ぶらんこ
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The weather is beautiful, he enjoys sitting in the backyard, sniffing the breeze and listening to sounds.
晩御飯のときにこころが「今日マミィのぶらんこ読んだよ」と言う。 驚き。。。それから、何書いたんだっけ?と一瞬思ったが、「あっpossibilityかー」と笑ってしまった。 でも、こころが読んだのはそれじゃなかった。 「おばあちゃんとおじいちゃんの話してるやつと、わたしがモデルになりたいって言ったやつと、それから・・・」 どうやら彼女は古い日記をいくつか拾って読んでいたらしい。タイトルで選んだのかな?どうしてだろ?聞くのを忘れた。不思議。。。
ウェブに日記らしきものを書くようになって、どれくらい経つのかはっきりと覚えてはいない。 4年くらいか?えー、そんなに?なんでだろ???自分でもよくわからん。 でも、こころがいつか読んでくれるかもしれない・・・いつ頃からか、ぼんやりとそんなことを思いながら書くようになったなぁ。 それがこんな早く実現するとは思わなかった。 なんで読む気になったんだろう?不思議。。。。
仕事を始めて2日目。 昨夜はこころにオイルマッサージをしてもらった。 今夜もこれからしてくれるらしい。 こころは最高。 母は甘えん坊。
possibility
1 a chance that something may happen or be true: 2 something that you can choose to do in a particular situation: Cambridge Advanced Learner's Dictionary
1 the fact that something might exist or happen, but is not certain to: The Oxford Phrasal Verbs Dictionary
1 if there is a possibility that something is true or that something will happen, it might be true or it might happen 2 an opportunity to do something, or something that can be done or tried 3 if something has possibilities, it could be made into something much better Longman Dictionary
なるほど「可能性」という言葉は前向きな意味で使われるのだな、と。。。。
来週から仕事を再開する。 勤務先は、地域の病院。 以前から興味のあった訪問看護の仕事だ。 正直なところ病院はやっぱり好きじゃないし、西洋医学への疑問もあるのだけれど、将来に繋がる何かになると信じている。 理想とのギャップとかいろんな矛盾とかもあるだろうけれど、第一に『対象は患者さん』 このことを忘れずに。 常に謙虚な気持ちで向き合っていきたい、と思う。
さて、どんなことが待っているんだろう。 しばらく怠けてたから、たくさん勉強しないとなぁ。。。。。
 Can you feel it?
都井岬・幸島 04/04/2005
庭の隅にあったトゲトゲの木を切った。
トゲトゲの木は金柑の木の後ろ側にあった。幹も枝もトゲだらけの木。 名前がわからないので「トゲトゲの木」とわたしが命名した。
トゲトゲの木は、もの凄い勢力で伸びていた。 金柑の木の上に覆いかぶさり、四方八方、枝は不恰好に宙に向かっていた。 時々剪定したのだが、どうしてもトゲに刺さりまくるので、途中で投げ出してしまう。 そうやって、トゲトゲの木は成長したのだろう、と思う。
でも、この春に母が来てから、あの草を切れ切れ、と、口やかましい。 草じゃないよ、木だよ。とわたしが言うと、いや、あれは草だ。と、母は言い張る。 「あんなに太い幹の草はないよ」 「ほったらかしにしてたからあんなになったんだよ、草が。あれじゃ金柑の木が死んでしまうよ、あの花壇の花も」
せめて花が咲いたら名前がわかるかも・・・と思ってそのままにしておきたかったのだけれど、これ以上放っておくと、母自身が動きかねない。 そんなことになったら、トゲトゲの木を切る前に、母の脚が折れてしまう。
と、いうことで、今日は奮起して始めた。 トゲトゲの木を見上げ、「ごめんなさいね。」と言って。
キズだらけになりながら、トゲトゲの木を切った。 切った枝たちは、裏の雑木林へと引っ張って行った。 枝は金柑の木の枝にからみついていたので、何箇所もノコギリを引き、ぶつ切りのようにしてはずし、持っていった。 トゲに刺されながら、10往復くらいした。 両手・両腕・両脚、どこもかしこも切り傷だらけになってしまった。 頭にこそ刺さらなかったが、かぶっていた帽子は何度か枝と一緒に投げられ、慌てて拾った。 「イタタタタ、イター!」 馬鹿みたいに叫びながらの作業だった。
でも、トゲトゲの木は、こんなに沢山のトゲを持ってしても、それも、わたしのような貧弱なヤツに切られてしまった。 自分の身を護るためにつけた鋭いトゲだったろうに。
トゲに刺され血を流し、それでも枝を運んでいたら、なんだか自分の姿が重なってしまった。 わたしもこんなトゲだらけなんだろうなぁ。。。とか思ってしまう。 誰も寄せ付けない人間なんかもなぁ。。。とか。 なのにこーんなに弱いんだね・・・なんて。 なんだか、どっちが切られたのかわからなくなる。 トゲトゲの木の悲しみを感じたのかなぁ。。。。
ところで、直径4cmくらいの幹をまずノコギリでギコギコ切ったのだけれど。 そのとき、いったい何歳だったんだろう・・と思って切り口を見たのだ。 そうすると、驚いたことに、そこには「輪」がなかった。 木の持つ、あの、何年生きてるかわかる、あの輪っか。あれが、ない。 切り口は、真ん中に白く小さな丸があり、そこから放射状に筋がいくつも伸びていた。
草だったんだーーーー、、、、
「やっぱり木じゃなかったよ」 母にそう言うと、母はあっさり、「知っとったよ」と言った。
トゲトゲの木はもうない。 でも、少し前にトゲトゲの木のちっちゃいやつを鉢に植えておいたので、花が咲くのを待っている。 野薔薇かなぁ。。。と、思ったりもするけれど。
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