異端児
阪神タイガースが優勝したらしい。
プロ野球に全く興味がない私は、子供の頃から
シーズンが始まると観たい番組が繰り下がったり中止になるので
不満大だった。
だから10月になり、野球中継がなくなると大変嬉しい。

他球団の熱烈ファンな彼は、甲子園球場をホームに持つ阪神は
神戸の球団だから、大阪の熱狂的なファンは変だという。
そんなことも私にすればどうだっていい。
どうだっていいので、阪神の阪は大阪で、神は神戸だから
いいんじゃないのと言っておいた。

それより、村上ファンドの村上さんが阪神電鉄の株式を
38%以上買い占めたニュースのほうが興味津々だ。
梅田の一等地に点在する土地建物の価値は莫大だろう。

滅多に観ないアド街っくという番組を観ると
今夜は、なんば周辺を特集していた。
来年完成予定だかのタワーズマンションに住みたいと
ほんの少し夢を見た。

大阪生まれで大阪育ちなのに、馴染みのない言葉が
けっこうある。
『粉もの』は、使ったことがなく、東京に来て、
幼馴染の口から出たとき、一瞬何のことかわからなかった。
『ホルモン』がほかすもの=捨てる物=不要な臓物だと
知ったのは数年前。
こてっちゃんは、商品名だと思っていたし、食べたこともないし
食べたいとも思わない。
気持ち悪いです。




2005年10月09日(日)

無意味


元が低いから、少し浮き上がっても、
すぐに沈んでしまう。
金曜の夜になると、身体から力が抜けて
息を詰めて過ごしていたことに気づく。
そして土日の安堵感は
あっという間になくなり
ぼんやりしたまま、月曜になる。
こんな状態のまま数ヶ月。
これからも続く。
何も楽しめないようになった。
笑っていたのに、数分後には笑ったことを忘れてしまう。

この状態以外に、選択肢はないから、これでいい。
他に目を向ける気はないから。
それ以上に何も目に入らないから。
無気力で無関心で無表情。
笑うのにも体力がいるんだ。

こんなことばかり書いてる自分が嫌になる。
いっそやめてしまえばいい。
もっとましなことを書けるまで。
こんなもの何の意味もない。



2005年10月01日(土)

彼がいるから



 もう泣かないで。

また私の悪い病気が始まって、PCを起動せず
に携帯から彼に長文のメールを送った。
どうなっているのかわからない彼の現状。
見えてこない未来と私のいる環境。
またなの?と、もういやだの気持ち。

私の話を聞いて、その通りだと頷き、今すぐにはどうする
こともできないけれど、足場を作ろうと努力していること。
なかなか思うようにいかないけれど、二人の生活のために
考え動いていること。
彼の話を聞き、ようやく落ち着いた。

久しぶりにこの2日、彼と長時間話せた。
他愛ないおしゃべりが、どれだけ元気になるか忘れていた。
右手首をまわすとコキコキ音がする。
 どんなふうにマウスを持ってる?
彼は自分がどんなふうにマウスを持つのか教えてくれた。
よくわからずにいたら、写真を撮って送ってくれた。
遠く離れた場所にいる、それでも今現在の彼の腕と手。

声を聞き、冗談を言い合い、彼の手を見て
私が笑えるのは、彼がいるからこそだと思った。

2005年09月29日(木)

苛立ち
言い訳?理由?口実?
前はなんだったか覚えてる?
今回はなんだと思う?
私にとっては同じに見える。
私も同じだから言えないね。
どうでもいいよ。
もうどうでもいい。
機嫌がいいとか悪いとか、とっくに過ぎてる。
だから都合のいいように、私が合わせるなんて思わないで。

2005年09月27日(火)

愛の言葉





彼が、愛してるよと言う。
私はなかなか自分から言えない。
彼に言われて、私もと言ってしまう。
言われたから言うのではなく、自分から言いたいのに。
声に出して言うのは照れくさい。

彼の名前を呼ぶとき、心の中で続けて言う。
言いにくい言葉を、彼の名前を呼ぶことで代えている。

何度も何度も彼の名を呼ぶ。
愛してる、愛してるの代わりに。

2005年09月24日(土)




1日の終わりに彼の声を聞く。
話をすることで、そこに彼がいることを
確かめる。

前は理解できなかった仕事の大変さが
わかるようになった。
彼も時間を見つけては、メールをくれる。
だから安心して、仕事が終わるのを待ち、
彼からの電話を待つ。

彼の声を聞いて、ようやく私の1日も終わる。
なにより心配なのは、彼の体調。
身体を壊さないようにね。

私は何もしてあげられないねと言うと、仕事が終わって
声を聞くと疲れが取れると言ってくれた。
いつまでも言ってもらえますように。


 




2005年09月22日(木)

愛されるより愛するほうを




懐かしい人との再会。
早速、彼に伝えました。
彼も楽しみにしています。

言葉と写真のコラボレーション。
当時、どれほど慰められ
また、突き刺さり
心に響いたことでしょう。
振り切るように、自分を欺くように、言い聞かせ、離れました。

これは昨年作ったもので、副題は“Photoes&Words”
再開と再会の感謝として。



2005年09月21日(水)

返事










声を聞くたびに泣いてしまう数日の最後に、自分の言葉で我に返った。
 呼んで返事してくれるって幸せだな。
彼の名前を呼んで、何?と返事があるのが当たり前になっていた。
今夜も名前を呼んで、返事があった。

当たり前でなかった当時の部屋の白い壁が浮かんだ。
壁に向かって名前を呼んだ。
どうしているのかわからずに、それでも声に出して何度も呼んだ。

今は呼びかけると必ず返ってくる。
壁に向かって声を出さなくていい。
彼に向かって彼の名前を呼ぶ。
彼が私の名を呼び、私は彼の名を呼ぶ。



2005年09月20日(火)

夢の中
昨夜は中秋の名月で、東京では40年に一度の晴れた夜空に
美しい満月が観られた…らしい。
風流とは無縁なので、ベランダに出てちらっと夜空を見上げ
月を探さずに窓を閉めた。

彼は休みの間、眠り続け、それでも疲れが取れないと
独り言のようなメールを1通寄越した。
負けじと私も独り言のようなメールを送った。

目が覚めて、また見た夢の余韻に浸っていた。
夢の中には複数の人が登場して、私は楽しそうだった。
夢の中では一人じゃない。
ずっと眠っていられたらいいのに。
こんなことを思うのは、久しぶり。


2005年09月19日(月)

あのとき見たもの
彼と撮った写真を見ていて、思い出した。
あの日、彼を迎えに行き、駅のカフェのテーブルの上。
あのとき見たままを口にしたら、何かが変っていただろうか。
あの場で見たものを彼に告げ、その場を立ち去ればどうなっていたか。

駅構内のカフェで思い出すのは、テーブルの上にあったものと
別の日に見た、涙ぐんだ顔。

もしもを考えても仕方ないけれど、今日はあの場面が浮かぶ。
あれから何年経ったろう。

2005年09月18日(日)

初日 最新

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