こんばんわ。 仕事が忙しく、又、体調もあまり良くなかったので、 久しぶりの日記になってしまいました。 日記を書かない間、 私はしみじみと「健康な体は財産だ」という事を感じていました。 当たり前の生活ができる私は本当に幸せなんだと。
病院では体や心を病んだ人がたくさんいます。 患者さんは必ず言います。 「病気になって初めて健康のありがたみがわかる」と。 そして、私達職員はその度に患者さんから教えられるんです。
ところで、病気にならない人はこの世にはいませんね。 病院に行った事がない人や薬を飲んだ事がない人はいません。 風邪になったら風邪薬。胃痛があれば胃薬。血圧が高ければ下げる薬。 必ず、薬が処方されます。
この方法を対症療法といいます。 今の症状をまず抑えて、体を楽にしましょう、という事。 短期間で良くなりますが、病気の原因を治療してないので、 結局は、一時的な方法なんです。 例えば、糖尿病の人が薬を飲んで一時的に血糖値を下げても、 日常の生活習慣が変わらなければ糖尿病は進行するばかりです。
医学の世界では原因を治療できない医者は偽者とされています。
実は、これ、鑑定の世界でも同じなんですよ。 悩みの解決方法やアドバイスは星の数ほどある。 勿論、その人にあった方法が。 けれど、その悩みの原因を解決しなかったら 又、人は同じ事で悩む。同じ事の繰り返し。 その人をみつめ、その根底にあるものは何か?を鑑定することが大事。
現在の苦しみ、悩みの原因は何か。 子供の頃の悲惨な出来事だったり、 過去の自分の行動や過ちだったり、 周りの環境や友人や家族だったり、 時には、 生霊や霊障と呼ばれるものだったり、 自分の前世から続く業や試練だったり、 原因は様々です。
鑑定の世界でも同じ、原因を究明し対処できない鑑定士は偽者だと思います。
「原因があるから、結果がある。」
ナポレオン.ヒルやナイチンゲールにも影響を与えたといわれる 私の大好きな哲学者ジェームズ.アレンの唯一の著書 「原因」と「結果」の法則という本にも哲学的思考で、 まずは原因を改善する事が大事だと書かれています。
今、私は三つの世界から簡単にお話しをしましたが、 実はこれ、お釈迦様の教えでもあるんですよね。
「因果応報」
本当はもっと、もっと奥が深い教えです。 私がこの場で解釈できるようなものでは、ありません。
以前の日記に善なる考えの根底(心髄)は皆、同じと書きましたが、 今日の日記の四つの世界、どれもが目指す所は 「人間の幸せ」なんです。
「私達はこの世に幸せになるために生まれてきた。 人の顔が違うように、学問として、宗教としての違いがあるけれど、 教えは、その人にあった方法で学ぶんだ。」
私が日記を書かない間、真剣に考えていた事です。
今の貴方が自分の気持ちの原因をみつけ、 それを改善できますように。 明日も又、貴方にとっての良い一日を。
こんばんわ。 前回の日記に「貴方にも守護霊がいるのですよ。」と書きましたが、 守護霊についての質問が多かったので、 今日は守護する霊の存在についてお話ししたいと思います。
「私の守護霊はおじぃちゃんですか?」 「私がこんなに運が悪いのは、守護霊がついてないから。」 という内容のメールやお手紙をよくもらいます。
これから、お話しすることは 私が心の師と仰ぐ、密教僧侶の六明師から教えて頂いた事ばかりです。 勿論、以前も述べましたが新興宗教ではありません。 僧侶として、国からの免状もあり、 現在も無償で身寄りのない方々(ホームレスの人達等)の葬儀を されたりしていて、大変慈悲深い方です。
よく、テレビの中の霊能者の方が、 「貴方の後ろには、亡くなったおじいさんがいます。」 と言ったりしますが、あれは実際に見えている事を話しているんでしょう。 間違いなく、霊的な力を備えているんだと思います。 ただ、見えている範囲が狭いのです。 通常、生きている人間の後ろに立つ霊は守護霊ではないのです。 それは、背後霊と呼ばれるものです。
背後霊とは、貴方に助けを求めている霊です。 ご先祖様や身内の魂が生まれ変わる為の供養を望んでいると言う事。 背後霊は血の繋がりがない場合もあります。 貴方のだす波長と、供養されず成仏できていない霊との波長があった場合には、 貴方に頼り、貴方に救いを求めてくる事もあるのです。
守護霊とは、貴方を身守る霊です。 生まれ変わる必要がないくらいまでに、到達した魂、神仏に近い霊魂。 守護霊は、血の繋がりがない場合が殆どです。 背後ではなく、通常は人の頭の上のほうにいます。 貴方が慈悲の心で生きる時、貴方が正しい道を歩む時、 貴方を守り、貴方に近づき、導きを与えてくれるのです。
