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2005年06月21日(火) |
この子の1つのお祝いに。 |
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<今日のニャン様>

のびー
syggです。どうも。
世間ではどうも「●●バトン」といったネズミ講チェーンメールが流行しているようですね。
昨日6/20は、うちの子の誕生日でした!
お誕生日おめでとう!
ケンシロウ!
(猫:♂)
ということで、愛猫ケンシロウの、満一歳の誕生日。
元々野良の子だったケンシロウ。正式な生年月日はわからないのですが、ケンシロウを
保護してたおばちゃんの話によると、6月下旬の生まれだとのことで。
そこで勝手に6/20を誕生日と制定した訳です。
うちに来た時はまだ生後2ヶ月強。俺の片手ですっぽり握ることができそうなくらい
小さかった体も、今や両腕で抱えてもあふれ出るくらいに成長。
体重なんか、あの頃と比べると約15倍にもなりました。
おかげで俺は、寝てる間に何度か窒息死の危機にさらされました。
あの小さかったケンシロウが、この日で満一歳。成猫扱いです。
人間で言うところの、成人ですね。20歳の約束。
もっとも既に、オヤジの貫禄満載なケンシロウですけど。
そのうち加齢臭が臭ってくるに違いない。
ともあれ誕生日。
誕生日と言えば誕生日パーティー。バースデーケーキですよ!
ペットショップでは、犬用ケーキは見つける事ができたのですが、猫用が見あたらない。
仕方ないので、普通の猫エサを組み合わせてケーキをつくることにしましたよ。

買い出してきたもの
一缶112円という、超高級猫缶を土台にして、周囲にホイップクリームをイメージした
高級カリカリを乗せていく。最後にローソクに見立てたイカ味スティックを立ててできあがり。
待たされてるケンシロウがニャアニャアやかましいけど気にするな!
やべえ。ケンシロウ、すっげ苛立ってる。(当たり前だ)

どーん!これがケンシロウのバースデーケーキ!
決して線香立ての類ではないです。

ケーキ(のような何か)に加え、最近ごぶさただった猫用ミルクを添えて、
いざ!食せよケンシロウ!

ウニャニャニャニァァァァァガツガツガツガツガツガツ…
ケンシロウ、ケーキをスルーしてミルクに超夢中。
そうだよな、ケンシロウ乳製品大好きだもんな。
でもさ、ちょっとくらいケーキ食ってもいいんじゃない?

ローソク(のような何か)も倒されてます
うん・・・ミルクおいしいか?おいしいならいいよ、ケンシロウ・・・。
君は人の気持ちというものを全くわかろうとしない猫だな!
いや、いいんですよ。所詮自己満足ですからね。ケンシロウが喜んでれば、それでいい。
二歳の誕生日はミルクだけにしよう。

ミルク飲み干した後に食ってましたよ
メインディッシュを楽々たいらげたケンシロウ。
いつもならここで食事は終了。後は毛繕いなりトイレなりしてから一眠りする所ですが、
今日は違う。だって今日は誕生日パーティー。
デザートを用意してありますよ!

一袋90円の、「鰹節のゼリーよせ」。
かなりありえないブルジョアメニュー。海原雄山もきっと納得。
ここだけバブル景気が未だ醒めやらないようです。バブルアゲイン。
ほーらケンシロウ!リッチなデザートだよ!

な、なんだこれはニャ!

くんかくんかくんか。こ、これは・・・

うめえ!こりゃうめえニャー!
かなり気に入ったようで、ものの1分でたいらげました。
おいしかったか?よかったなケンシロウ。
 
 
ケンシロウ 満足四態

うまかったニャー
食事の後は、誕生日プレゼントに買ってきたにょろにょろオモチャで遊びまくり。
(どちらかというと、俺がケンシロウで遊んでた感じでしたが)
やはり新しい、初対面のオモチャには食いつきが良いです。

うっはー!

たまんねー!

あっ!

