遠くにみえるあの花火に
DiaryINDEXpastwill


2004年10月05日(火)

電車の吊り広告をぼんやり眺めていたら、ラストクリスマスというタイトルにぶつかった。

ううーん。もうクリスマスか…と、一瞬めまいがしかけたけど、今年ももうあとカレンダー三枚分しかないのだから、クリスマスだってもうすぐだよなぁと思う。

クリスマスって、もしかして独身者の特権かしら?
そんな考えが浮かんだ。

結婚すると恋のときめきから縁遠くなるように、クリスマスのときめきからも縁遠くなるのかしら。
始まったばかりの恋の、えもいわれぬ楽しさ。どきどきして嬉しいあの感じ。
クリスマスも、恋をしているととてつもなく重大な意味をもつ。切なさと期待がまじったり、時には勇気をふりしぼったり、別れがやってきて、すごく孤独になったり。

結婚しても恋していたいと思う。
あんなに楽しい感情って他にないと思うから。

今年のクリスマスはどんな風に過ごすだろう?

恋する気持ちがその時あればいいと思う。





2004年10月01日(金) どの呼び方も正解じゃない

すばらしき晴天。

さわやかな秋晴れ。

秋だなぁ。
秋は大好きだ。



小説の中で、しばしば「夫」という人称代名詞を使ってきたけれど、
いざ自分に夫ができてみると、
日記に「夫」と書くことにすごく抵抗を感じている。

「夫」とか「妻」とかいうよりも、
「パートナー」なんていう方が、まだ近いかもしれない。

パートナーだなんて、私にはこそばい言葉だけれど。
「夫」では他人ごと過ぎる気がするし、
「旦那様」という程うやうやしくもない。

パートナー。
なんとなく、独立した者同士が対等に向い合っているイメージ。

でも、
実はもっと、お互い甘やかしあっている。
私たちは二人でいる時、ぜんぜん独立していない。
もたれあって、よしよしし合っている。

江國香織さんがどこかで言っていた、
大人だからこそ、思いきり甘やかし合うことができる、と。

本当に、その通りだと今は思う。

私は彼のことを許していて、彼も私のことを許している。
お互いに許しあえる相手がいることの幸福を、ちゃんとわかっている。
だからこそ、よしよしできる。

この人だけ。
この人だけは特別。

そんな風に思いながら、彼のことを甘やかしている。
そのことが良いにつけ悪いにつけ、
私たちの関係はそんな風だ。

パートナー?
夫?
旦那?
主人?
亭主?

どの呼び方も正解じゃない。

正解はこれから二人で見つけようと思う。





2004年09月30日(木) 世の中にはいろんな共同生活がある

台風一過。
それにしても曇り空の日というのは、どうしてこんなに眠いのだろう。
目が覚めない。
頭の中に、もやもやっとした霞がかかっている。
ずいぶんな質量の霞。やわじゃないやつ。

お昼を目前にして晴れ渡る空。
台風が過ぎたあとは、大掃除のあとみたいにぴかぴかだ。





世の中にはいろんな共同生活があると思うけど、
私が私の旦那さんとしている共同生活は、
どう呼べばいいだろう?

特に夫婦めいてもいないし、特に友人めいてもいない。
仲のいい兄弟みたいでもないし、恋人の延長という感じでもない。

それとも私がよくわかっていないだけで、
夫婦ってこういうもんなのかもしれない。

こういうもんって、
たとえばお互い怠惰な気持ちなのに、
ちゃんと朝ごはんつくったり夜ご飯つくったり、とか、
代わりにお皿洗ったり、お風呂の準備したり、とか、
でも今日はどうしても眠くて眠くてしかたないから、
お風呂も入らずに、ぐーぐー寝てしまうとか。

リラックスしてるけど、ちゃんと相手のために動く、ってこと。
文句とか言わなくて、かわりに
よしよしってすること。


夫婦が100組いたら、100通りの夫婦のあり方があるんだろうな。
で、私たちのは101通り目なんだろう。
だから夫婦めいていないと感じる。

私の知ってる夫婦は、私の両親くらいなものだからね。


まだ共同生活は始まったばかりで、
これからどうなっていくか分からない。
そのうち文句ばっかり言って、よしよしすることを忘れるかもしれない。

でもそういう風になったらなったで、
それもまた一つの私と彼との夫婦関係ってことになるんだろうなぁ。

血のつながっていない誰かとずーっと暮らしていく。
それって、経験が無いだけにどうなるか先が見えない。

大学時代、友人と二人暮しをしている知り合いがいたけど、
どんな気持ちだったんだろう?





最近話題のプログ。
私もちょっと試してみたいと思い始めています。。。





豆ごはん |MAIL

My追加
素材提供