また台風。
たくさん、びしょびしょと雨が降っている。
私は今日も睡眠不足ぎみで、頭がぼんやりしている。
昔よく思っていたのは、
どうして人間は物を食べなくちゃいけないんだろう?
どうして睡眠をとらなくちゃいけないいだろう?
そんなこと。
物を食べなくても生きていけたらいいのに。
食べたい時にだけ、楽しみの一つとして食べることができたらいいのに。
睡眠も、4時間くらいとればいい、というのならどんなにいいだろうと、
そんな風に考えていた。
そのことをふと、思い出す。
*
電車の中で眠るのって、どうしてあんなに気持ちがいいんだろう。
結婚をして、引越をして、よく電車に乗るようになった。
30分も電車に揺られていると、うとうとと眠くなる。
ぐーっと深い眠り。
ぱっと目が覚めた時の朦朧とした感じ。
でもちゃんと、降車駅の前で目が覚める不思議。
*
最近になってから気づいた好物に、フィナンシェがある。
マドレーヌのことは昔から知っていた。
甘ったるくて、好きです、と言うほどではなかった。
(もちろん嫌いでもなかったけれど)
マドレーヌとフィナンシェの違いはどこにあるのか、
その作り方を全く知らない私には、その違いを述べようがないけれど、
形だけは違うので、違うものだと分かる。
焼き菓子なのだから、小麦粉と卵と砂糖を使うという
基本のところは同じなのだろうけど、
いったいどこの分かれ道からあんなに違うものができるのか。
フィナンシェ。
あの絶妙な弾力とやわらかさとこうばしさ。
デパートの地下でそれを見つけるたびに誘惑される。
もっと子供のうちから知っておきたかった。
いただきものにフィナンシェがあったりすると小躍りしたくなる。
らったった〜♪と。
こういうとき、私は誰の許可がなくともフィナンシェを買うことが出来る。
大人になってよかったなぁと思うのだ。
2004年10月07日(木) |
まずは環境を整えてから |
刻一刻と秋が深まっていく。
今住んでいる家の近くには、残念なことに金木犀を植えているお宅が見当たらない。
だからまだ今年は金木犀の香りを嗅いでいない。
ああ、なんてことだろう。
今週中には実家に一度立ち寄ろうと思っていたけど、
それも難しそうだ。
9日〜11日の三連休は、旦那の祖父母を訪ねて東京へ。
それから箱根で一泊温泉旅行。
それはそれでとても楽しみなのだが、やるべき細々としたことが
先送りされていて気がかりでならない。
先週の土日はずっと家にいたけれど、
散らかり放題の部屋の掃除と洗濯に追われて、
写真の整理やら御礼の手紙やらにまで、手がまわらなかった。
ああ。
こんな調子でやりたいことやるべきことが後回しになっていく。
いいんだろうか・・・。
日々、生活していくだけで精一杯。朝起きてごはんを作って、
働いてまたごはんを作って食べて寝て・・・。
なかなかのんびりとした時間を持つことができない。
*
やりたいことだけは、てんこもりにある。
その一つがホームページを開設すること。
だけどなかなかゆっくりとパソコンに向かって腰をすえて
あーでもない、こーでもないとやる時間がとれない。
まずは環境を整えなくては。
どんな風に作るか、どうしていくか、まだ何も定まっていない。
頭の中だけで漠然としたイメージはあるけれど、
とてもじゃないけど形にしていく余裕がない。
ゆっくり、焦らずにやろう。
ゆっくりと。
*
読みたい本も積もっていく。
「間宮兄弟」江國香織著
「アフターダーク」村上春樹著
「海のふた」よしもとばなな著
「はつ恋」よしもとばなな著
読書の秋だなぁ。
2004年10月06日(水) |
水曜日だから天気も◎ |
私の大好きな水曜日。
小学生の頃、4時間目までで授業の終る水曜日が好きだった。
まだ太陽の高いうちに、ぶらぶらと学校の外を歩く開放感。
あの頃、アスファルトをうすいゴム底のスニーカーで歩いていた。
あのぺたぺたとした頼りなげな感触の、
でもなんとなく、庇護されている感じ。
そういうあれこれを思い出す水曜日。
「国語・算数・図工・図工、ってイメージやなぁ。」
そんな風に彼が言う。
本当にそうだねぇと思う。
授業が少なくて、何かうきうきするような日だった。
水曜日。
そんな心楽しい気分が、今もまだ続いている。
*
冬の気配のする物語が好きで、いつかそういうものを書きたいと思う。
いつか、ではなくて、今、でもいいのだけど、
なかなか自分をさえ納得させることができる物語を書く力量がないので、
好きな物語をへたに書くことができない。
まして、周囲を楽しませる物語は夢のまた夢。
でもうずうずと、また自分だけの物語が欲しくなってきていて、
自己満足でもいいから何か書こう、と、思う。
うん。何か書こう。