にげんなー!
腹もふくれ、遊びまくって疲れたケンシロウ。
この夜はいつもに増して、幸せそうな寝姿に見えました。
ケンシロウはきっと、この日に何故ごちそうが出たのかわかっていないでしょう。
でもいいんです。ケンシロウがシアワセな時は、俺もシアワセなんです。
自分に対するシアワセ投資でもあるのですから、これもまたエゴのなせる業。
ケンシロウは、目の前のシアワセを感じてくれればそれでいい。
今日も明日も、この先ずっと、ケンシロウのシアワセそうな姿を見ることができますように。

一夜あけて今日。
ケンシロウのごはんは通常メニューに戻ります。
食べ終わった後、「少ねえニャ!」と言わんばかりに超噛みつかれましたよ。
痛い・・・そしてひどい・・・なんだこの仕打ち!耐えられない!(涙)。
・・・・・
ケンシロウ。来年の誕生日は断食な。
2005年06月20日(月) |
遙かなる旅路〜幻のコーヒーを求めて(後編)〜。 |
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<今日のニャン様>

柔軟体操は念入りにするニャ
syggです。どうも。

この方、まだまだ現役で頑張っていらっしゃるようです。
(お花茶屋駅→亜呂摩の道中にて発見)
さて、前日にコーヒー麺で有名な「亜呂摩」を訪れ、コーヒーサラダ麺を頼むも普通に美味しく、
何故か落胆する俺に、マスターがかけて下さった言葉。
「コーヒーラーメン、今やってますよ」
おかげさまで翌日であるこの日もここ、亜呂摩に来ている訳ですが。
今日はバカ同志、どらちゃんも道連れ助っ人として呼んできました。
ウサギは寂しいと死んじゃうんです。
「昨日はどうも!また来ました!」
内心これから出てくる褐色の悪魔との対面を控え、緊張と恐怖でいっぱいだというのに
何故こんなにも清々しい笑顔が出てくるのか、自分でも不思議に思いつつマスターに挨拶。
席に着き、暫く悩むフリをしてから「コーヒー味の、コーヒーラーメン 2つ」とオーダー。
俺たちがこれから通る道は、今まで一体どれだけの人が通ってきたのだろう。
先人達に思いを馳せながら、「褐色」が運ばれてくるのを待ちます。
昨日は店内に、俺以外のお客さんは見あたらなかったのですが、この日は大盛況。
マスター一人できりもりしているので、かなり大変そうです。
しかし周りを見渡せば、普通にコーヒーとか生姜焼き定食を食べている。
いたって平和な喫茶店の風景です。店内で、バカはうちら二人だけ。

待つこと20分ほどで、それは運ばれてきました。

見た目は普通にラーメン。卵とチャーシューがビジュアル的に食欲をそそります。
視覚の次は嗅覚。化学の実験の時のように、手で仰ぎながら臭いを嗅ぎます。
・・・コーヒーだ…。
スープを一口。
・・・塩コーヒーだ…。
口をつけて、最初はコーヒーの味。だんだん塩味が強くなってきて、後味はごま塩になりました。
ラーメンっていうか、「コーヒーラーメンっていう新しい食べ物」ですね。

麺はおなじみのコーヒー麺
限りなく蕎麦。やっぱりこれは、ラーメンのカテゴリに入れるべきではないと確信しました。
ふと、マスターがなんだかありえないものをのこしていきましたよ。

ミルク&ガムシロップ・・・・・
ミルクはコーヒーの苦味がまろやかになるらしい。
ガムシロップは甘いのがお好きだったらどうぞとのこと。
ラーメンにガムシロなど!そんな事する人がいるのか!?甘党にもほどがある!
・・・ああ、これ、ラーメンじゃなかったですね。
せっかくなので、俺はミルクを入れてみました。
 
チャーシューにミルク、ゆで卵にミルクというかなり画的にありえない感じに。
ほんと、お百姓さんごめんなさいという感じです。難民の方々とかに会わせる顔がありません。

どらちゃんはガムシロを。
ミルクを入れたコーヒーラーメン、いわば「カフェオレラーメン」は、確かにコーヒー特有の
苦味が緩和され、いくらかマイルドになりました。
ガムシロップを入れたコーヒーラーメンは、甘みが増える事により塩味率が低くなり、普通に
コーヒー味に近くなって飲みやすくなった、とのこと。
ミルクとガムシロ、双方に共通して言える事は、
「入れると幾分、食べやすくなる」
「どんどんラーメンからかけ離れていく」
いやあ。ほんとどうなんだろう。っていうか、何で俺たちこんな事してるんだろう。