人はこの世に、幸せをつかむ為に存在しているのです。 過去(前世)での過ちや間違いをもう一度、 やり直したいと考えて生まれて来るのです。
守護されていない人はいません。 人には必ず、守護霊がつています。 ただ、その人の考え、行いが誤っている時は 守護霊は貴方から、ずっと遠くに離れ、 貴方と波長を同じにできないでいるのです。 その為、守護霊からのメッセージも貴方には届かず、 離れた隙間に「魔」と呼ばれるものが入りやすくなります。
アメリカでは霊的な研究が盛んに行われていて、 守護霊の事を「マスター」と呼ぶようです。 宗教書ではなく、学問としての本が出版されているので、 一度、興味がある方は読んでみるといいですよ。
背後霊と守護霊との違い、わかりましたか? ちょっと、難しいですか? 霊的な事は伝える事が本当に難しいですね。
私は自分の書いてある文章を読むたびに、 果たして、何人の人が理解してくれているのか、と思います。 伝える事は本当に難しい。 でも、私は貴方にどうしても伝えたい。 貴方に、幸せになってもらいたいのです。 私の願いは、ただそれだけです。
貴方がどうか、守護霊の存在を感じ、 常に正しき道を歩むことができますように。 貴方の心の波長が乱される事なく、 毎日を生きることができますように。 心から、思いをこめて。 どうか、明日も良い一日をお過ごし下さい。
2003年10月20日(月) |
自分を見つめるための物語。 |
「自分が今、人生のどの部分にいるのかわからない。 そんなに、真剣に人生について考えた事なんてない。 今の自分の気持ちが大事。 自分を見つめる事をしなさい。って言われたけど、 どうやって、見つめるの?」 相談者の方から、こういうお手紙をもらいました。 彼女は20代後半の女性。 今、真剣に自分の将来について、考えています。
今、この日記を読んでいる貴方も、彼女のようにどうしていいのか わからないと思っていますか? 私も同じでしたよ。 いつも、偉そうな事ばかり、書き連ねていますが、 私のこの思い、考えは、周りの人達から授けられたものばかりです。 師匠にも、色々な事を学びました。 そして、今まで読んだ数々の書物からも。
彼女の質問に答える為に、今日は昔読んだ本から、 ひとつの物語を紹介します。 どの本だったのか、もう忘れてしまって、著者も不明です。 お許しください。
主人公は自分を探すための旅にでます。 彼(彼女)は自分がどうして生きているのか。 生かされている、何か意味があるはずだ。と思っていました。 でも、どう考えればいいのか、わからない。 旅の中で色んな人に教えをこい、 様々な人を見ながら常に自分と照らしあい、 どんなに小さな出会い、出来事にも、意味を見出そうとしました。 ある日の夕暮れ、彼(彼女)は海にでました。 砂浜は気持ち良く、旅の疲れもあり、少しの間横になる事にしました。
彼(彼女)は夢を見ていました。 夢の中では何人もの人が、海の中にいました。 それぞれの人が、好きなように行動していました。 ある人は、向こう岸の島でのんびりと昼寝をしています。 ある人は、とにかく必死に、泳いでいます。 ある人は、ただひたすらに、海の中を歩いています。 ある人は、ただじっーと、海の中で考え込んでいます。 ある人は、海の生き物達とたわむれ、遊んでいました。 ある人は、泳ぎ方を知らないのか、溺れそうになっていました。 ある人は、回れ右をして、戻ってくるところでした。 そして、目が覚めました。 (自分は海の中でどう行動するんだろう) (今の自分はどうしているのか) しばらくの間考えていた主人公は、 家路につく為の準備を始めました。
この物語は、私が自分の人生を見つめるための材料になっています。
自分を見つめる事。 自分が人生のどの部分にいるのか。 物語を考える事がその答えを見つけるためのヒントになるかもしれません。
本当は生きる意味など考えなくてもいいのですよ。 私達は生きているのではなく、 生かされているのですから。
人はこの世に幸せになる為に、存在しているのです。 貴方も勿論、神仏からのご加護を受けています。 貴方にも勿論、守護霊がいます。 ただ、貴方の歩もうとしている道が、 近道なのか、回り道なのか、違いはそれだけです。
今日も又、難しい日記になっちゃいましたね。 いつも、本当にごめんなさい。 私の性格なんでしょうね。これが。
どうか、明日の秋晴れの中、 貴方が小さな出会い、出来事からも 大きな意味を見出す事ができますように。 良い一日をお過ごしください。
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