあるとは知らなかった。
私は自分のアドレスが、ばら撒かれるのを
無性に嫌う。
思わずキツめの返事を出してしまった。
子供相手にムキになって悪かったけれど
考えるより先に手が動いてしまった。
すまん
たった3文字が数秒後に戻ってきた。
ケータイで受けたメールを、同時にPCで
受けられるように、彼が設定してくれている。
私には全くわからない機能や設定が多い。
話せればいい、短いメールを送れればいいと
しか思わないので、着メロダウンロードもしない。
ネットに繋ぐのはPCで充分。
私が下手にすると時間だけが流れていく。
ケータイでメールを打つのも嫌い。
きっとこれが年を取ったってことなんだろうと思う。
会社のPCに入っているノートンが、パターンファイルを
更新しないエラーが出た。
これって、アクマの電話を寄越した継母と同じ現象。
彼女にはサポセンに気長に電話してくださいと言ったが
私は待てない。
シマンテックを覗いて、回避ファイルを落とした。
読んでもわからないから、当座の解決になればそれでいい。
お正月に、息子や同年代の子供たちがケータイの
機種や機能について話していた。
なんのことかさっぱりわからないし、興味も持てなかった。
息子の世代の柔軟さは、どこにもない。
継母の世代寄りの硬さになってきている。
まだまだ柔軟な彼がいることが嬉しい。
2005年04月23日(土)
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