かなり残念っぽいビジュアル
最初の二口目くらいまでは、「おっ!?意外とアリかも?」とか錯覚したりもしましたが、
五口目くらいでもうどんどん、一口一口がズシリと重くなっていくんですよね。
幸いチャーシューやメンマ、ゆで卵といった具は普通の味でしたから、具の味で騙し騙し
コーヒー麺を流し込んでいくという、何やら単純作業チックな体勢で二人は無言のまま
目の前の褐色と戦い続けました。

ゆで卵の白身と黄身の間にカフェオレという、普段そうお目にかかれないような光景

なんとか完食
まあ何も、スープまで全部飲み干す事はなかったんじゃないかと今になって後悔しておる
次第でございますが、半ばヤケクソ気味であった事も事実です。
人間、やればできるもんですね。
さて、このお店のオーナー(=コーヒーラーメンの考案・創始者)はとても良い方でして、
うちらみたいなバカな子にもやさしく笑顔で接して下さいました。
コーヒーサラダ麺が普通に美味しかったですから、他の普通のメニューはやはり普通に
美味しいんだと想像します。もし近所住んでいたなら、お気に入りのお店にしたいくらい。
コーヒーラーメンはもう頼みませんけどね。
今度この近辺に来るような事があったら、普通のメニューをオーダーしてみようと思います。
このお店は怖くないですよ!怖いのはコーヒーラーメンだけですよ!
コーヒー麺の乾麺を3袋買ったんですが、もう1袋おまけで付けて下さいました!
いや、できれば3袋中の1袋分の値段サービスとかの方が良
麺には太麺と細麺があり、太麺はよりもっちりした食感が楽しめます。
カルシュームも入ってるよ!
それにしてもコーヒーラーメン。食べた後、何故か猛烈に眠くなるんですよ。
コーヒー飲んでるようなものなのに、何故こんなに眠くなるのかと考えを巡らせたところ、
大量のコーヒーを飲んだのと一緒ですから、不眠にならないよう、バランスをとる為に
睡眠導入剤でも混ぜてあるんじゃないかという結論に達しました。
(そんなことはないです)
(たぶん)
最後に、うちらの隣の席にかなりハイセンスな物体を見つけたので、ご紹介したいと思います。

普通にコーヒー。
・・・・と思ったら、なんかネギが浮いてる。
コーヒー冷やし麺のめんつゆでした・・・。
コーヒーカップにめんつゆって・・・。
これが亜呂摩イリュージョン。この店の中に小宇宙を見た。
平然と2万光年くらいズレてるっぽい、ここ喫茶店「亜呂摩」。
みんなおいでよ!具合悪くなっちゃおうぜ!
-------------------- 喫茶店 亜呂摩 東京都葛飾区宝町2-19-16
2005年06月19日(日) |
遙かなる旅路〜幻のコーヒーを求めて(前編)〜。 |
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<今日のニャン様>

哀愁の後ろ姿
syggです。どうも。
「コーヒーラーメン」
世の中には色んな食べ物がありますね。
飽食の時代。人はそれぞれ個性を主張するようになり、常にオリジナリティを求め、様々な
モノが生まれ出ます。
食べ物における自己主張の強さ。その最たるものは、名古屋の喫茶マウンテンだと思います。
先日ふと話題にのぼり、ムクムクと好奇心を刺激されまして。
人柱食べに行ってみよう!と決めたのがこのコーヒーラーメン。
麺にコーヒーが練り込んであるのは当然、スープもコーヒーだという、まさにラーメンの革命児。
ラーメン革命。R.M.レボリューション。R.J.レイノルズ。
っていうか、それって既にラーメンじゃないんじゃないかという疑問は必死に払拭しつつ、
この限りなくマウンテンに近いフィーリングを経験してみよう、という事にあいなりました。
しかし事前調査によると、どうやらコーヒーラーメンは冬季限定商品のようで、その代わりに
夏季限定商品としてコーヒー麺を使った「もりそば」「冷やし中華」「サラダ麺」があるとのこと。
「コーヒー冷やし中華…コーヒーサラダ麺……コーヒーに…マヨネーズ…!?」
思わず絶句したくなるようなコラボレーションに、相手に不足なし!と武者震い。
意気揚々とかの地へ赴いた訳です。
そのお店は「亜呂摩」といい、京成線のお花茶屋駅から徒歩10分程度の場所にあります。
住所を頼りに彷徨っていると、じきにお店の看板が見えてきます。
沢山あったので、迷う事なくたどり着く事ができました。
  
かなり自己主張してます

超ボコボコにされてもなお交通安全を呼びかける、けなげな看板。

ついたー!
店内に入ると、初老の男性が出迎えてくれました。
この店のオーナーのようです。
=コーヒーラーメンの生みの親です。

店内は落ち着いた雰囲気の、普通の喫茶店といった感じ。
カウンター席が6つ。テーブル席が5つ。約25人ほどが腰掛けられる環境です。
店内のテレビには常にNHKが映されていて、でっかいカラオケセットも鎮座しています。

壁には至る所に風景や植物等の写真が飾られ、恐らくマスターの趣味なのでしょうか、
ご自身が撮影した写真が店内を彩っていました。
沢山あったトロフィーは、写真で何か賞をとった時のものなのでしょう。

店内のテーブル席のうち、2つはこのゲーム機をテーブルとして使用するというかなり懐かしい
風景を目の当たりにします。昭和を感じる。
俺は迷う事なく、まっすぐにこのゲーム機テーブル席に座ります。
コンパネが出っ張ってるので座りづらい。
なつかしいなあ。思えば俺が生涯初めて経験したアーケードゲームが、こういった喫茶店の
テーブルゲーム機でやった「プーヤン」だったなあ、とか、感傷に浸ってしまいました。

あいにくこのお店のゲームは「一発逆転」という、名前からしてかなりダーティーな大人的イメージ
のスロットゲームである事から、俺のセピア色の思い出は一瞬のうちに雲散霧消。
現実に引き戻された訳です。
しかし丁度マスターがオーダーをとりに来たようなので、丁度良かったのかもしれません。

メニューは右下のレッドゾーン以外は普通の喫茶店における軽食メニューと変わりなく、かなり
ドライカレーに心惹かれつつもとりあえず、アイスコーヒーとコーヒーサラダ麺を注文。

ああ、言い忘れてましたが、俺、コーヒー飲めません。
飲めない事無いんですけど、頭痛くなるんですよね。お子様ですから。
企画の根本に欠陥がある事に気づきましたが、今更路線変更できる訳もなく。
だからと言って、アイスコーヒーまでオーダーする必要は皆無なんですが、まあ、なんとなく。
俺の人生自体、こんな感じです。
コーヒーは、普通にうまいと思いましたよ。
コーヒーを飲みながら、店頭販売されているコーヒー麺(乾麺)の説明を受けました。

一袋2人前。250円也。
太麺と細麺があり、太麺はコシがかなり強い。ざるそばを作る要領で調理すればおいしく頂ける
とのこと。袋の裏に作り方も書いてあるから、初心者も安心です。
通信販売もされているそうですよ。

トロフィー群の下に、大量のコーヒー麺ストックが!
さあ、待つこと10数分。
いよいよ本日のメインイベント。コーヒーサラダ麺(コーヒーにマヨネーズ)の登場です。
この競演が、いったいどんな不協和音ハーモニーを奏でてくれるのでしょうか!

きたー!

すごく茶色!
・・・・・
安西先生・・・普通に・・・うまいです・・・・・。
ええとですね。多少コシが強くてモチモチした食感ではありますが、かなり違和感なく
ちゃんとしたサラダ麺ですよ。ってか、言われないと全然わかりません。
というのも、コーヒーサラダ麺とは言っても麺がコーヒー麺なだけで、その他タレや具、
マヨネーズに至るまで、普通のサラダ麺と変わらない代物だったのです。
むしろそのへんの普通のお店で出してるようなやつよりもよっぽどおいしい。
うん、いける。おかわり!(してませんけど)
なんということだ・・・。
いや、おいしくて落ち込むのはかなり間違ったリアクションだと、頭では理解しつつも
この無難な結果に呆然となりました。
こんなんじゃマウンテンに勝てないぞ!
「ごちそうさまでしたー!」
本当においしかったので、心の底からごちそうさまを言える筈なのに、何故こんなにも
俺の笑顔は引きつっているんだろう。精神を病んでるんだろうな、きっと。
会計の際に、何気に聞いてみました。
本当はコーヒーラーメンを食べてみたかったんですけどねー。冬季限定という事で、残念です。
あ、コーヒーラーメン、今やってますよ。
・・・え?
・・・・・
翌日も来店。決定。
たぶん明日につづく!
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